食の都、芸術の都 ── フランス、パリを形容する言葉は数多い。
パリを訪れたら、美術館に行って、おいしいレストランで食事をして、と
あれこれ欲張ってしまいがちだけれど、
たまにはちょっと毛色を変えて、
のみの市巡りをしてみるのはどうだろう。
骨董品は、人生で必要不可欠ではないかもしれない。
ガラクタは、生きる上で不必要かもしれない。
でもそんな物たちや、それらに情熱を注ぐ人たちとの出会いは、
心を彩ってくれるかもしれない。
ロンドンから列車や飛行機でたったの数時間。
のみの市の楽園パリで、
たまには人生を豊かにするムダ時間に迷い込んでみませんか?
(文・写真 : Ren Izuta)
のみの市の楽しみ方
世界一の規模を誇るサントゥーアン(Marché aux Puces de St-Ouen)と、典型的な古物商のいるヴァンヴ(Marché aux Puces de la Porte de Vanves)を歩いてみよう。サントゥーアンには1500人、ヴァンヴには400人のディーラーがいる。自分のペースで好奇心に身を任せて歩くのが一番だが、いくつかのポイントとなる店を紹介しよう。
サントゥーアン(クリニャンクール)のみの市
Marche aux Puces de St-Ouen
最寄駅: ポルト・ド・クリニャンクール
(Porte de Clignancourt: 地下鉄4番線)
開催日: 土 9:00-18:00、日 10:00-18:00、月 11:00-17:00
www.parispuces.com

ヴァンヴのみの市
Marche aux Puces de la Porte de Vanves
Av Marc Sangnier / Av Georges Lafenestre 75014 Paris
最寄駅: ポルト・ド・ヴァンヴ(Porte de Vanves: 地下鉄13番線)
開催日: 土・日 7:00-13:00
(Av Georges Lafenestre の一部店舗は15:00頃まで)
http://pucesdevanves.typepad.com


サントゥーアン(別名クリニャンクールのみの市)には美術骨董品からガラクタまで様々な物が並ぶ。どんな代物と出会えるか。物と同時に出会うのは、骨董品の陰からぬっと現れる店主。楽しみは尽きない。
30年前からジュークボックス専門店を営むのは、アデルさん
とセルジュさん(ポール・ベール通り23番地)。自慢の品は1956年米国Seeburg 社製V200モデル
。スイッチを押すと一枚ずつレコードを選択する様子が見える。70年代製以降は中の機械仕掛けが見えなくなるため、それ以前の物の価値は非常に高い。
60年前からジャン=ピエールさんが構える Docks de la Radio(ジュール・ヴァレス通り34番地)は、アナログの音響機器と映像に関わるすべての部品、機械を扱う店だ
。蓄音機やモールス信号の機械、ミニテルなどが所狭しと並ぶ。
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マルシェ・ポール・ベールには有名な台所用品専門店Bachelier Antiquitesがある。店主のフランソワさんお勧めは、1900年前後に作られたブナ材の肉切り台
。当時は仕事に誇りを持つ肉屋の大将が、他店と差をつけようと、とびきりの備品や家具をあつらえた。
マルシェ・セルペットではライター専門店Stand très à l'Etroitへ。猫の毛を入れて静電気で火を付ける18世紀のライターや、クルミ材の胴体にブロンズのカタツムリの装飾がついた見事なライター。そして火打石で火を付ける銀糸で編んだ19世紀の火打ち袋。子供の頃から収集していたというアランさん
は、奇妙奇天烈、もしくは美しい調度品のライターを扱う。
続いてフランス最大級の古書店Librarie d'Avenue(ルキュイエ通り31番地)。600㎡の広さに15万冊の本が並ぶ店内では、パリ生まれの画家、トポールのイラスト本から17世紀の料理本、19世紀のスイス人外交官の日本旅行記など珍しい本にたくさん出会える。「出版されたすべての本を救う」をモットーにベリエさん
が営むこの巨大古本屋は、今年50周年を迎える。
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老舗中の老舗、サントゥーアンのパッサージュで祖母、母に続きビンテージの洋服を扱う3代目サラの店(Chez Sarah)では、1930年のBroderie de Lunévilleと呼ばれるドレスを着た美人のマネキンが出迎える。
ヴァンヴのマルク・サンニエ通りにも専門家は多い。その昔、市場で果物やコーヒーなどを販売するときに使っていた袋を売るMissy。20世紀前半の大衆芸術と奇妙な骨董品を扱うモーリスさんの店では、1920、30年代に使われていた手錠を発見
!モーリスさんいわく「鎖部分の職人技が最高」。他にも1920年代のビー玉の目が光る猫の形をした鳥よけや、同じく20年代の洗濯道具などが並ぶ。
インテリア・デザイナーでもあるジェラールさんのデッサン原本専門店はエリザベス・アーデンのショーウインドー用デザイン原画などレアものがいっぱい。ヴァンヴのディーラーのまとめ役はこの道40年のジョスリンヌさん。テキスタイル専門店Amélie Textilesを営む彼女のお勧めは1940年代の毛糸の手編みのビキニ
。
午前中が主体のヴァンヴでは、足しげく通うとコレクターとも顔なじみに。趣味が高じて展覧会まで開いたという、フランス随一のボタン収集家アリオさんもその1人。彼いわく「ボタンの中に宇宙がある」。
のみの市探訪は実に深い。人間の歴史をひも解く考古学や文化人類学のようだ。
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美しい物や人、奇妙な物や人を見た後には、うまいものが食べた くなる。カフェやレストランが多いサントゥーアンで、質、量と価 格のバランスがいいのがレバノン料理屋Elissar。Formule Elissar
は鳥、子羊、ひき肉の串焼き盛り合わせが気前のいい量で登場だ。 タブレなどの前菜もおいしい。手早く済ませたい人にはハンバーガーやクラブ・サ ンドイッチを出すAu Roi du Café がお勧め(昼時は混み合うので注意)。骨董品同 様、本物志向の人は、レストランLe Biron でポトフの骨髄添えをどうぞ。
一方、午前中にほとんどの店が閉まるヴァンヴでは、行商人が活躍する。舞台女 優でもあるダンさん
は、手作りのカヌレやサンドイッチなどを売って歩く。ピス タチオとフランボワーズのフィナンシエがお勧め。
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Elissar
11 Rue Lécuyer 93400 St-Ouen
Tel: 0033(0)1 40 11 35 56
Au Roi du Café
32 Rue Paul Bert 93400 St-Ouen
Tel: 0033(0)1 40 12 47 33
Le Biron
85 Rue des Rosiers 93400 St-Ouen
Tel: 0033(0)1 40 12 65 65
photos ①〜⑩ : ©Ren Izuta
サントゥーアンには音楽の伝統が生きている。ジャズ・マヌーシュ とガンゲット(キャバレー音楽)だ。 創業50年以上のカフェ・レ ストランLa Chope des Puces(ロジエ通り122番地)はジャズ・ マヌーシュの殿堂。ジャズにロマ音楽を取り入れたマヌーシュ・ス ウィングの生みの親ジャンゴ・ラインハルトゆかりの場所でもある。親子3代、こ の店でジャズ・マヌーシュを演奏するガルシアさん
の演奏を聴こうと、土日は 14時になると人でごった返す。
スイングの次は、ディープなシャンソンを。レストランChez Louisette(マルシェ・ ヴェルネゾン内)は1930年代から続く老舗。ここでピカソは店の紙ナプキンに鳩 を描き、ジャン・マレーやゲンズブールなど多くの有名人も訪れた。50年代のシャ ンソンのレパートリーの数々を「生きるモニュメント」の異名を持つ看板歌手マヌ エラさん(芸術文化勲章受章)がまったりと聴かせる
。
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La Chope des Puces
122 Rue des Rosiers 93400 St-Ouen
Tel: 0033(0)1 40 11 02 49
Chez Louisette
136 Avenue Michelet 93400 St-Ouen
Tel: 0033(0)1 40 12 10 14

かなり上級者の歩き方を挙げよう。まず、週末の早起きは必須。 3時、4時に活動を開始する。 サントゥーアンならばジャン=アンリ・ ファーブル通りからスタート。数件あるDebarras(納戸一掃の店) には相続の品や引っ越し、物置一掃などで回収された中古の品が無 造作に置かれてあり、とんでもない宝が出ることもあるという。ファーブル通りで 28年間スタンドを開くババさん
は、このエリアで知らぬ者はいない人物。銀の フォークやナイフ、陶器などあらゆるものをテーブルに広げており、目利きが必ず チェックする場所だ。目利きの勝負は薄暗い週末の丑三つ時。週末の早起きは得す ることもあるらしい。
古物商とは過酷な仕事。平日は休みなしで必死に商品を探し回る。オークションや 個人宅、古い家の売却など、どこにでも飛んでいく。商品のメンテナンスや搬出・搬入 など、体力勝負の仕事でもある。毎週のように収集家でにぎわうのも、彼らあってこそ。
photos ⑪ 〜⑬ : ©Ren Izuta
のみの市の歴史

フランスでは、14世紀からくず物屋(chiffonnier, biffin)など中古品を扱う商売が法制化されていた。パリの随所にあった、くず物屋や古物商(brocanteur)によるボロ市も、17、18世紀と度重なる警察の検閲でパリを締め出され、郊外に避難する。今では世界一ののみの市サントゥーアンも20世紀初頭までは雑草に覆われた荒れ地だった。19世紀末より、個人宅から中古の家具や古布やシーツなどのテキスタイルなどを買い付ける古物商や、古着など捨てられた廃品を回収するくず物屋がぞくぞくと集まる。誰が呼び始めたかは不明だが、「のみの市」と呼ばれた市は「marché à la ferraille(くず鉄の市)」とも言われていた。

20世紀最初に整備されたのは、サントゥーアンのマルシェ・ヴェルネゾン。9000㎡の土地の地主、ロマン・ヴェルネゾンが古物商やくず物屋にバラック小屋を貸し出した。まもなくアルバニア人のカフェのオーナー、マリック・ハジュルラックが3000㎡の土地を購入し、100軒程のバラックを立て古物商に賃貸する。定着場所を求める古物商たちは協同組織を作り、隣接する野菜畑の地主と交渉し200軒の骨董商が誕生、マルシェ・ビロンとなる。一方、パリの南西の入り口、ポルト・ドゥ・ヴァンヴには1920年頃からのみの市が始まった。

第二次大戦中のサントゥーアンは、陶器のティー・セットと引き換えにジャガイモ1袋というように闇市と化し、物々交換が行われていた。ユダヤ人商人はドイツ軍占領下で財産を没収され、迫害された。 パリと同時期に開放されたサントゥーアンは戦後復興する。1946年にポール・ベール、70年代にセルペット、近年では89年にマラシ、91年にドーフィンヌといった市場が相次いでできて、世界最大の広さを誇るのみの市となった。
大規模になったのみの市は、現在では管理会社が統括する場合が多い。80年代の栄華を経た後、21世紀になると米国人顧客が減り、金融危機のあおりを受け不況で店を閉める人もちらほら。そんな中、救世主となるのは最近増え始めた20代、30代の若いディーラーだ。インターネットなど時代の手段を駆使し営業力を発揮しつつも、やはり大先輩たちのような膨大な知識の生き字引になりたいと、修行の日々を送っている。
photo⑭: Restaurent Le Paul Bert ⑮: ©www.parispuces.com ⑯: ©Ren Izuta



在留届は提出しましたか?














「腐った小道」と訳すことのできる「Rotten Row」は、ロンドン中心部にある巨大な王立公園ハイド・パークの中にある。Hyde Park Corner駅を出てすぐに見える、公園内の各所に敷かれた乗馬用の土道の一つがそれ。

直訳すると「心臓が血を流している庭」になる、何とも恐ろしい通りが、「Bleeding Heart Yard」。ホラー映画もびっくりのこのおぞましい名前が付けられた経緯については諸説ある。一つは、17世紀前半にこの地区で起こったある貴族女性の殺人事件が関連しているというもの。
英国王室メンバーの結婚式や葬儀の式場になることの多いセント・ポール大聖堂の近くにあるのが「Amen Court」。中世においては、祭礼などの際に教会へと向かう行列が、「アーメン」と言って祈りを捧げた場所だという。
テムズ河の南岸でシェイクスピア劇を演じるグローブ座近くにあるのが「Bear Gardens」。夏になると屋外でビールを提供する「ビア・ガーデン」と、ちょっと響きが似ている。
毎週金曜日に魚市場が開かれていたからという理由で、「Friday Street」と名付けられたというこの通り。カトリック教会においては、イエス・キリストが受難を受けたという聖金曜日に鳥獣の肉を食べてはいけないという戒律がある。そこで英国のカトリック信者たちは、聖金曜日を迎えると、代わって魚を買いにこぞって出掛けたものだった。この習慣を反映してか、英国内には金曜日に魚市場が開かれる場所が数多いという。「Friday Street」と名付けられた通りは、ロンドン郊外サリー州、イングランド東部サフォーク州、同南部のサセックス州にもある。
速足で歩かなければいけない通りなのかな、と思わせる通り名。実は、ジョン・クイック(John Quick)という名の喜劇役者の名前から取られている。産業革命の真っ只中にあった英国を統治し、アメリカ独立戦争に敗れた英国王として知られるジョージ3世の大のお気に入りだったというクイック氏は、18~19世紀にかけて主にロンドンのコベント・ガーデンの劇場に登場する舞台俳優として人気を博した。引退後は、イズリントン地区に構えた家で老後を静かに過ごしたという。近所のパブにもよく顔を出したという彼は、同地区の名士として地元民に記憶されている。


ロンドン南部ワンズワース地区のトゥーティングにある通り。同地区のカウンシルの広報課にその名前の由来を問い合わせても、「さっぱり分からない」との答えが返ってくるのみ。誰がいつどんな理由で付けたのか分からない、そんな地名もある。


シロップがミックスされ、仕上げにフレッシュ・ミントが飾られた、すっきりとした一品。確かに、庭仕事の合間のリフレッシュに最適だ。時折、手作りのお菓子もバーに並ぶのだとか。週末にはDJが入り多くの客で込み合うので、このバーの良さをじっくり楽しむのなら、平日または週末の早い時間に訪れるのがお勧めだ。
ップル・ジュースをステアした、香りの良い、さわやかなカクテルだ。仕上げにライムの上に載せた角砂糖に火を点けると、青い炎に包まれた甘いライム・ジュースがゆっくりとグラスの中へと落ちていき、一段と洗練された味を楽しむことができる。メニューにはフレーバー・マップなるものが添付されており、軽いものからリッチなもの、またフルーティーからフル・ボディまで細かく分布されている。カクテル初心者にも、気分に合った一杯を選んでもらおうという気配りだ。
み通りにカクテルを完成させる楽しさがあり、さらに独特の重量感で手になじむクリスタル・カット・グラスなどの小物が、ラグジュアリーな気分を盛り上げる。フードのオーダーが必須ではあるが、意外にも、バーガーとバーボンの組み合わせが人気なのだそう。
テアする。まろやかな甘みにスパイスと葉巻の風味が絡み合う、大人のための逸品の完成だ。メニューのユニークさもさることながら、その媚びないスタンスにも注目したい。電話予約必須/スーツ着用不可/10人以上のグループお断り。すべては、訪れた客に心ゆくまでくつろいでもらいたいからこそのこだわり。いつもと違う、粋な夜遊びに、ぜひ。
香りを、十分にシェイクされた卵白が程よく和らげる。隠し味はもちろんルバーブだ。クラシカルな絨毯とモダンな家具、そこにさりげなく置かれたダミアン・ハーストやサラ・ルーカスなど、著名なアーティストたちの作品。ソーホーらしい、一分の隙もないスタイリッシュで豪奢な空間は、背伸びをしてでも一度は訪れてみたい。
物が飾られ、そばに置かれた箱には、誰でも自由に試着できるファンシー・ドレスがいっぱいに詰まっている。お勧めドリンクを頼むと、出てきたのは大きなティー・ポットにカップ & ソーサー。ポットから注がれるのは、ウォッカ・ベースのオリジナル・カクテルだ。ユニークなバーで、秘密の時間を楽しもう。
ティーニ。マティーニ専用のトロリーが客席を回り、リクエストに合わせて調合してくれる。ベースとなるお酒と、風味を付けるビターとの組み合わせで、何種類ものオリジナル・マティーニができあがるという。ビターは自家製、氷は通常の10分の1の速さでゆっくりと溶ける特殊なものを使用している。特別な夜に、最高級の時間を過ごしてみたい。
のラム&コークも、ただのラム&コークとは大違い。「ロンサカパ23」という種のラムに、自家製のコーラ、そこにオレンジ・ビターが加わって、深い味わいのカクテルであるのはもちろんのこと、なんとガラスのフラスコに入り、もくもくとあふれ出すドライアイスの煙とともに頂くという洒落た演出付きだ。日曜にはジャズ・ピアノの生演奏も。
の美しいカクテルは、リンゴの蒸留酒カルバドスとアプリコット・ブランデーのほどよい甘さが女性に好評。ビーカーにフレッシュ・フルーツを次々と搾り、ビフィータ・ジンやソーダとステアする「サマー・ジン・パンチ」は、ドライ・ジンとさわやかなフルーツの爽快感が絶妙で、季節を問わず人気がある。ゆったりとしたロマンティックな店内で、恋人たちの時間を過ごすのはいかが。






世界最古の楽器の一つとされる笙。日本の宮廷音楽、雅楽の中で脈々と受け継がれてきたこの楽器を世界に知らしめた第一人者、宮田まゆみ。ヨーロッパの前衛音楽シーンでも注目を集める宮田が、「ロンドン・シンフォニエッタ」とともに、伝統的な雅楽に加え、武満徹など著名な現代作曲家の作品を演奏する。
Tradition & Exploration:


1949年生まれ。イングランド北東部ノーサンバーランド在住。同北西部リバプールで薬局を営む父親の下に生まれる。ダラム大学でビジネスを学んだ後、検眼士として働き始める。同北東部タインサイドでメガネ屋のチェーン店を展開。その後、店舗を売却して不動産開発業者となる。主に同北部、北東部でオフィス・ビルの開発を行っていたが、1999年、ロンドンのキングス・クロス地域の倉庫ビルを購入。2008年、同地にオフィスとアートの複合施設、キングス・プレイスをオープンさせた。





















1939年3月29日、ロンドン西部生まれ。10歳で柔道を始める。15歳で学校教育を終えた後、電気技師として働く。18歳から2年間、軍隊に入隊。20歳で結婚。26歳のときにロンドン最古の剣道道場「念力道場」に通い始め、68年にミドルセックスで新たな道場(後の「無名士」道場)を設立する。これまで数多くの国際大会に出場。74年には欧州剣道選手権で団体1位、79年の世界剣道選手権では団体5位に入賞している。99年、7段位を取得。





大好きなシェフの、自慢のデザートなのだそう。
ないこだわりなのだとか。1階部分ではカジュアルな、けれども心のこもったパブ料理が、2階ではバラエティー豊かなダイニング・メニューが楽しめる。
ニオン・スープは、ずっしりとした食べ応えがあるふくよかな味。パブに居ながらフレンチ・ブラッスリーにいる気分が味わえる場所だ。
に挟まれたトフィー・アイスクリームを。何を試しても、これぞグルメと納得のオリジナル料理がそろう。
ハーフォード牛をメインに、低高温を巧みに使い分け、3度に分けて揚げたチップスと、付け合わせにまでこだわった、確かなホスピタリティーを感じる一皿だ。
絶たないのだとか。マスタードの入ったマッシュ・ポテトも、パイのお供にぴったりだ。また、できるだけ多くのメニューにオーガニック食材を取り入れているとのこと。ほっこり温まるにはぴったりの、落ち着いた空間だ。
フィッシュ・シチューなどシーフードが中心だが、マッシュ・ソーセージやステーキなどの肉類も。メイン・コースの一部は月~金曜までの日替わりで、デザートには、アッ プル・シュトゥルーデルにジンジャー・アイスクリームなど、季節にぴったりのメニューがそろう。この冬は、アイリッシュ・フードで温まってみては? 
きるサンデー・ローストが大人気。大きなロースト・ビーフを家族に切り分けるお父さんたちが何とも微笑ましい。子供も犬も大歓迎のパブなので、ぜひ家族そろってどうぞ。 
が並ぶ。またこちらでは、フランスのワイン畑に足を運んで、様々な料理に合うオリジナルのワインをプロデュースしている。軽すぎず、そして深すぎない口当たりの良い味、ぜひ食事のお供に。

1. 商店の看板が出せない
2. パラボラ・アンテナが 付けられない
3. オフィスに冷房を設置できない
4. テラスを設置することができない
5. 内装工事さえも禁止された
6. セント・ポール大聖堂の見晴らしを妨げてはならない







