ある日小さな新しいメンバーが加わったら、
それからはもういつだってリトル・プリンス&プリンセスが主役。
それは分かっているけれど、たまにはママやパパだって、
お出掛けをのんびりと心ゆくまで楽しみたいはず。
今回はそんな勝手な老婆心から、大人も満足できる
キッズ・フレンドリーなカフェ&レストランを厳選取材。
家族そろって満喫する休日に、ぜひお試しあれ。
![]()
The National Dining Rooms at The National Gallery
アートよりフード?いいえ、どちらも満喫しよう

Free Range Chicken Strips with Chips £6.75
Golden Cross, Beetroot, Fennel and Caramelised Vegetables £18.50
13〜19世紀のヨーロッパ絵画の、見応えあるコレクションを誇るナショナル・ギャラリー。入館無料という太っ腹さに、子供を早くからアートに親しませたいと願うママたちからも人気のスポットだ。その1階(セインズベリー棟)にあるダイニング・ルームは、信頼のおける国内の生産者から仕入れた食材を用い、旬の英国料理を提供する。
12歳までオーダーできるキッズ・メニューは、意外にも大人とほとんど変わらないボリュームなので、食べ盛りの子供たちも大満足できること間違いなし。チキン & チップスやバーガーなど、キッズに人気のメニューが常時5品ほど用意されている。ママには、バター・ソテーされたたっぷり野菜とイングリッシュ・ゴート・チーズのサラダがお勧めだ。レストランを出てすぐのホールにおむつ替えスペースがあり、また、すべてのフロアにエレベーターが完備されているので、バギーでの移動も安心。まだまだ肌寒い日が続くロンドン。暖かい美術館の中でアートに触れる素敵な一日を。
![]()
![]()
![]()
| 住所 | Sainsbury Wing, The National Gallery, Trafalgar Square WC2N 5DN |
|---|---|
| TEL | 020 7747 2525 |
| オープン | 月〜木・土・日 10:00-17:30 金 10:00-20:30 |
| アクセス | Charing Cross駅より徒歩5分 |
| Web | www.thenationaldiningrooms.co.uk |
取材: Sayaka Hirakawa
The Orange Public House & Hotel
都会のオアシスで家族団らん

Buffalo Mozzarella, Tomato & Basil 9inch £8
トロピカルな観葉植物に、テーブルや椅子はもちろん、バー・カウンター、棚、天井に至るまで、すべてに木材が用いられた内装は、さながら都会のオアシス。ナチュラルな素材にこだわった癒しの空間だ。そんなこちら、地上階はパブとレストランに分かれており、少し落ちついた雰囲気の1階に上がると、高い天井と大きな窓が印象的な、開放感のあるレストランになっている。さらに上階はホテルの客室として使われており、地階は貸し切りにしてもらうことも可能だ。小さな部屋のような清潔感のあるトイレには、木製のおむつ替え台が設置されていて、気分良く安心して使用できる。
キッズ・メニューは用意されていないが、モダン・ヨーロピアン料理のメイン・コースは、半分のサイズで注文することが可能。薪火で焼く窯焼きピザは9または13インチから選べ、キッズには小さいサイズが人気だ。また、ワインやシャンパンのセレクションやカクテルも豊富なので、家族とともにエレガントな時間を過ごすことができそうだ。
![]()
![]()
| 住所 | 37 Pimlico Road SW1W 8NE |
|---|---|
| TEL | 020 7881 9844 |
| オープン | 月〜木 8:00-23:30 金・土 8:00-0:00 日 8:00-22:30 |
| アクセス | Sloane Square駅より徒歩7分 |
| Web | www.theorange.co.uk |
取材: Azusa Ogawa
Bond & Brook
小さなレディース&ジェントルメンを連れて

Tuna & Green Bean Salad with Capers and Crème Fraiche Dressing,
Burata with Beetroot & Hazelnuts, Crab Cakes
with Celeriac Remoulade Three for £17.00 or £6.50 each
富裕層を意識し、穏やかでゆったりとしたショッピングが楽しめるよう配慮されたデパート、「フェニック」。その2階に位置する「ボンド&ブルック」も、上質の食材と、落ち着いた時間を提供するエレガンスあふれる空間だ。白とグレーを基調とした日当たりの良い店内は、壁の一部がファッション・ライブラリーになっており、「ヴォーグ」誌のアーカイブや写真集が閲覧できる。ヘッド・シェフ、ダニエル・テイラーの考案するメニューはどれも繊細で美しく、かつヘビー過ぎないのが特徴。
今月は「デイリー・エッセンシャル」をテーマに、オメガ3、ビタミンA&E、老化予防の働きをする抗酸化物質など、ママにうれしい栄養素を多く含む食材が意識的に盛り込まれている。キッズには、ポーションの小さなコレクション・メニューがお勧め。新鮮なモッツァレラ・チーズを使ったサラダやツナ・ステーキなど、まるでアートのような小皿料理は子供たちの知的好奇心をくすぐってくれそう。大人の味への第一歩を楽しんで。
*このお店は閉店しました
![]()
おむつ替えスペース:3階トイレ横通路奥
| 住所 | Fenwick, 63 New Bond Street W1S 1RQ |
|---|---|
| TEL | 020 7629 0273 |
| オープン | 月〜水・金・土 10:00-18:30 木 10:00-20:00 日休 |
| アクセス | Bond Street駅より徒歩5分 |
| Web | www.fenwick.co.uk |
取材: Sayaka Hirakawa
Daylesford Pimlico
安心して心からお勧めできる オーガニック・ショップ

Skillet Baked Eggs with Organic Smoked Salmon,
Herb Sauce and Grilled Sourdough Toast £9.95
上品な店が立ち並ぶ、ピムリコ・ロードに位置するオーガニック・ショップ。30年の歴史を持つというこちらは、元をたどれば英南西部コッツウォルズの小さな村、デイレスフォードにあるオーガニック・ファームに始まり、ロンドンの大型デパート「セルフリッジズ」のフード・ホール、ノッティング・ヒル、そして東京へと、その活動の場を広げていったという。
こちらのカフェでは、食材や、シンプルで質の良い雑貨も揃い、お茶に立ち寄ったついでに買い物までできるのがポイント。毎朝、自社農場から運ばれる新鮮な食材は、中間業者を挟まないため値段も適正だ。通常、キッズ・メニューの用意はないが、キッズ・パーティーを予約すると特別にメニューを考案してくれる。またデイレスフォードにある本店では、子羊と触れ合うイベントからお料理教室やファーム・スクール、ヨガや瞑想もできるスパ施設まであり、心身ともに向上できそう。子供にも安心のオーガニックな暮らし。ぜひ実践してみたいと思わせてくれる。
![]()
![]()
| 住所 | 44B Pimlico Road SW1W 8LP |
|---|---|
| TEL | 020 7881 8060 |
| オープン | 月〜土 8:00-19:00 日 10:00-16:00 |
| アクセス | Sloane Square駅より徒歩7分 |
| Web | www.daylesfordorganic.com |
取材: Azusa Ogawa
Tate Café 2
大人も子供も楽しめるベスト・カフェ

Pasta Bows with Tomato and Mozzarella £2.65
「タイムアウト」誌で、ロンドンのベスト・キッズ・フレンドリー・カフェに選ばれた実績を持つ、テート・モダンの地上階にあるカフェ。訪れて納得、広々とした店内には、バギーが通りやすい幅広い通路が設けられている上、席と席の間にも十分なスペースが確保され、テーブルの横にバギーを置くことも可能だ。また、奥には専用の置場も用意されているので、ママ友たちと大勢で訪れても問題なし。一面ガラス張りの窓の向こうにはテムズ河とセントポール大聖堂が見渡せ、まるでピクニックのように大らかな気分で食事が楽しめる。
メニューは、キッズ・メニュー、朝食、ランチ、アフタヌーンに週末のディナーと細かく分けら れ、ランチには大人がメイン・コースを頼むとキッズのメインが無料で付いてくるお得なセットも。季節毎に旬の食材が使われ、魚はコーンウォールでその日に獲れた魚がテーブルに運ばれる。ワインはソムリエが用意した選りすぐりの品ぞろえ。ハイ・スタンダードな食事で、大人も満足できるうれしいカフェだ。
![]()
![]()
![]()
| 住所 | Bankside SE1 9TG |
|---|---|
| TEL | 020 7401 5014 |
| オープン | 月〜木 10:00-17:30、金 10:00-20:30、土 9:00-18:30、日 9:00-17:30 |
| アクセス | Southwark駅より徒歩7分 |
| Web | www.tate.org.uk/visit/tate-modern/eat-drink-and-shop/cafes |
取材: Azusa Ogawa
The Food Garden Café at Selfridges
縁日のような賑やかさにワクワク気分

Kids Lunch Box £4
Organic Vegetable Soup £4.95
Pumpkin & Sunflower Pretzel £2.45
オックスフォード・ストリートに立つ大型デパート「セルフリッジズ」の最上階にあるこちらは、伊、日、英、中、印など世界の味を、それぞれのブースから選び、共通のレジでまとめて支払えるセルフ・サービス形式。縁日の屋台のような活気あふれる雰囲気と、目の前でてきぱきと調理してくれる様子は、きっと子供たちをワクワクさせてくれるはず。
キッズに一番人気なのは、可愛らしいボックスに入ったランチ・セットで、パニーニかサンドイッチ、野菜スティック、フルーツ・スムージーに、なんと塗り絵と色鉛筆が入って4ポンドとお買い得。これならママがおしゃべりしている間も、楽しく遊んでいてくれそうだ。ママには、様々な野菜を自分でサーブできるサラダ・バーや、脂肪分を99%カットしたプレッツェルがお勧め。220席ある広々としたスペースは開放的で、ママやパパもゆったりと過ごせる。ただし同じフロアにおもちゃ売り場があるので、うかつに近寄っておねだりされないよう気を付けて!
*このお店は閉店し、現在は別のレストランがオープンしています。
|
|
授乳スペース:3階 おむつ替えペース:地下1、3階 |
| 住所 | 400 Oxford Street W1A 1AB |
|---|---|
| TEL | 0800 123 400 |
| オープン | 月〜水・土 9:30-20:00 木・金 9:30-21:00 日 11:30-18:15 |
| アクセス | Bond Street駅より徒歩3分 |
| Web | www.selfridges.com |
取材: Sayaka Hirakawa
Tom's Kitchen Somerset House
カジュアルにもロマンティックにも使えるレストラン

Beef Burger with Big Chips £13.90
カジュアルでいて、こだわりの食材を使ったハイ・グレードな料理を手掛ける有名シェフ、トム・アイケンズが展開するレストラン。ここサマセット・ハウス内の店舗では、歴史ある建物がたたえる荘厳さの中、シンプルな木製の椅子とテーブルのインテリアが、素朴で居心地の良い雰囲気を作り出している。パイやソーセージなどの英国伝統家庭料理に、ベーグルやワッフル、パスタ、ハンバーガーなど現代の食文化を反映した幅広いメニューとなっており、メイン・コースの中にはキッズ用に注文することができるメニューも。
飾らないデリ・カフェも併設されているので、キッズとサマセット・ハウスを散策したあと、気軽に立ち寄るのにも良さそうだ。思わず手が伸びてしまう、木のプレートに並んだパウンド・ケーキやペストリーは、甘過ぎず、手作り感のある味がほっとさせてくれる。また、テムズ河沿いにテラス席が用意されていて、夏場なら夜景を見ながらロマンティックな食事とお酒を楽しむこともできる。
*このお店は閉店しました
![]()
![]()
| 住所 | Somerset House, Strand WC2R 1LA |
|---|---|
| TEL | 020 7845 4646 |
| オープン | Breakfast 月〜金 8:00-11:00 Brunch 土・日 10:00-16:00 Lunch 月〜金 12:00-15:00 Dinner 月〜土 18:00-22:00 |
| アクセス | Temple駅より徒歩5分 |
| Web | www.tomskitchen.co.uk/somersethouse |
取材: Azusa Ogawa
Peter Jones Top Floor Restaurant
ロンドンの街を眺めながら一息つける場所

Egg Florentine £7.25
スローン・スクエアの目の前に立つデパート「ピーター・ジョーンズ」の最上階に、レンガ造りのロンドンの街が一望できる、見晴らしの良いカフェがある。開放的な吹き抜けでキッズにも人気のこのカフェは、その広々とした空間が遊び場となり、子供たちだけがテーブルを囲んでティー・パーティーをしている姿もよく見掛けられるという。
セルフ・サービス・エリアにはキッズ専用のカウンターがあり、キッズ用サンドイッチやフルーツ、オーガニック・ヨーグルトなどの軽食がそろう。併設のエスプレッソ・バーには80ペンス均一のミニ・スイーツが並び、一口サイズのキャロット・ケーキやマカロンなど、小さな子にはもってこいだ。そのほかにも、ブレックファストから、すべてフレッシュ・メイドで焼き立てのペストリー、ロースト・キチンなどのボリュームあるフル・ミールまで、実に頼もしいメニュー構成。また「ペアレンツ・ルーム」と呼ばれる部屋が用意されており、おむつ替えや授乳に、ママでもパパでも利用できる。
![]()
![]()
![]()
![]()
| 住所 | Sloane Square SW1W 8EL |
|---|---|
| TEL | 020 7730 3434 |
| オープン | 月〜火・木〜土 9:30-18:30 水 9:30-19:30 日 11:00-16:30 |
| アクセス | Sloane Square駅より徒歩2分 |
| Web | www.johnlewis.com |
取材: Azusa Ogawa
Cibo at Mamas & Papas
お買い物中のママ&キッズの「駆け込み寺」と言えば

Classic Chicken Caesar Salad £8
Porcini Mushroom Risotto Served with a Parmesan Crisp £9.50
Penne Pasta with Tomato Sauce £2.50
ロンドン中心部で、急なおむつ替えや授乳が必要になったとき、安心して駆け込めるのがこちら。おむつ替えスペース、授乳スペースがそれぞれトイレと別になっている上に、エレベーターで楽々移動できるのが心強い。
メニューは、シンプルながら栄養バランスを十分に考慮したイタリアンが並ぶ。もちろんすべてがホーム・メイドだ。オーガニックにこだわり、ストックを使わずに仕上げるマッシュルーム・リゾットは、トリュフ・オイルの隠し味が効いて香り高い。大胆に飾られたパルメザン・クリスプのディスプレイに目を奪われる、ママに人気の一品だ。キッズには、細かい野菜がたっぷり入ったトマト・ソースのペンネがお勧め。野菜嫌いの子供たちでもおいしく食べられる工夫がうれしい。フロアにはショップで販売しているものと同じおもちゃがたくさん置かれているので、我が子が他の子供たちと一緒に遊び始め、友達になる、微笑ましい瞬間を目にすることができるのも、このカフェならではの魅力だ。
*このお店は閉店しました
![]()
![]()
![]()
1階カフェ横
| 住所 | 256-258 Regent Street W1B 3AF |
|---|---|
| TEL | 0845 268 2000 |
| オープン | 月〜水・金 10:00-20:00 木 10:00-21:00 土 9:00-20:00 日 12:00-18:00 |
| アクセス | Oxford Street駅より徒歩1分 |
| Web | www.mamasandpapas.com |
取材: Sayaka Hirakawa



在留届は提出しましたか?



1965年生まれ。東京都出身。83年、ローザンヌ国際バレエ・コンクールでスカラシップ賞受賞後、ロイヤル・バレエ・スクールに留学。84年にサドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ団 (現バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)に入団、4年後には最高位のプリンシパルに。95年にロイヤル・バレエ団移籍後は英国でも有数の実力派として人気を集めたが、2010年、惜しまれつつ同団を退団した。
公演当日。ロビーでは子供たちが募金してくれた観客に折り鶴を渡し、オペラ・ハウスの職員たちが笑顔で手際良く、チケットをさばいていた。突然の大舞台に緊張しつつも、一人ひとり立派に演奏し、観客からの温かい拍手を受けた子供たち、そして本番では舞台裏の混乱を全く感じさせることなく煌びやかな世界をみせるダンサーたち。プロフェッショナルの凄みと人々の素朴な温かみが交錯する1日となった。翌日、吉田さんはロイヤル・オペラ・ハウスのオフィスで、昨日協力してくれた各方面への礼状をしたためていた。長時間にわたったというその作業こそが、いかに多くの人々がその1日を支えていたかを物語っているのかもしれない。















亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。地震被災者の方々に、海外から何らかの形で少しでも、お役に立てることができるとうれしいです。17日にバイオリニストの葉加瀬太郎さんがフォートナム・アンド・メイソンで行った緊急チャリティー・ライブ(第2弾)を途中から聴くことができました。(場所の提供その他の手配にも、様々な良い協力がありました)。店内の壁には日本国旗も吊るされ、日本語や英語のほか、スペイン語やタイ語、ハングルなど様々な言語で激励が寄せられていたのが印象的でした。




サントゥーアン(別名クリニャンクールのみの市)には美術骨董品からガラクタまで様々な物が並ぶ。どんな代物と出会えるか。物と同時に出会うのは、骨董品の陰からぬっと現れる店主。楽しみは尽きない。







美しい物や人、奇妙な物や人を見た後には、うまいものが食べた くなる。カフェやレストランが多いサントゥーアンで、質、量と価 格のバランスがいいのがレバノン料理屋Elissar。Formule Elissar 

サントゥーアンには音楽の伝統が生きている。ジャズ・マヌーシュ とガンゲット(キャバレー音楽)だ。 創業50年以上のカフェ・レ ストランLa Chope des Puces(ロジエ通り122番地)はジャズ・ マヌーシュの殿堂。ジャズにロマ音楽を取り入れたマヌーシュ・ス ウィングの生みの親ジャンゴ・ラインハルトゆかりの場所でもある。親子3代、こ の店でジャズ・マヌーシュを演奏するガルシアさん


かなり上級者の歩き方を挙げよう。まず、週末の早起きは必須。 3時、4時に活動を開始する。 サントゥーアンならばジャン=アンリ・ ファーブル通りからスタート。数件あるDebarras(納戸一掃の店) には相続の品や引っ越し、物置一掃などで回収された中古の品が無 造作に置かれてあり、とんでもない宝が出ることもあるという。ファーブル通りで 28年間スタンドを開くババさん



「腐った小道」と訳すことのできる「Rotten Row」は、ロンドン中心部にある巨大な王立公園ハイド・パークの中にある。Hyde Park Corner駅を出てすぐに見える、公園内の各所に敷かれた乗馬用の土道の一つがそれ。

直訳すると「心臓が血を流している庭」になる、何とも恐ろしい通りが、「Bleeding Heart Yard」。ホラー映画もびっくりのこのおぞましい名前が付けられた経緯については諸説ある。一つは、17世紀前半にこの地区で起こったある貴族女性の殺人事件が関連しているというもの。
英国王室メンバーの結婚式や葬儀の式場になることの多いセント・ポール大聖堂の近くにあるのが「Amen Court」。中世においては、祭礼などの際に教会へと向かう行列が、「アーメン」と言って祈りを捧げた場所だという。
テムズ河の南岸でシェイクスピア劇を演じるグローブ座近くにあるのが「Bear Gardens」。夏になると屋外でビールを提供する「ビア・ガーデン」と、ちょっと響きが似ている。
毎週金曜日に魚市場が開かれていたからという理由で、「Friday Street」と名付けられたというこの通り。カトリック教会においては、イエス・キリストが受難を受けたという聖金曜日に鳥獣の肉を食べてはいけないという戒律がある。そこで英国のカトリック信者たちは、聖金曜日を迎えると、代わって魚を買いにこぞって出掛けたものだった。この習慣を反映してか、英国内には金曜日に魚市場が開かれる場所が数多いという。「Friday Street」と名付けられた通りは、ロンドン郊外サリー州、イングランド東部サフォーク州、同南部のサセックス州にもある。
速足で歩かなければいけない通りなのかな、と思わせる通り名。実は、ジョン・クイック(John Quick)という名の喜劇役者の名前から取られている。産業革命の真っ只中にあった英国を統治し、アメリカ独立戦争に敗れた英国王として知られるジョージ3世の大のお気に入りだったというクイック氏は、18~19世紀にかけて主にロンドンのコベント・ガーデンの劇場に登場する舞台俳優として人気を博した。引退後は、イズリントン地区に構えた家で老後を静かに過ごしたという。近所のパブにもよく顔を出したという彼は、同地区の名士として地元民に記憶されている。


ロンドン南部ワンズワース地区のトゥーティングにある通り。同地区のカウンシルの広報課にその名前の由来を問い合わせても、「さっぱり分からない」との答えが返ってくるのみ。誰がいつどんな理由で付けたのか分からない、そんな地名もある。


シロップがミックスされ、仕上げにフレッシュ・ミントが飾られた、すっきりとした一品。確かに、庭仕事の合間のリフレッシュに最適だ。時折、手作りのお菓子もバーに並ぶのだとか。週末にはDJが入り多くの客で込み合うので、このバーの良さをじっくり楽しむのなら、平日または週末の早い時間に訪れるのがお勧めだ。
ップル・ジュースをステアした、香りの良い、さわやかなカクテルだ。仕上げにライムの上に載せた角砂糖に火を点けると、青い炎に包まれた甘いライム・ジュースがゆっくりとグラスの中へと落ちていき、一段と洗練された味を楽しむことができる。メニューにはフレーバー・マップなるものが添付されており、軽いものからリッチなもの、またフルーティーからフル・ボディまで細かく分布されている。カクテル初心者にも、気分に合った一杯を選んでもらおうという気配りだ。
み通りにカクテルを完成させる楽しさがあり、さらに独特の重量感で手になじむクリスタル・カット・グラスなどの小物が、ラグジュアリーな気分を盛り上げる。フードのオーダーが必須ではあるが、意外にも、バーガーとバーボンの組み合わせが人気なのだそう。
テアする。まろやかな甘みにスパイスと葉巻の風味が絡み合う、大人のための逸品の完成だ。メニューのユニークさもさることながら、その媚びないスタンスにも注目したい。電話予約必須/スーツ着用不可/10人以上のグループお断り。すべては、訪れた客に心ゆくまでくつろいでもらいたいからこそのこだわり。いつもと違う、粋な夜遊びに、ぜひ。
香りを、十分にシェイクされた卵白が程よく和らげる。隠し味はもちろんルバーブだ。クラシカルな絨毯とモダンな家具、そこにさりげなく置かれたダミアン・ハーストやサラ・ルーカスなど、著名なアーティストたちの作品。ソーホーらしい、一分の隙もないスタイリッシュで豪奢な空間は、背伸びをしてでも一度は訪れてみたい。
物が飾られ、そばに置かれた箱には、誰でも自由に試着できるファンシー・ドレスがいっぱいに詰まっている。お勧めドリンクを頼むと、出てきたのは大きなティー・ポットにカップ & ソーサー。ポットから注がれるのは、ウォッカ・ベースのオリジナル・カクテルだ。ユニークなバーで、秘密の時間を楽しもう。
ティーニ。マティーニ専用のトロリーが客席を回り、リクエストに合わせて調合してくれる。ベースとなるお酒と、風味を付けるビターとの組み合わせで、何種類ものオリジナル・マティーニができあがるという。ビターは自家製、氷は通常の10分の1の速さでゆっくりと溶ける特殊なものを使用している。特別な夜に、最高級の時間を過ごしてみたい。
のラム&コークも、ただのラム&コークとは大違い。「ロンサカパ23」という種のラムに、自家製のコーラ、そこにオレンジ・ビターが加わって、深い味わいのカクテルであるのはもちろんのこと、なんとガラスのフラスコに入り、もくもくとあふれ出すドライアイスの煙とともに頂くという洒落た演出付きだ。日曜にはジャズ・ピアノの生演奏も。
の美しいカクテルは、リンゴの蒸留酒カルバドスとアプリコット・ブランデーのほどよい甘さが女性に好評。ビーカーにフレッシュ・フルーツを次々と搾り、ビフィータ・ジンやソーダとステアする「サマー・ジン・パンチ」は、ドライ・ジンとさわやかなフルーツの爽快感が絶妙で、季節を問わず人気がある。ゆったりとしたロマンティックな店内で、恋人たちの時間を過ごすのはいかが。






世界最古の楽器の一つとされる笙。日本の宮廷音楽、雅楽の中で脈々と受け継がれてきたこの楽器を世界に知らしめた第一人者、宮田まゆみ。ヨーロッパの前衛音楽シーンでも注目を集める宮田が、「ロンドン・シンフォニエッタ」とともに、伝統的な雅楽に加え、武満徹など著名な現代作曲家の作品を演奏する。
Tradition & Exploration:


1949年生まれ。イングランド北東部ノーサンバーランド在住。同北西部リバプールで薬局を営む父親の下に生まれる。ダラム大学でビジネスを学んだ後、検眼士として働き始める。同北東部タインサイドでメガネ屋のチェーン店を展開。その後、店舗を売却して不動産開発業者となる。主に同北部、北東部でオフィス・ビルの開発を行っていたが、1999年、ロンドンのキングス・クロス地域の倉庫ビルを購入。2008年、同地にオフィスとアートの複合施設、キングス・プレイスをオープンさせた。


























