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Thu, 12 December 2019
5 December 2019 vol.1544

ロンドン橋で刃物テロ、2人死亡
容疑者射殺、偽の爆発物も

2日、事件現場となった橋のたもとへ花を手向けに来た市民
2日、事件現場となった橋のたもとへ花を手向けに来た市民

(ロンドン 11月30日 時事)ロンドン中心部のロンドン橋のたもとで11月29日午後2時ごろ、男が刃物で歩行者を相次いで刺し、2人が死亡、3人が負傷した。容疑者の男は駆け付けた警察官に撃たれ死亡した。警察はテロ事件と断定し、捜査を開始した。

警察の発表によると、男は英中部に住むウスマン・カーン容疑者(28)で、偽の爆発物とみられる物を体に巻き付けていた。動機など詳細は不明。

ただ「タイムズ」紙(電子版)が政府筋の話として伝えたところによると、男は以前「イスラム教徒によるテロ事件に関連した罪」で有罪となって収監され、1年前に電子タグの装着を条件に釈放されていたという。現場は逃げ惑う通行人らで騒然となり、付近一帯は一時封鎖された。

ジョンソン首相は事件を受けて記者会見し、「英国はこのような攻撃によって臆病になったり、分断されたり、脅されたりするようなことは決してない」と強調した。

ロンドン橋付近では2017年、暴走車などによって計8人が死亡するテロ事件が起きており、「テロの記憶をほうふつさせる」(AFP通信)形となった。

英国では12月12日に総選挙が控えているが、最大野党・労働党は事件を受けて選挙運動を一時中断すると発表。与党・保守党も選挙戦の見直しを行う方針で、事件が総選挙に影響を及ぼす可能性もある。

投票前の凶行、総選挙への影響は未知数

(ロンドン 11月30日 時事)ロンドン中心部のロンドン橋のたもとで2人が刺殺され、3人が負傷した11月29日のテロ事件は、総選挙の投票が約2週間後の12月12日に迫る中で起きた。英国では欧州連合(EU)離脱の是非が問われた2016年の国民投票や、17年の総選挙の際もテロが発生。投票前の凶行を三たび許した「異常事態」(野党幹部)に、国内で動揺が広がっている。

16年6月の国民投票では、投票1週間前に英中部リーズ近郊で、EU残留を訴える野党・労働党の女性下院議員が極右の男に銃撃されるなどして死亡した。男は犯行時、「ブリテン・ファースト(英国第一)」と叫んだと伝えられ、自国優先の離脱派に不利に働くと思われた。しかし、実際には離脱派が小差で勝利を収めた。

17年6月の総選挙の際は、投票の2週間余り前に英中部マンチェスターのコンサート会場で自爆テロが起き、22人が犠牲となった。投票5日前にはロンドンで男3人組が通行人らを襲撃、8人が殺害された。選挙ではメイ首相(当時)率いる与党・保守党は事実上の敗北を喫したが、同党の高齢者福祉政策に対する有権者の反発の面が大きく、テロの影響ははっきりしない。

 
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