観光客の急増を受けて、二重価格制度を検討 - 上半期に過去最高の1778万人が来日
Businesses in Japan consider charging tourists more amid surge in visitors
「ガーディアン」紙(電子版)は7月24日、訪日観光客の急増と円安の継続を受け、日本の企業が外国人観光客と地元住民向けに二重価格制度を検討していると報道した。
同紙によると、北海道の観光協会は冬のリゾート地として今や世界的に知られるニセコのホテル経営者たちに、日本人客離れを防ぐため地元民向けに価格を下げるよう要請した。また同紙は、兵庫県姫路市の市長が6月、ユネスコ世界遺産にも登録されている姫路城の入場料を、外国人観光客に限り4倍以上に値上げすることを検討していると述べたことを伝えた。
記事は、これらの値上げは、各地で観光客急増による弊害が指摘されていることが原因だとし、今年上半期に日本を訪れた外国人観光客は過去最高の1778万人に達し、6月の訪日者数を牽引したのは韓国、中国、台湾、米国からの旅行者だったと説明。また、外国人旅行者による支出は過去10年間で5倍に増加し、現在では自動車に次いで日本第2位の「輸出」品目となっていると伝えた。
同紙は、日本はパンデミック終息後、観光客の流入対応に苦慮しており、4月には行儀の悪い外国人観光客を理由に、富士山の人気写真スポットに巨大な柵を設置したことなどにも触れた。
Japan asks young people why they are not marrying amid population crisis
人口減少が続く日本で政府が若者の結婚支援
「ガーディアン」紙(電子版)は7月19日、今後急激な人口減少が予想されるなか、4月にこども家庭庁を発足させた政府は、パートナーを見つけようとする若者を支援する、初のワーキング・グループ会議を開催したと伝えた。
Japan’s Olympic gymnastics captain sent home for smoking
オリンピック選手が喫煙で代表辞退
「テレグラフ」紙(電子版)は7月19日、パリオリンピック体操女子代表の宮田笙子選手(19)が、喫煙の発覚により代表を辞退したと報道。チームの行動規範に違反したためといわれるものの、国内で議論を巻き起こしていると伝えた。
Japanese seniors pop and lock to breakdancing beats in latest sport tailored to ageing population
ブレイクダンスのビートに合わせて踊る日本の高齢者たち
「ガーディアン」紙(電子版)は7月23日、東京のシニア用ブレイクダンス教室「アラスタイルシニア」を取材。平均年齢70歳、最年長は74歳という10人の高齢者たちが、パリ五輪の種目ともなったブレイキングを楽しむ様子を伝えた。
Anti-whaling activist arrested in Greenland may be extradited to Japan
グリーンランドで逮捕された反捕鯨活動家、日本に引き渡しの可能性も
「インディペンデント」紙(電子版)は7月23日、日本が発付した国際逮捕状に基づき、グリーンランド警察が同21日に反捕鯨活動家であるポール・ワトソン容疑者を逮捕したと報道。決定が出るまで拘留を要請されると伝えた。