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Fri, 06 February 2026

LISTING イベント情報

日本人が経営するヨーロッパの宿 2015 - スイス、イタリア、フランス、イギリス

日本人が経営する欧州の宿 - 見知らぬ国や地域でほっと安心

旅の醍醐味 ──それは未知なる世界を訪ね、新たなる刺激に心躍らせること。
それでもやっぱり、見知らぬ国や地域でもほっとできる安心感も捨てがたい。
そんな人にお勧めなのが、欧州各地にある日本人経営の宿。
言語の心配なく宿での時間を過ごせるだけでなく、日本人ならではのきめ細やかなサービスに、
一瞬故郷に戻ったかのような温かさを感じられるはず。
日本からやって来る家族や友人を案内するにもぴったりなロンドンの宿も合わせてご紹介。


スイスチューリッヒ Zürich

チューリッヒ チューリッヒ地図ロンドンからチューリッヒ空港まで約1時間40〜50分。空港から中心部まで列車で約10分

世界に名だたる金融都市チューリッヒは、博物館や美術館が多い文化都市としても有名だ。

ムンクやシャガールなどの作品を所蔵する「チューリッヒ美術館(Kunsthaus Zürich)」やスイスの文化・歴史をたどれる「スイス国立博物館(Schweizerisches Landesmuseum)」のほか、高級時計店バイヤーに付設する「時計博物館 (Uhrenmuseum Beyer Zürich)」やスイス生まれの建築家、ル・コルビュジエが最後に設計した「コルビュジエ・ センター(Centre Le Corbusier)」(現在閉館。2015 年夏季再オープン予定)などスイスならではのスポットも。

シャガールの手によるステンド・グラスが幻想的な「聖母聖堂(Fraumünster)」も見逃せない。

スイスで感じる和の神髄
Hotel Hasenberg ホテル 兎山

スイス最大の都市チューリッヒから20キロの小高い山の上。雄大なスイス・アルプスに抱かれるように佇む純和風の割烹温泉旅館「兎山」では、至るところに「和」の神髄が息づいている。和風部屋は、公認宮大工の手による数寄屋造りの本格派。すべてに専用サウナと専用露天風呂が完備されている。ローマ時代よりスイス有数の温泉の地として名高いバーデンから引いてきたお湯に浸かりながら、眼下に広がる大パノラマを心ゆくまで堪能しよう。畳の部屋に不安を感じる人には、ヨーロピアン・スタイルの部屋もあるので安心だ(露天風呂はなし)。

日本でもここまで和の心を感じられる場所は少ないの ではないかという部屋の内装もさることながら、ここ兎山に来たら何より楽しみなのが、日本から招へいしたという 和食調理人の手による本格懐石料理。懐石レストラン「兎山」1階にある掘りごたつ式の「小上がり座敷」か2階の「お座敷」で季節の旬の味を生かした月替わりのメニューをいただける。また、部屋で食事をとることも可能なので、小さなお子さん連れでも周りを気にすることなくゆったりと極上の味を楽しめるのがうれしい。また、朝食はヨー ロピアン・ブレックファストか和食(追加料金)のいずれかを選ぶことができ、こちらも部屋でいただくことが可能だ。

大自然に囲まれたヨーロッパならではの風景に、日本の伝統を今に伝える美と食の数々。双方の素晴らしさを同時に堪能できる、贅沢で極上のひとときをどうぞ。

Hotel Hasenberg ホテル 兎山

オーナー倉林さんから一言

日本の文化はヨーロッパでも評価されてきていますが、まだ「寿司」や「漫画」といった印象が強いのではないかと思います。一般に、日本へ旅行したくて も費用が高いと敬遠される傾向はいまだみられ、それならば建築、風呂、料理、茶の湯、心のこもった細やかな接客といった日本らしさが詰まった旅館を、ヨーロッパに作ればいいのではないかと思ったのが、このホテルを始めたきっかけです。
  • 1泊2食付(懐石北山、洋朝食込)
    洋客室 一人230スイス・フラン~(2人からのみ)
    和客室 一人400スイス・フラン~ *宿泊のみ、食事のみもあり

イタリアリアーノ Riano

リアーノ Riano リアーノ地図ロンドンからフィウミチーノ空港まで飛行機で 約2時間半(ローマ市内までは列車で約30分〜40分)。ローマから車で約30分

牧歌的な田園風景に心洗われるローマ郊外の街、リアーノ。ここからは、ローマ中心部の観光地めぐりはもちろん、日帰りで様々な場所へ赴くことが可能だ。まずは中世の山岳都市、カルカータ(Calcata。写真)。宮崎駿監督のアニメ映画「天空の城ラピュタ」のモデルになったとも言われる人気のエリアだ。

崖の上に浮かんでいるかのような旧市街には、いまだ中世の趣が色濃く残っている。また、繁華街の喧噪を離れて一息つきたければブラッチャーノ(Bracciano)へ。ブラッチャーノ湖でのんびりするも良し、湖を望む15世紀建造の古城「オデスカルキ城(Castello Orsini-Odescalchi)」を散策するも良しという落ち着いた雰囲気がうれしい。

イタリアを丸ごと満喫
Villa Kiara ヴィラ・キアラ

ローマから車を走らせて30分。のどかな田園風景が広がる郊外の街リアーノに居を構えるヴィラ・キアラは、観光旅行を楽しむだけではなく、イタリアの言語や食文化を学ぶこともできる、ユニークな体験 型の宿泊施設だ。日本人オーナーのトキコさんがイタリア人の義母から受け継いだという家庭料理のレッスンや、イタリア人講師によるイタリア語での料理教室、日常会話レッスン、ヴィラでのレッスン修了後に紹介先のレストランで研修する1年間留学コースなど、ヴィラ自慢のオプションを利用して、イタリアを丸ごと満喫しよう。

Villa Kiara

大畠芳久さん宿泊者から一言

1年前に仕事を辞め、一人で渡伊。ミラノで偶然出会ったヴィラ・キアラのスタッフの紹介でローマに行き、宿泊しました。スタッフの温かい出迎え、おいしい食事、そしてほんのり日本の雰囲気を感じるこの場所は、僕の癒しの場所となりました。そして現在、ヴィラ・キアラの近くにあるレストランでイタリア料理を学んでいます。そんな戻って来たくなるような第二の家です。(大畠芳久)
  • 43ユーロ(朝食込)
    昼食11ユーロ、夕食16ユーロ。別料金にて送迎可
  • Via Monte Porcino SNC 00060 Riano, Roma, Italy
    Tel: +39 (0)6 90131763
    E-mail: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください
    www.villa-kiara.com

フランスエクス=アン=プロヴァンス Aix-en-Provence

エクス=アン=プロヴァンス エクス=アン=プロヴァンス地図ロンドンからマルセイユ・プロヴァンス空港まで飛行機で約2時間。空港から列車で約45分

燦々と降り注ぐ太陽の光を浴び、街のあちらこちらにある噴水や泉を眺めながら並木道を散歩する ── エクス=アン=プロヴァンスは、南仏の恵まれた気候の下、ショッピングやカフェでのお茶を楽しむこともできれば、ちょっと足を延ばしてブドウ畑やラベンダー畑が広がる村々を訪ねることも可能という魅力的な街。

画家セザンヌの生まれ故郷であるこの地には、セザンヌの生家や彼が晩年を過ごした家、友人と集ったカフェなどが点在。

また、市街地から少し離れた森には、セザンヌが数々の作品を描いた「ビベミュスの石切り場(Carrières de Bibémus)」が。彼がこよなく愛したサント=ヴィクトワール山の雄大な光景を自らの目で確認してみよう。

日仏カップルが営む1日1組様限定の宿
Villa Montrose ヴィラ・モンローズ

南仏の中でも治安が良くお洒落な 街エクス=アン=プロヴァンスにある、2011年開業のシャンブルドット(仏版民宿)。東京の南青山でオーナー・シェフをしていた南仏出身のダヴィッドさんが教える「料理教室」 や、南仏の見どころを案内する「プライベート・チャーター」「ワイナリー巡り」などと組み合わせて滞在するゲストが多い。日仏カップルのオーナー2人は、雑誌やTV、百貨店のフランス・フェアのコーディネーターとしても活躍しており、ガイドブックに載っていない素敵な村や店、レストランを熟知。どこへ行っても彼らの友人のように歓待されるのがうれしい。

陽子さんオーナーのダヴィッドさん&陽子さんから一言

チャーターのお客様から「2人の家で食事して泊まってみたい」と言われたのがきっかけで始めたシャンブルドット。友達の家を訪ねるような気持ちでいらしてくれたらうれしいです。部屋もチャーターもプライベートのサービスで贅沢に思われるかもしれませんが、旅先で得られる安心と安全はかけがえのないもの。個人旅行が初めての方や女性の一人旅も多いですよ。
  • 1室165ユーロ〜(朝食込)
    *送迎サービスあり(有料)
  • 11 rue André Lefèvre 13100 Aix-en-Provence, France
    Tel: +33 (0)6 50371234
    E-mail: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください
    www.villamontrose.com
    www.facebook.com/provence.voyage

フランスパリ Paris

パリ Paris パリ地図ロンドンからユーロスターで
約2時間半

ロンドンからは気軽に行けるとあって、週末のみの観光旅行に訪れる人も多いパリ。でもたまには少し長めに滞在して、暮らすように街を堪能したい。出費を控えて滞在期間を延ばすのならば、ポイントとなるのは食。星付きレストランもいいが、ぜひ試してみたいのがパリ市内だけでも90以上あるというマルシェで食材を調達して自炊すること。大学学生センター(Crous)が運営する学食を利用するのも手だ。

そして各所に散らばる観光名所めぐりに疲れたら、のんびり蚤の市を回ってみては。家具やアクセサリー、絵画などを扱う店舗が並ぶ「ヴァンヴの蚤の市(Le Marché aux Puces de la Porte de Vanves)」は眺めているだけでも楽しい。

パリ生活を夢見る女性の強い味方
Maison Orange メゾン・オランジュ

メゾン・オランジュはシェア・タイプの女性専用ゲスト・ハウス。ほかの宿泊者と旅の情報交換ができるだけでなく、普段の生活では出会えないような様々な人々と刺激を与え合ったり、新しい友人を作ることができる。宿があるのはパリ市内、ゾーン1の治安の良い地域。シャルル・ド・ゴール空港からはシャトル・バス1本、バス停からは徒歩5分という抜群の立地で、最寄りのメトロ駅も徒歩2分なので女性の一人旅でも安心だ。キッチン、洗濯機、インターネット、電話、テレビなど生活必需品は完備。特にトイレやシャワー、キッチンなどの水回りが清潔なのがうれしい。

Maison Orange メゾン・オランジュ

白波瀬さん オーナーの白波瀬さんから一言

宿泊料金はパリ市内の同レベルの宿と比べて、かなり安価に抑えています。これはどなたでも大きなご負担なくお支払いができるようにと考えて設定しました。宿代を節約して、ご自身の夢やステップアップのためにお金を使っていただきたいと考えています。
  • シェア料金: 30ユーロ
    貸切料金: 110ユーロ(4人部屋)
    170ユーロ(6人部屋)
    *上記はエコノミー・プランの料金
    (キャンセル、予約変更時の返金不可、日程変更不可)
  • 31 rue guilleminot 75014 Paris, France
    Tel: +33 (0)6 17802311
    E-mail: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください
    http://maison-orange.com

イギリスニュー・フォレスト New Forest

パリ Paris ニュー・フォレスト地図ロンドンから列車で約90分

木々が生い茂る原生林に、道を行く子馬や豚たち。ニュー・フォレストには、ロンドンから列車でわずか90分とは思えないのどかな光景が広がっている。

英国で最も小さな国立公園であるニュー・フォレスト国立公園では、乗馬やゴルフ、カヌーなどのアクティビティーが楽しめるほか、英国最古の野外海水温水プール「リミントン海水温水プール(Lymington Sea Water Baths)」でくつろいだり、「ビューリー国立自動車博物館(Beaulieu National Motor Museum)」で1890年代の車から映画007シリーズに使用された車まで古今東西の車の数々を鑑賞したりすることも可能。マイナス・イオンをたっぷり浴びて、心身ともにリフレッシュしよう。

ロンドン郊外でリトリート
The Rufus House ルーファス・ハウス

ロンドンから90分、ニュー・フォレスト国立公園にあるルーファス・ハウスは、素晴らしい自然と愛らしい動物たちに囲まれた、休暇に最適の立地。しかも、感情マネジメントの専門家、伊藤悦子さん(理学修士、AREBT・BACP正会員)が、多忙な日常生活で失いがちな内に秘める幸せを取り戻すリトリートを提供してくれる。一度きりの人生「自分らしく思いきり輝く方法」を体験しよう。

The Rufus House ルーファス・ハウス

伊藤さんオーナー伊藤さんから一言

豊かな自然に囲まれたニュー・フォレストで人生を変えてみませんか。「身体から入る感情マネジメント」で心の支配から自由になり、どんなに大変な状況にあっても穏やかでJoyfulな「今」を生きるお手伝いをいたします。皆様とのご縁を楽しみに!
  • シングル: 45ポンド~
    ダブル / ツイン: 80ポンド~ (朝食込)
    リトリート: 500ポンド~(2食込)
  • Southampton Road, Lyndhurst, Hampshire SO43 7BQ
    Tel: +44 (0)2380 282930
    E-mail: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください (リトリートの問い合わせはE-mailにて)
    www.rufushouse.co.uk

イギリスストラトフォード・アポン・エイボン Stratford-upon-Avon

ストラトフォード・アポン・エイボン Stratford-upon-Avon ストラトフォード・アポン・エイボン地図ロンドンから列車で2時間強

言わずと知れた文豪シェイクスピアの生誕地。こぢんまりとした街の至るところに、シェイクスピア本人や家族が住んだ家、洗礼式を行った教会など、ゆかりの地が今も残っている。

演劇ファンにとっては聖地とも言えるロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(Royal Shakespeare Company)の本拠地では、シェイクスピアの芝居はもちろん、子供向けの演目も上演しているので、前もってウェブサイトでチェックした上で、家族連れで観劇を楽しんでみては。柳がさわさわと揺れるエイボン川のほとりは散歩に最適。

遊覧船に乗って辺りの景色を垣間見るのも良いが、ナロー・ボートで数時間かけて川をたどるショート・クルーズもお勧め。

シェイクスピア生誕地で日本のおもてなし
Moonraker House ムーンレイカー・ハウス

駅から徒歩約5分という立地が人気の純英国式4ツ星ゲスト・ハウス。心配りの行き届いた部屋は、シェイクスピアの戯曲に出てくる登場人物名が付けられているのがシェイクスピアの生誕地ならでは。青色で統一された「オーベロン」や、天蓋付きベッドがロマンティックな「ティターニア」など、部屋ごとに雰囲気の異なるインテリアが楽しめる。地元産の食材にこだわった朝食は、ボリューム満点ながら新鮮野菜が盛りだくさんで油控えめ。景色の美しい散歩道や食情報にも通じているオーナー、大畑さんのアドバイスを基に、ちょっと「通な」街散策を楽しもう。
ストラトフォード・アポン・エイボン特集

Moonraker House ムーンレイカー・ハウス

大畑さんオーナー
大畑さんから一言

歴史と文化に溢れるストラトフォード・アポン・エイボンでシェイクスピア関連の名所散策や本場ロイヤル・シェイクスピア劇場での観劇をお楽しみください。お陰様で今年、オープン10周年を迎えます。これからもゲストの皆様にくつろいでいただける旅の宿を提供させていただきたく思います。ご愛顧のほどお願いいたします。
  • シングル: 45ポンド~
    ダブル / ツイン: 70ポンド~
    ファミリー: 95ポンド~
    (朝食込、長期滞在割引あり)
  • 40 Alcester Road,
    Stratford-upon-Avon CV37 9DB
    Tel: +44 (0)1789 268774
    E-mail: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください
    www.moonrakerhouse.com

英国の田園風景を往く船上の旅
Narrowboat Guide ナローボート・ガイド

宿は宿でも、ストラトフォード・アポン・エイボンから北へと延びる運河の上で寝泊まりできるユニークな体験ができるのがこちら。英国各地に広がる狭い運河を行き来する細長い船ナロー・ボートに乗って、ときに水辺を散歩しつつ、変わりゆく景色を楽しみながら船上で一夜を過ごすことができる。ナロー・ボート運営歴15年というアンディーさん、淳子さん夫妻からナロー・ボートや運河の歴史などの話を聞きつつ、のどかな田園風景を眺める時間は、忙しない観光旅行とは一味違った至福のひととき。トイレやシャワーなどの水回りやベッドも完備しているので、快適な船の旅を満喫しよう。

ナローボート・ガイド

オーナーのアンディーさんと
淳子さんから一言

アンディーさんと<br /> 淳子さんストラトフォード・アポン・エイボンはシェイクスピアだけではありません。200年前の英国産業革命を支えた運河が、ミッドランドを中心に3500キロも広がっています。丘の上の宿だけでなく、水上の宿で英国人のノスタルジーを体験してみませんか。英国の中にある運河という別世界へとご案内します!
  • 1泊2日: 一人125ポンド~
    (2人貸切の場合。朝食込。定員4人)
    *1泊2日~10泊11日まで様々なコースあり
    *利用人数、宿泊日数により
    価格が変わるため要問い合わせ
    *そのほか、軽食付き約3時間のショート・クルーズもあり
  • Tel: +44 (0)7899 998 334(日本語可)
    Email: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください
    www.narrowboatguide.co.uk
    *ボート上のインターネットの都合により、返信に数日かかることがあり

イギリスロンドン London

ロンドン ロンドン地図

世界に名だたる観光大国ロンドンでは、宿を探すのが至難の業。来英してきた家族や友人のためにかなり高額なホテルを予約したのに、身動きが取れなくなるほど小さなシャワー・ルームでがっかり、などという経験はなかっただろうか。そんな人にお勧めなのが比較的安価な料金で宿泊できるゲスト・ハウスや中・短期滞在者用フラット。

日本ではまださほどなじみのないフラット・シェアをここロンドンで体験できるのがポイントだ。繁華街からは少し離れつつも交通の便は良い場所に位置していることが多いので、落ち着いた環境の中、ロンドンでの日々を過ごせるだろう。さらに日本人経営の宿ならば、何かトラブルが起こってもすぐに日本語で相談できて安心。

一人暮らしから家族連れまで
Kitazono House 北園ハウス

ロンドンにおける交通の拠点の一つ、ヴィクトリアから列車で16分のところに位置するノーブリー。都心からすぐとは思えないこの緑の多い閑静な住宅地に5軒のフラットを持つ北園ハウス。観光はもちろん、短期から長期の出張や留学など、幅広い目的で活用できる。土足厳禁のカーペットに、電気釜や日本の食器がそろったキッチン、バスルームに加えて複数のシャワーやトイレを備えた水回りと、ロンドンにいながらして日本にいたときと同様の便利な生活を送ることができるのがありがたい。また、家族連れで一軒家に住みたいという場合には、ロンドン郊外サリー州のパーリーにある一戸建てを紹介してくれる。

Kitazono House 北園ハウス

オーナー北園さんから一言

フラットはどれも日本人の生活習慣に合わせて改装していますので、海外生活になじみのない方でも心地良くご利用いただけると思います。コンピューターや使い放題の無線ADSLも完備。スーツケース一個でロンドンに到着されたその日から、日本同様の生活をお送りいただくことが可能です。
  • Norbury駅から徒歩約3分の立地にフラットを5軒所有。
    家賃:90~200ポンド/週
  • Tel: +44 (0)20 8679 1905
    E-mail: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください
    www.kitazonohouse.com

中短期滞在に最適
London Apple House ≪ロンドン・アップルハウス≫

ロンドン・アップルハウス安価で安全、奇麗な宿をロンドンで探すとなると一苦労。ロンドン・アップルハウスは、日本人滞在者がウィークリー・マンション感覚で宿泊できるゲスト・ハウスだ。デポジットや契約書といった手続きはなし。各設備の管理も行き届いているので、気軽にロンドン生活をスタートできる。旅行だけでなく、留学や出張、研究目的で数週間から半年ほど滞在する人にもぴったり。

宿泊者からの一言

ホテルとは違ったロンドン・ライフをゆっくり過ごせました。余りにも心地良く、遅く部屋を出て早く帰ってくる毎日でした。(50代女性。個室ご滞在)
  • 市内ゾーン1~3にある8宿
    Queensway、Edgware Road、Swiss Cottage×2、
    Chalk Farm、West Acton×2、Acton Townから選択 
    *女性専用シェア室、個室、スタジオ、フラット貸しなど様々な形態あり
  • Tel: +44 (0)7900 457 222(10:00~20:00)
    E-mail: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください
    www.londonapplehouse.com
    *問い合わせ、予約はメールにて
 

モータースポーツを通じたマーケティングとは?

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モータースポーツを通じた
マーケティングとは?
グレッグ・W・リー氏に聞く

1987年より日本人フルタイム・ドライバーが参戦している
自動車レースの最高峰、フォーミュラ1世界選手権(F1)。
このF1を始めとする、欧米エリアでのモータースポーツにおけるマーケティング専門集団、
Motorsports Creative.405の代表を務めるのがグレッグ・リー氏だ。
どのようなマーケティング展開を行っているのか話を聞く。

Motorsports Creative.405 グレッグ・W・リー氏 Authorized Public Relations &Marketing Agency

Motorsports Creative.405
A division of MC405 LLC
Gregory W.Lee / President & CEO

フリーダイヤル
Tel: +1 (0)888 924 7244 内線番号2(日本語)
E-mail: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください (日本語)
インディアナポリス / サンフランシスコ / モンテカルロ

特に欧州ではサッカーやゴルフ、テニス、自転車と並んでモータースポーツの人気が高いように思います。

一般的なスポーツ・ファンの中には、観戦するだけではなく、過去に自身もそのスポーツを経験したり、またはアスリートとして活躍していたりする人が意外に多いですよね。例えば、草サッカーを楽しむ人、接待や商談ゴルフをする人などがいます。しかし、モータースポーツはほかのスポーツと比較すると、趣味レベルで行うにも極端に費用がかさむので実際に経験した人が少なく、また少々残念ですが、日本ではいまだ「暴走族の延長」のような印象を持たれている方も少なからずいるというのが現実でしょう。

一方、英国の貴族たちが生んだモータースポーツは、その歴史的背景から欧州では社会的地位が認知されていて、さらにシリーズ・チャンピオンともなれば莫大な報酬や名誉も手に入るという「憧れのスポーツ」です。同時にスポンサー・協賛企業のイメージやブランド、社会的貢献度などの浸透度合いも日本と比較すると雲泥の差があります。

実際にはどのようなマーケティング展開を行うことが可能なのでしょうか。

モータースポーツ最高峰と言われるF1トップ・チームでの例を挙げましょう。フェラーリやマクラーレンなどでは、年間総予算が500億ユーロと言われており、2台の車両を走らすために総勢500名体制のチームが運営されています。車体全体に企業カラーやブランド・イメージをカラーリングする「タイトル・スポンサー」になるためにかかる費用が、総予算の50%程度。車体カラーリングだけでなく、ドライバーやスタッフのヘルメットやレーシング・スーツを通じたマーケティング展開を行うこともできます。また各サーキットではビルボードに張る巨大バナーなどを通じて、10万人強の観客に対してのダイレクト・アピールが可能です。現在、テレビ中継は全世界主要55カ国(約20億人市場)に生放送で配信され、さらにインターネット配信、専門誌、紙面媒体などが加わり、その波及力は計り知れません。またスポンサー・協賛企業の新製品キャンペーン・販売促進イベントにおいて、レーシング・カーの展示やドライバーとのトーク・ショーを行うこともできます。こうしたオプション・プランはほんの一例で、ほかにも絶大な費用対効果が期待出来るサービスを業界別、企業別にご用意しています。

モータースポーツを通じたマーケティングを展開できる機会としては、F1以外にどのようなカテゴリーがありますか。

F2、F3、GP2、GP3など10カテゴリー程度があり、いずれもF1へのステップアップ・カテゴリーになります。こうしたカテゴリーでは、将来のトップ・ドライバー予備軍たちが日夜凌ぎを削って戦っているのです。さらに弊社では、米国のインディカー・シリーズや日本のスーパー・フォーミュラといった欧州地域以外での大会においてもマーケティング・サービスを提供しています。全世界の主要市場でのモータースポーツ・マーケティングについては、まずご相談くだされば、私たちがベストなプランをご案内致します。

モータースポーツ

 

矢口史靖監督 インタビュー 「WOOD JOB!」イギリス上映

矢口史靖監督インタビュー矢口史靖 監督

「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」、「ハッピーフライト」など数々のヒット作を生み出してきた矢口史靖監督。親しみをわかせる登場人物が未知の世界に飛び込んでいく姿を軽快に描いた作品の数々は、いかにしてつくられているのか。国際交流基金主催の日本映画巡回上映会の一環として、最新作「WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜」の英国上映に合わせて来英した矢口監督に話を聞いた。(梅谷英枝)
取材協力: 国際交流基金

矢口史靖 SHINOBU YAGUCHI

映画監督 / 脚本家。1967年5月30日生まれ、神奈川県出身。東京造形大学卒。93年、16ミリ長編「裸足のピクニック」で劇場監督デビュー。2001年に製作した「ウォーターボーイズ」が大ヒット。04年には「スウィングガールズ」で第28回日本アカデミー賞の最優秀脚本賞を含む5部門を受賞した。最新作「WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜」では、林業研修に従事する青年の姿を描いている。

来英されたのは今回が初めてですか。

今回が2回目です。最初にロンドンを訪れたのは、もう10年ほど前。そのときは演出家の鴻上尚史さんが留学のためロンドンに滞在されていたので、休みの日に彼にロンドン動物園に連れて行ってもらいました。当時は英国人と日本人は気質が近いのではないかといった印象を受けた覚えがありますが、今朝、路上でタクシーの運転手と自転車に乗った人がものすごい怒鳴り合いをしているのを見て、「もしかしたら英国も変わり始めたのかな」と(笑)。

今まで海外で作品を上映した際に見聞きした、外国ならではの感想として印象に残っているものはありますか。

カナダのトロントで上映会を行ったときのことなのですが、1作目の映画「裸足のピクニック」に、女の子がおばあちゃんの遺骨が入った骨壺を道路に落としてしまうというシーンがあるんです。この骨壺が割れてお骨が道路に散乱し、通りがかった清掃車が掃除してしまうというギャグを用意したのですが、そこで観客のおばあさんに「死者を愚弄するにもほどがある!」と激怒されてしまいました。文化の違いというか、伝わらないこともあるんだなと。

最新作の「WOOD JOB! 」で最も苦労した点は何ですか。

今回の作品は作家の三浦しをんさんによる原作があったのですが、それでも自分で調べなければ分からないことがたくさんあったので、三重県の山奥に9カ月間くらい取材に通い、色々なお話を聞くという苦労はありましたね。そうした取材を通して見えてきたテーマが、人々の暮らしとエロティシズムです。人々の生命力にあふれたシーンを入れつつも、今まで僕がつくってきた映画ではほとんど扱ったことのない、「エッチな生命力」とでも言うべきものを前面に出しました。

WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~
最新作「WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~」の一場面

監督の作品にはひと癖あるのに憎めない人物が登場します。

欠点や弱点がたくさんある人が好きです。完璧な人にはあまり面白みを感じないですね。「WOOD JOB!」の主人公である勇気君もダメなところだらけです。ただ痛い目に遭ってもつらい目に遭っても、前向きな明るさがあるので、物語の舞台となっているあの村に残ることができたのでしょう。

矢口監督の映像からは和やかな空気が伝わってきます。実際の撮影現場はどのような雰囲気なのでしょうか。  

出来上がった映画と同じくらい和やかです。僕は現場で怒鳴り声を出さないんですよ。監督が怒鳴らなければほかの人も怒鳴りづらいらしいです。だから常にくだらないギャグや、ダジャレが飛び交う現場になりますね。

「WOOD JOB!」以外の矢口監督の作品では主人公の名前がすべて「鈴木」となっています。

鈴木って、日本ではとてもポピュラーな名字ですよね。つまり「鈴木さん」って、どこにでもいる人の象徴であるわけです。僕のつくる映画では、主人公は天才やスーパーヒーローではなくて、どこにでもいる普通の人にしたいという理由から、「鈴木」という名字を付けてきました。「WOOD JOB!」に関しては三浦しをんさんの原作で使われた氏名をそのまま使うことにしましたが、次にオリジナル脚本で映画を撮るとしたら、主人公の名前はまた鈴木に戻ると思います。

矢口監督の作品はほぼすべてオリジナル脚本です。  

大学生のときに自主映画を撮っていたのですが、脚本を書いたことはなくて、絵コンテだけを描いてそれを基に撮っていたんです。自主映画だったらそれでも問題ないのですが、プロの世界では脚本がないと話が前に進まない。だからデビュー作をつくるときに、本屋さんで「脚本の書き方」といったような本を何冊も買って読み、書き方を覚えました。  

邦画と洋画では、どこに一番の違いがあると思いますか。  

まず、予算が違いますよね。邦画の予算は本当に少ないです。ただ最近ではフィルムとデジタルの両方で撮ることがそれなりにできるようになっており、若い監督たちは低予算向きのデジタルで撮ることが多いので、邦画において予算の壁を感じる状況はいずれ変わるのかもしれません。

ただ自分が観るのは、洋画の方が多いです。僕は映画を娯楽としてのみ考えるようにしていて、楽しむために映画を観に行こうとすると、どうしても日常とはかけ離れた要素の多い洋画を選んでしまいます。僕にとって邦画は日常に近過ぎるという側面があるのかもしれませんね。だったら日常の方が面白いんじゃないか、と思ってしまうのです。だから僕の作品は、日常的なんだけれども、そこから飛躍して、普通の暮らしをしていたのに気が付いたらこんなところに着地しちゃった、という内容のものが多いのかもしれません。

 

ロンドンの金融街、シティの歴史パブ再発見

「我思う、故にパブあり」シティの歴史パブ再発見

国際金融都市シティの昼間人口は40万人以上、話される言語も300を超えるという。最新鋭ビルの隣に中世の教会やギルド施設が立ち、ローマ時代の遺跡も混在。ここは異質なものが隣接し、躍動的に発展し続ける街だ。キリスト教布教の施設から宿屋、情報や文化の発信点、コミュニティーの憩いの場へとその役割を変え続けるパブの存在も、歴史の核心を衝く。グラスの水滴に映し出される歴史の彩り、光と影、そして息遣い……。シティの歴史パブの扉をそっと開けてみた。

シティ公認ガイド 寅七
『シティを歩けば世界がみえる』を訴え、平日・銀行マン、週末・ガイドをしているうち、シティ・ドラゴンの模様がお腹に出来てしまった寅年7月生まれのトラ猫

ヴィクトリア時代の銀行がそのまま絢爛豪華なパブに
ジ・オールド・バンク・オブ・イングランド
ザ・カウンティング・ハウス

  • The Old Bank of England
  • The Old Bank of England
  • The Old Bank of England
  • The Old Bank of England
  • The Counting House
  • The Counting House
  • The Counting House
  • The Counting House

パブに繰り出したいなら、銀行を丸ごとパブにすればいい ──誰のアイデアか知らないが、地下の金庫にあるのは昔、金塊、今は酒。安全に守られたお酒を豪華な店内で嗜むことができる。オールド・バンク・オブ・イングランドは1888年から1975年まで営業したイングランド銀行の支店。ジョニー・デップ主演映画で知られる「スウィーニー・トッド」では、理髪店と人肉パイ店を結ぶ地下道がこの建物の地下にある設定だ。店のメニューにはさりげなく「最高の自家製パイ」と書かれている。一方のカウンティング・ハウスは、1893年からプレスコット銀行として営業。その後、ナットウェスト銀行に買収され、1997年にパブとして生まれ変わった。2階からカウンターを見下ろしながら飲めば、銀行経営者の気分に浸れる。

The Old Bank of England
194 Fleet Street, London EC4A 2LT
Tel: 020 7430 2255
月~金 11:00–23:00
Temple駅
http://oldbankofengland.co.uk

The Counting House
50 Cornhill, London EC3V 3PD
Tel: 020 7283 7123
月~金 11:00–23:00
Bank駅
http://the-counting-house.com


エリザベス1世がその周りで踊ったという桜の幹が残る歴史パブ
イー・オールド・ミター

  • Ye Olde Mitre
  • Ye Olde Mitre
  • Ye Olde Mitre
  • Ye Olde Mitre
  • Ye Olde Mitre

ビール・ファンならご存知、CAMRA(真のエール保存消費者団体)の東ロンドン / シティ地区2014年パブ・オブ・ザ・イヤー賞を獲得したパブ。エール・ビールとチューダー朝建築の雰囲気をたっぷり堪能できる。マゼランに続き世界一周を成し遂げたフランシス・ドレイク船長のパトロンだったクリストファー・ハットン卿はエリザベス1世のお気に入りとなり、13世紀から存在したイーリー司教の土地の多くを割譲してもらった。彼の邸宅とイーリー司教区の境界には桜の木があり、それを囲むように1546年、このパブが出来た。1970年代までこのパブの営業許可証はケンブリッジのイーリー当局が発行し、イーリーの治外法権区域だったという。司教の帽子がパブ・サインなのは伊達じゃない。

Ye Olde Mitre
1 Ely Court, Ely Place, London EC1N 6SJ
Tel: 020 7405 4751
月~金 11:00–23:00
Farringdon駅 / Chancery Lane駅
http://yeoldemitreholborn.co.uk

中世の世界へ、時間旅行のファンタジー
シティ・オブ・ヨーク

  • Cittie of Yorke
  • Cittie of Yorke
  • Cittie of Yorke

1430年に宿屋として開業以来、この土地に500年以上存在しているパブ。チューダー様式の入口を奥に進むと、中世の木組み天井のホールに出くわす。1000ガロンのワイン樽、イングランド最長のバー・カウンター、ヨーク家の白バラを象ったガラス細工、19世紀前半リージェント時代の三角ストーブ、そして木彫りのコンパートメントが7つ。肘掛け椅子に座れば、時間旅行のファンタジーが始まる。何を飲むかって? もちろん、この店はヨークシャー最古の醸造所、オーガニックが自慢のサミュエル・スミスの経営だから、ヨークの名酒OBB (Old Brewery Bitter)に決まりだ。周囲は法曹関連オフィスが多いので、コンパートメントで飲みながらの個別法律相談もあるのだろう。隠れて飲みたいときは地下のセラーも充実している。

Cittie of Yorke
22 High Holborn, London WC1V 6BN
Tel: 020 7242 7670
月~土 12:00–23:00
Chancery Lane駅 

16世紀前半まで実在した修道院をモチーフに
ザ・ブラック・フライアー

  • The Black Friar
  • The Black Friar
  • The Black Friar
  • The Black Friar

中世、ドミニコ会の托鉢僧は黒いローブを着用したので、ブラックフライアーと呼ばれていた。当時の修道院(1276~1538年)は、先端技術と知識を誇る数百人の僧侶が共同生活を送っていた場所。特にこの地にはローマ教皇と英王室の外交関係を取り持った枢密院が置かれ、ヘンリー8世とアラゴン王女との離婚調停裁判も行われた。宗教改革で解体されたが、その跡地から屋内演劇場、薬局ギルド、王立印刷所(後の「タイムズ」紙本社)が生まれ、知識の発信所という点に変わりはなかった。1875年、旧修道院の南西門にこのパブが登場し、1905年に修道院をモチーフに改装された。店内に溢れる托鉢僧の彫刻や、奥の壁に飾られた修道院の教訓「急がば回れ」「勤勉がすべて」が説法を続けている点も昔のままだ。

The Black Friar
174 Queen Victoria Street, London EC4V 4EG
Tel: 020 7236 5474
月~土 10:00–23:00 日 12:00–22:30
Blackfriars駅
www.nicholsonspubs.co.uk/theblackfriarblackfriarslondon

名酒は人生の応援歌、ロンドン最古のアイリッシュ・パブ
ザ・ティペラリー

  • The Tipperary
  • The Tipperary
  • The Tipperary
  • The Tipperary

この懐かしい雰囲気は何だろう。古びたカウンターで名酒ジェイムソンをストレートで飲む。一瞬、時間が止まり、透明で芳醇な香りが広がる。「命の水」(ゲール語で「ウィシュケ・ベアハ」。ウイスキーの語源)は、自然の恵みがぎっしり詰まった人生の応援歌。琥珀色の魔法が腹の奥底まで染み渡ると、不意に出てくるのがポエジー(詩情)だ。この店をさかのぼれば13世紀の修道院の醸造所に行き着く。18世紀初頭、アイリッシュ・パブとして開店。以来、時代の先端を走るシティにあって、こぢんまりとしたこの店は何も変わらず、アイリッシュの詩と心をずっと温めてきた。床下のシャムロック(クローバー)が微笑み、棚に置かれたイエイツが囁く──「ときが果てるまで摘み取ろう、月の銀の林檎を、太陽の金の林檎を」。

The Tipperary
66 Fleet Street, London EC4Y 1HT
Tel: 020 7583 6470
月~金 11:00–23:00 土・日 12:00–18:00

ロンドン初のコーヒーハウスは砂糖貿易の情報中心地
ザ・ジャマイカ・ワイン・ハウス

  • The Jamaica Wine House
  • The Jamaica Wine House
  • The Jamaica Wine House

1652年、東方貿易商の召使いだったパスカ・ロゼがロンドン初のコーヒー・スタンドをここで開いた。その後、コーヒーハウスは交流の場として瞬く間にシティに広まり、ロンドン証券取引所、バルチック海運取引所、ロンドン金属取引所、ロイズ保険などへとその姿を変えていく。ジャマイカの貿易商人が集まるようになったこの店は、砂糖やラム酒、そして奴隷貿易の情報拠点になった。1869年にワイン・ハウスに改称、1885年にヴィクトリア建築に改装されたが、今でも「Jampot」という愛称で親しまれ、シティのビジネスマンが盛んに情報交換を行っている。甘い商売の話に群がる姿は300年過ぎた今も変わらない。なお、店内には当時のコーヒー販売法や壺が展示され、お酒を片手にコーヒー博物館としても楽しめるのがうれしい。

The Jamaica Wine House
St Michaels Alley, Cornhill, London EC3V 9DS
Tel: 020 7929 6972
月~金 11:00–23:00
Bank駅
www.shepherdneame.co.uk/pubs/london/jamaica-wine-house

 

おいしいと評判のロンドンの八百屋さん

おいしいと評判のロンドンの八百屋さん

慣れない海外暮らしでは、食生活がどうしても乱れがち。しかし、英国での毎日を十分に満喫するためには、しっかりと栄養を摂って、明日へと備える必要がある。
そこで改めて注目したいのが、八百屋の存在。食卓では脇役に追いやられがちな野菜や果物をおいしく味わうことができれば、味覚に良し、健康に良しの一石二鳥だ。
毎日の食卓を華やかに演出する、良質の野菜と果物をそろえた八百屋を紹介する。

名だたるセレブ・シェフたちのお墨付き
Andreas Veg

  • Andreas Veg
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高級ブティックが集まるキングス・ロードの北側には、大通りがすぐ近くにあるというのが信じられないほどの静けさに包まれた住宅街がある。この住宅街を抜けると見えてくるのが、「チェルシー・グリーン」と 呼ばれる三角形の小さな広場。この三角形の一辺に「アンドレアス」とい う店主の名が冠された八百屋がある。数人が入店しただけでほぼ満員状態となるこの一画は、実はセレブ・シェフのゴードン・ラムジーや料理研究家のナイジェラ・ローソンまでもが贔屓にする名店なのだ。

世界最大級の生鮮食品市場である仏パリ近郊のランジス公益市場に年5回は通うというアンドレアスさんが野菜を厳選。お薦めは、「フライパンで炒めて、ほんのちょっとのオリーブ・オイルまたは塩、レモンをかけるだけで十分おいしく味わえる」という、鉄分とビタミンCが豊富なケール(和名「葉キャベツ」、1キロ当たり9.95ポンド)。また皮をむいた瞬間に甘酸っぱい香りが周囲一帯に漂うクレメンタイン(甘みかん、1キロ当たり5.95ポンド)は、房のどの部分を噛んでもツンとした甘酢っぱさがあふれ出てくる絶品だ。

4 Cale Street, London SW3 3QU
Sloane Square駅から徒歩10分
☎ 020 7589 5775
営業時間:月~金8:00-17:30、土8:00-16:00
www.andreasveg.co.uk

100種類以上の野菜・果物が所狭しと並ぶ
Michanicou Brothers

  • Michanicou Brothers
  • Michanicou Brothers
  • Michanicou Brothers
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  • Michanicou Brothers

高級住宅街として知られるホランド・パーク駅の近くに立つ、一見しただけでは何の変哲もない八百屋。店内には、段ボール箱の中に無造作に置かれたままの100種類以上に及ぶ野菜・果物が所狭しと並んでいる。ただでさえ窮屈なこの空間に店員が4、5人も常駐しているのは、引っ切りなしに訪れる買い物客への対応をするためだ。キプロス出身のミカニカウ一家が営むこの店の特徴は、店員さんがその場で切り分けて次々と味見をさせてくれるという旺盛なサービス精神。

お薦めは、真っ赤に輝くトマト(1キロ当たり3.5ポンド)。「何も難しいことを考えず、サラダに投げ込むだけで絶対においしい」とのこと。ミネラル成分がバランス良く含まれた極細のフレンチ・ビーン(サヤインゲン、1キロ当たり10ポンド)も人気だ。またこの季節に売れ行きが良いのが、ビタミンCの補給がたっぷりとできるブラッド・オレンジ(1個50ペンス)。大手スーパーでは「季節外れだからしょうがないか」と妥協してしまいがちな野菜や果物さえもおいしいので、ぜひお試しを。

2 Clarendon Road, London W11 3AA
Holland Park駅から徒歩5分
☎ 020 7727 5191
営業時間:月~金9:00-18:30、土9:00-17:30

清潔感にあふれた「野菜の博物館」
Clifton Greens

  • Clifton
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ベジタリアン・メニューが豊富な人気レストラン・チェーン「オットレンギ」を展開するセレブ・シェフのヨタム・オットレンギがお気に入りの店として挙げている八百屋が、このクリフトン・グリーンズだ。ロンドン市内には、物置きと見紛うかのような乱雑な雰囲気の八百屋が多数あるが、この店の清潔感はピカイチ。奥行きのある店内には、色とりどりの野菜が輝きを放ちながら陳列されている。しかもトマト、イモ、リンゴといった代表的な商品に関してはそれぞれ5種類以上が用意されていて、充実した品ぞろえはまるで野菜と果物の博物館のよう。

同店のポリシーは、包装を一切しないこと。客は一個から購入ができて、さらには包装の手間を省くことで商品の値段を下げているという。売れ筋は「栄養の優等生」として知られるアボカド(1個1.45ポンド)と、一番旬の時期に合わせてブラジルやコロンビアなどの産地を選んでいるというパパイヤ(1個1.75ポンド)。同店では商品を市場で毎日買い付けており、品ぞろえが頻繁に変わるので、来店する度に新たな発見があるというのもうれしい。

16 Clifton Road, London W9 1SS
Warwick Avenueから徒歩5分
☎ 020 7286 5060
営業時間:月~土8:00-19:45、日8:00-19:00
www.cliftongreens.co.uk

「砂だらけのニンジン」って何だ?
Natoora

  • Natoora
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英国内のほぼ全域に宅配を行うオンライン食品店「ナトゥーラ」の直販店。オンラインでは精肉や鮮魚も扱っているが、直販店では旬の野菜と果物に限定して販売している。商品数は決して多くないものの、こだわりを感じるものばかりが勢ぞろい。

日本語に直訳すると「砂だらけのニンジン」という意味になる「サンディー・キャロット(1キロ当たり2.6ポンド)」はその一例。通常の栽培法ではニンジンが水を吸収しすぎてしまう結果、その味までもが水っぽくなってしまう。そこで水はけの良い砂を効果的に使うことで、柔らかい土質の中で伸び伸びと成長しながらも甘味の詰まったニンジンをつくることができるのだという。もちろん、ニンジンの主な栄養素である、免疫力を活性化させるベータ・カロテンも凝縮されている。また「パープル・スプラウティング・ブロッコリ(1キロ当たり9ポンド)」も変わり種。中心部が紫色に染まったこのブロッコリは味つけせずとも葉まで食べることができて、とりわけ蒸すことで染み出す深い味わいが美味。博識で親切な店員も同店の売りの一つだ。

35 Turnham Green Terrace, London W4 1RG
Turnham Green駅から徒歩3分
☎ 020 8742 8111
営業時間:月~金9:00-19:00、土8:00-18:00、日10:00-17:00
www.natoora.co.uk

バラ・マーケットの中心的存在
Turnips

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ロンドン最大級の食市場、バラ・マーケット。この市場がまだ卸売業者のみに利用されていた時代から消費者向けに販売し、人気シェフのジェイミー・オリバーを始めとする料理人たちからの支持を集めていたのがこのターニップスだ。今ではすっかり観光名所となったこの市場において、今も変わらず業者そして消費者向けに良質の野菜・果物を販売している。

強い殺菌能力を持つため風邪の季節に心強い味方となるにんにくを、普段から味わって食べる機会は稀だろう。そこでお薦めしたいのが、頬紅のようにほんのり赤く染まったローズ・ガーリック(1個1.95ポンド)。フランス南西部で収穫されたこのにんにくは、強めの味の中にほのかな甘さが隠れている芸術品だ。そして、10個で2.50ポンドとお得なのがジューシング・オレンジ。目が冴えるようなオレンジ色の果肉にかぶりついてビタミンCを補給すれば、風邪知らずの身体に。紫色に染まった鉄分たっぷりのケール(1キロ当たり5.2ポンド)や、ちょっと高価なイエロー・ドラゴン・フルーツ(1個5.8ポンド)などもお試しの価値あり。

43 Borough Market, London SE1 9AH
London Bridge駅から徒歩5分
☎ 020 7357 8356
営業時間:水~土10:00-17:00(金は18:00まで、土は8:00から)
www.turnipsboroughmarket.com

 

エバーグリーン・キャピタル代表取締役社長 岩崎博寿氏 インタビュー

在欧企業・ビジネスを支援する投資会社
エバーグリーン・キャピタル代表取締役社長
岩崎博寿 (いわさきひろひさ) 氏 インタビュー

エバーグリーン・キャピタル代表取締役社長 岩崎博寿氏「投資会社」と聞くと、グローバル企業によるベンチャー企業の買収などの事例をまず思い浮かべるかもしれない。
しかしながら、中小企業の経営者がリタイアするために会社を売却したり、従業員が自身の勤めている会社を買い取ったりする際の支援、さらには起業を計画する若者への出資などを行う投資会社も世の中には存在する。
こうした地に足の着いた案件を扱う投資会社の一つが、エバーグリーン・キャピタルだ。同社の代表取締役を務める岩崎氏に話をうかがった。
www.evergreen-capital.com


投資会社経営に至るまでの経緯を教えてください。

日本の大学を卒業後、イングランド中部オックスフォードに1年間留学しました。そのまま英国に留まり、「Blue Fountain Systems」というロンドンのIT会社に、2カ月間のアルバイトを経て入社。同社で12年間働いた中、最後の8年間は社長を務めました。そして、2010年にマネジメント・バイアウト(MBO)でこの会社を買い取ったのが、最初の企業買収になります。後にベルギーの日本食スーパー、レストラン、別のIT会社や不動産と買収を続け、5年間で合計6社に出資または買収を行いました。

最も印象に残っている買収案件は、最初に手掛けたIT会社ですね。それまでの雇われ社長の身から、会社のオーナーとなり、すべての責任を取らなければならないプレッシャーの中での独立でしたので。買収後は、事業計画の見直し、マーケティングによる売り上げアップ、粗利やコストについてなど、100以上の改善を行い、最終利益を2年で5倍に増やすことに成功しました。この成功の経験と利益をベースに、6社への出資または買収を続けることができました。

どのような買収案件を検討の対象としていますか。

一つは、リタイアされたい方、一旦会社を売却して創業者利益を確定されたい方、ノンコア・ビジネスのみを売却してコア・ビジネスに資金や人材を投資されたい方、ほかのビジネスに投資されたい方など、色々な理由で、会社やビジネスのすべてまたは一部を売却したい場合です。

次に、私が5年前に行ったような、従業員や役員が、働いている会社をオーナーから買い取るMBOです。MBOへの資金だけでなく、オーナーとの交渉、弁護士や税理士との打ち合わせ、売買契約書の作成などを一緒に行っていきます。

あとは、ビジネスがキャッシュ不足になった場合の、出資という形での資金の提供や、共同経営者としての出資です。最近では、起業家によるスタートアップへの出資も考えています。若い起業家のお手伝いができればいいですね。いずれにしても、資金を提供するだけではなく、経営にも参加して、売り上げと利益を一緒に伸ばし、WIN-WINの関係を作ることが大切だと考えています。

買収案件は秘密裏に進めるのでしょうか。

必ず秘密保持契約書を取り交わします。そして、最終的に売買が成立するまでは、従業員や取引先に情報が漏れないように、細心の注意を払うことが求められます。また売買が成立した後、関係者にどのタイミングでどのようなメッセージを誰が伝えるかなども、契約前から周到に準備しなければいけません。この辺りも、弊社の過去の経験を元に一緒に行っていきます。

経営において最も大切にしていることは何ですか。

一つは、目の前で次から次へと起こる問題から一歩も二歩も下がって、常にそのビジネスの5年後または10年後のあるべき姿を考えながら、会社をコントロールするということ。放っておくとどうしても目の前の作業に流されてしまいます。

もう一つは、「銃ではなく弾を売る」。高い銃を売って一日限りの大きな利益を上げることよりも、小さく長期にわたって買い続けてもらえる弾をいかに売るかを考える。これが経営の肝だと思います。

 

小林賢太郎 インタビュー 「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」ロンドン公演

Interview

劇作家 / パフォーミング・アーティスト
小林賢太郎

Kentaro Kobayashi: Mr Potsunen’s Peculiar Slice of Lifeショーを楽しむのに
予備知識は要らない

シンプルな衣装と舞台装置、日本語の言葉遊びなどで独自のスタイルを築いたコント・ユニット「ラーメンズ」から始まり、演劇プロジェクト「K.K.P.」、ソロパフォーマンス「Potsunen」など、様々な形で「笑い」を追求してきた小林賢太郎。
そんな彼の作品が、初めてロンドンで上演される。最新作「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」は、絵本に出てくる昆虫博士のような風貌のポツネン氏の、端から見ると奇妙だけれど、本人にとってはいたって平凡な日常を描いたコメディー。
現代美術を見ているような、不思議で美しい作品の創作秘話を聞く。

小林賢太郎

1973年4月17日生まれ、神奈川県出身。96年、多摩美術大学在学中に同級生の片桐仁とラーメンズを結成。脚本・演出・出演のすべてを手掛ける。2002年に演劇プロジェクト「K.K.P.」、05年にソロパフォーマンス「Potsunen」を始動。12年には「Potsunen」で、フランス、モナコにて初の海外公演を成功させる。09年、NHK-BSにて「小林賢太郎テレビ」がスタート。最近作では美術全般も自ら手掛けるなど、舞台を中心に独自の活動を展開している。http://kentarokobayashi.net

3年ぶりとなる海外公演で、東京のほかにロンドンやパリでも公演が行われますが、創作の過程で海外を意識された部分はありますか。

以前、パリとモナコで上演したときは、コントで言葉の壁を越えるための研究発表のような内容でした。ですが今回は、その辺りはあまり意識せず、僕が今やりたいことを詰め込んだ結果がこれなので、海外のお客さんがどのように受け取ってくれるのか、今から楽しみです。初めての海外公演という気負いがなくなった分、臆することなく、自分のやりたいことを思いっきりぶちまけた作品になりました。もちろん日本語が分からない方にも楽しんでいただける内容にはなっていると思います。

東京公演のカーテン・コールでおっしゃっていましたが、今回の作品は小林さんが見た夢を具現化した部分もあるんですよね。

3年くらい前に見た夢なんですが、セミを捕まえて育てたら、フクロウになったんです。そのフクロウがとても悲しそうな顔をしていたので、ゆすったり、面白い顔をして見せたりしていたら、ニコーッと笑ったのでうれしくなったところで、泣きながら目が覚めました(笑)。でも最初からその夢を題材にしようと思ったわけではなくて、途中で「そういえばあの夢が種になっているのか」と感じたんです。夢って支離滅裂ですよね。台所のドアを開けたら急に海だったり、いつの間にか時間や場所が変わってたり、ありえないことも夢の中では何の違和感もなく受け入れられる。今回のこの作品は、見終わった後で「夢を見ていたみたい」と思っていただければ成功なのかもしれません。

山高帽にスーツといった衣装から受ける印象もあると思うのですが、小林さんのソロパフォーマンスにはどこかヨーロッパ的な雰囲気を感じます。

ヨーロッパというよりも、大正時代の日本人を意識しています。大正時代の、和と洋が良い具合に混ざり合っている感じがすごく好きなんです。だからヨーロッパ的な雰囲気を取り入れているつもりはなかったのですが、大正はヨーロッパからの影響を大いに受けた時代だとは思うので、そう見えるのかもしれませんね。

「Potsunen」では、パントマイム、マジック、イラスト、映像といった様々な手法が使われています。今回は物語性が加わり、ますますコントなのか、演劇なのか、アートなのか、とジャンルが混沌としてきた気がします。

僕の表現は一言で言うと「ビジュアル・サーカス・コメディー」でしょうか(笑)。アートもあって手品もあって笑いもある。色々とやることが多くて大変ですが、やっただけ手応えもあるので、楽しんでいます。ものすごく疲れますけど……(笑)。「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」は、僕が今まで積み重ねてきたことが合わさったような、集大成的な作品になっていますが、何も知らずに観に来ていただいても大丈夫です。僕のショーを楽しむのに予備知識は要りません。国籍も性別も年齢も関係ないので、面白そうだなと思ったら、ぜひ劇場に足をお運びください。

(インタビュー: 石本真樹)

Kentaro Kobayashi:
Mr Potsunen’s Peculiar Slice of Life

Kentaro Kobayashi: Mr Potsunen’s Peculiar Slice of Life2015年2月3日(火)、4日(水)
19:30
£15
Leicester Square Theatre
6 Leicester Place, London WC2H 7BX
Tel: 0844 873 3433
Leicester Square駅
www.leicestersquaretheatre.com

 

「ロンドン・マラソン・リミテッド」世界最大級のチャリティー・イベントの舞台裏を追跡

困難な状況を笑うことそれこそが英国人のユーモア「ロンドン・マラソン・リミテッド」

東日本大震災の発生後、日本においてもチャリティー活動がより盛んに行われるようになってきた。国が違えば、チャリティー文化も異なる。そこで2015年最初の英国ニュースダイジェストでは、欧州3国で支持を集めるチャリティー団体を紹介。最初に取り上げるのは、「チャリティー・マラソン」の先駆けであるロンドン・マラソンだ。走ることで、どうして募金活動になるのか。なぜロンドンにはチャリティー・ランナーが突出して多いのか。関係者に話を聞いた。

The London Marathon Limited とは?

毎年4月にロンドン中心部で開催されるロンドン・マラソンの運営会社。同ロンドン・マラソンなど英各地で主催するスポーツ・イベントを通じて得られる全利益をロンドン・マラソン慈善基金に寄付。寄付金は、同基金からロンドンを中心とするスポーツやレクリエーション関連施設へと分配される。またロンドン・マラソンでは1000を超えるチャリティー団体に対してチャリティー枠を多数確保することで、世界最大級となるチャリティー・イベントの運営に成功している。
www.virginmoneylondonmarathon.com

世界最大級のチャリティー・イベント

毎年4月の日曜日、ロンドン市内ではロンドン・マラソンが開催される。かつては瀬古利彦や谷口浩美といった往年の日本人選手が先頭でゴールを切り、2003年には英国人選手のポーラ・ラドクリフが女子マラソンの現世界記録を樹立したこの大会の開催は、今年で35回目を迎える。

子午線で有名なグリニッジ旧王立天文台の近くからスタートし、ロンドン塔や大観覧車ロンドン・アイを横目に走り抜け、バッキンガム宮殿前でゴールするというロンドン市内観光ツアーのようなコースの沿道には、いつもたくさんの人だかりができる。当日に沿道へ応援に駆け付ける人数は約75万人。ロンドンの地下鉄は毎年この日に1日当たりの最多乗客数を記録するという。

沿道は、いつも活気に満ちている。世界各地から招聘(しょうへい)されたオリンピック選手や市民ランナーへの声援。元サッカー選手のマイケル・オーウェンやセレブ・シェフのゴードン・ラムジー、美人メゾソプラノ歌手のキャサリン・ジェンキンスといった、大会に出場した英国の有名人たちへの冗談交じりの野次。ウェディング・ドレスやゴリラの着ぐるみを着用して走る仮装ランナーたちが通り過ぎるたびに起こる笑い声。そして、沿道に陣取ったジャズ・バンドの演奏。スポーツの大会というよりも、あたかもロンドンという街全体を上げてのお祭りのような趣である。

このお祭りとしての側面に加えて、ロンドン・マラソンは世界最大級のチャリティー・イベントとしての顔も持っている。実は「毎年開催されるチャリティー・イベントとして1日で集める寄付金が最大のイベント」というギネス世界記録をも保持しているのだ。

出場者の大半はチャリティー・ランナー

ロンドン・マラソンの2013年の応募者は16万7449人で、実際の出場者数は3万4631人。抽選となる一般応募枠に加えて招待選手枠さらにはチャリティー枠なるものが存在し、チャリティー枠は全体の3分の1を占める。集まった寄付金は5300万ポンド(約99億円)に達した。

ちなみに1897年に創設された、近代オリンピックに次いで歴史の古いスポーツ大会と言われる米国のボストン・マラソンの2014年大会には3万2458人が出走し、そのうちチャリティー・ランナーは約2500人で、集まった寄付金額は3800万ドル(約46億円)。同年の東京マラソンでは出走者数が3万5556人で、チャリティー・ランナーは2593人(法人チャリティー枠506人)、寄付金は約2億7000万円。出走者数は3大会ともほぼ同じでありながら、ロンドン・マラソンではチャリティー・ランナーの割合が突出して大きいことがよく分かる。

ここで「募金活動を目的としてマラソン大会に出場する」という慣習にあまりなじみがない方のために、「チャリティー・ランナー」とはどのようなものであるかを簡単に説明しよう。ロンドン・マラソンには、実にたくさんのチャリティー団体が関わっている。チャリティー・ランナーとして出場する人は、その中からどのチャリティー団体に登録するかを決めなければならない。例えば、ロンドン・マラソンを通じて、がんの研究に必要な資金を集めるチャリティー団体のために寄付金を集めるとする。肉親をがんで亡くしたことがあるとか、仲の良い友人がそのチャリティー団体に勤務しているなど、その動機は様々だ。詳しい制度については後述するが、ロンドン・マラソンにおけるチャリティー枠を多く持っているという理由で特定のチャリティー団体を選ぶという人も多くいる。

チャリティー団体を選んだら、次は募金活動。家族や友人、会社の同僚などに、マラソン大会に出場するから、もしくは自己ベスト記録に挑戦するから、応援の気持ちとして一人につき一定額の寄付をしてほしい、といったお願いをする。この提案に賛同した人たちによる寄付金が、ランナーを通じた現金受け渡しやクレジット・カードでの入金によって、最終的には事前に登録したチャリティー団体へと送り届けられるという段取りになっているのだ。

ロンドン・マラソンには、この慣習を制度化した「ゴールデン・ボンド」と呼ばれる仕組みがある。同制度において、チャリティー団体は1枠につき300ポンドを大会主催者に支払い、大会への出場枠を確保する。そしてこの枠を、自分たちに代わって数千ポンド単位の募金活動を行ってくれるランナーに分配するのだ。大会主催者はゴールデン・ボンドを通じて、750団体に対して1万5000枠を提供。また各団体につき1枠限定となる「シルバー・ボンド」でも550枠を確保している。

さらには抽選の倍率が非常に高いことで知られる一般枠の当選者の中にも、寄付金を集めるランナーが多数いる。これらも合わせると、出場者の75%が本大会を通じて募金活動を行っていることになるという。

英国的ユーモアとの関係

ロンドン・マラソン大会創立者を父に持つヒュー・ブラッシャーさん
大会創立者を父に持つヒュー・ブラッシャーさん

ロンドン・マラソンの運営会社「ロンドン・マラソン・リミテッド」の最高職となる「レース・ダイレクター」を務めるヒュー・ブラッシャーさんは、大会創設者の一人である父の手伝いをしていた15歳のときから本大会の運営に関わってきた。「1981年の創設当初は、日常的に練習を積んだ、いわゆる玄人はだしのランナーばかりが集う大会でした。ところが現在では、これまで1キロさえ走ったことがないという方がたくさん出場します。当たり前のことですが、日頃から長距離種目の練習を重ねている人にとっては、ロンドン・マラソンは数あるレースの一つに過ぎません。ところが未経験者にとって、マラソンとは言わば『人生最大の挑戦』。こうしたランナーが増えていくにつれて、レースを通じての募金活動が盛んになっていったのです」。

しかし、なぜ初心者レベルのアマチュア・ランナーの参加が増えると、募金活動の規模も拡大していくのだろうか。「英国的なユーモアの特質の一つに、『困難な状況を笑う』というものがあります。初心者にとって、マラソンとは困難な営みの極致ですよね。この困難を真正面から受け止めることでさらに苦しい思いをするよりも、家族や友人に応援してもらいながら、ユーモアの心を持って取り組もうと考える人が多いからなのでしょう。非常に英国人的な考え方だと思いますね」。今やロンドン・マラソンの名物となった仮装ランナーも、注目を集めることで自身が登録するチャリティーへの関心を高め、またユーモアの心を持ってレースに臨むという姿勢の表れなのだという。

大会主催者も寄付

ロンドン・マラソンにおける寄付金は、各チャリティー団体が大会参加費を払った上で独自に集めているものに留まらない。大会の運営団体も大規模な寄付を行っている。

この大会はそもそも、陸上の3000メートル障害の五輪金メダリストであるクリス・ブラッシャーさんと、同じく五輪の同種目で銅メダルを獲得したジョン・ディズリーさんという2人の英国人陸上選手たちによって創設された。2人が79年に米国のニューヨーク・シティ・マラソンに出場した際に大きな感動を覚えたことがきっかけになったのだという。そのときの父の様子を、先に紹介したヒューさんはよく覚えている。「サッカーのワールド・カップ決勝や、競馬のダービーでもあれほどの声援を聞いたことはないと興奮していました。しかも当時とても治安が悪いと言われていたニューヨークで、市民が一体となったイベントが開催されたということに感動したのだと思います」。

ニューヨークから帰国した2人は、このニューヨーク・シティ・マラソンをモデルとした市民マラソン大会をロンドンでも開催することを計画。その際に以下の「6つの目標」を掲げた。

① 高速コースと熾烈な国際競争の場を提供することで、英国におけるマラソンのレベルと地位を高める
② 人類に対して、人間の団結が可能であることを示す
③ ロンドンにおけるレクリエーション施設の整備を目的とした寄付金を集める
④ ロンドンの観光業に貢献する
⑤ イベントの開催においては英国が最も優れていると証明する
⑥ 数々の問題が起きているこの世の中において幸福感と達成感を提供する


バッキンガム宮殿前がロンドン・マラソンのゴールとなる

このうち③が、現在まで続けられている大会主催者が行う寄付に当たる。ロンドン・マラソン・リミテッドが、参加費やテレビ放映権、スポンサー収益などから、人件費を含む運営費などの費用を引いた全額がすべて「ロンドン・マラソン慈善基金」へと渡り、同機関からスポーツ及びレクリエーション関連の各事業へと分配される仕組みになっているのだ。同基金のサラ・リドレーさんによると「スポーツ振興に役立つか、ロンドン・マラソンなどのレース会場周辺地域への貢献となるかなどの観点から申請案件を審査した上で、平均して年50件ほどに寄付を行っています」。2013年は360万ポンド、過去総計で約1000事業に5000万ポンドを提供。これらの案件の中には、12年に開催されたロンドン五輪での水泳競技の会場となった巨大プールにおける車いす補助用具の購入や、土地開発業者たちによる地上げで存続の危機に立たされている競技場への資金の供給などが含まれる。

こうしてロンドン中心部でマラソン大会が開催されることにより街が豊かになり、またチャリティー団体の存在なくしては見捨てられがちな人々が支援を受けることができるからこそ、多くの人々や機関がこのイベントを応援するのだろう。そもそも、大会に参加している各チャリティー団体が扱う難病や貧困といった問題は、本来であればスポーツや笑いとは縁遠い種類のものであるはずだ。だからといって、苦虫をかみつぶしていれば解決するわけではない。それならばとばかりに、周囲の人をも巻き込みながら、マラソンというスポーツと、お祭りの雰囲気を通じて、結果的に資金の確保という最も現実的な解決策を提供する。ロンドン・マラソンにおける沿道の熱気には、チャリティーに対する英国人の知恵がたくさん詰まっている。

英国の著名チャリティー

英各地では、マラソンを始めとするスポーツ関連のチャリティー・イベントが頻繁に開催されている。絶滅の危機にさらされている野生のマウンテン・ゴリラの保護を目的としたミニ・マラソン大会が「ゴリラ・ラン」。ロンドンの金融街シティに設置された8キロのコースを、ゴリラの着ぐるみを着用して走る。また「ムーンウォーク」は、乳がん研究の資金集めを目的としたウォーキング大会。ロンドン中心部で深夜、特製のブラジャーを着用して早足で長距離を歩く。ブラジャーを着用するのであれば、男性でも参加可。また「ロンドン・マラソン・リミテッド」は、ロンドン・マラソンのほかにも英各地のマラソンや自転車レースなどを運営し、開催地周辺のスポーツ施設への寄付を行っている。ちなみにロンドン・マラソンではウィリアム王子の次男であるヘンリー王子が、ムーンウォークはチャールズ皇太子がパトロンを務めている。

日本の24時間テレビ「愛は地球を救う」のような、チャリティー企画を目的としたテレビ番組が、BBCが2年に1度放映している「レッド・ノーズ・デイ」。「コミック・リリーフ」というチャリティー団体が、番組名にもなっている赤鼻を付けた著名お笑い芸人たちを中心とする特別番組を通じて、世界中の貧困問題の解決に向けた寄付を募る。同番組の出演者と撮影スタッフは無償で協力。過去にはブレア元首相が出演し、お笑い芸人との掛け合いを演じたこともあった。

2003年から日本でも発行されている、ホームレスが販売するストリート・ペーパーが「ビッグ・イシュー」。ホームレスはこの雑誌を一部1.25ポンドで購入し(場合によっては無償提供)、2.5ポンドで販売。出版社の利益はホームレスの仕事探しの支援などを行うビッグ・イシュー財団へと回る。日本でも人気の英俳優ベネディクト・カンバーバッチを始めとする数々の有名人たちが、毎号の表紙を飾っている。


 
 

フォトコンテスト2014 受賞者発表!

英・独・仏 ニュースダイジェスト主催
フォトコンテスト2014
受賞者発表 !

既に遠い記憶となりかけた思い出が、まざまざとよみがえってくる。
いつも見慣れているはずの何げない光景が、違った輝きを見せる。
海外生活を送る英・独・仏ニュースダイジェストの読者の皆様と、
写真を撮ることの楽しさを共有したいとの願いから始まった
フォトコンテストは、4回目を迎えました。
今年も力作がそろった数々の写真の中から、受賞作品を発表いたします。

マチュア部門大賞

「アリゾナの夕焼け」
ルグラン 青木祐子 さんフランス

「アリゾナの夕焼け」 ルグラン青木祐子さん

まさか自分の作品が大賞に選ばれるなんて、初めて知らせを聞いたときには信じられませんでした。本当にうれしいです。この写真は2014年8月に米国アリゾナ州セドナ市で開催されたツアーに参加したときに撮りました。スピリチュアルな場所なので、そうした特別な雰囲気が感じられるよう背景を意識してシャッターを押したことを覚えています。また重いカメラを使用していたので、カメラを落としてしまわないように気をつけました。写真のモデルとなったツアー・ガイドのサラさんが、大自然と一体になって写っているところが気に入っています。

審査員コメント旅の思い出を扱った主題が秀逸です。写真に写った光が美しい。構図のバランスもきちんと取れています。さらに、夕陽を眺めている被写体がつくり出す、何とも言えない雰囲気が素晴らしいと思います。雰囲気を写真で捉えるというのは、非常に難しいですよね。世の中には「雰囲気を捉えた写真」が確実に存在するにも関わらず、どうすればそのような写真を撮ることができるかを説明するのは難しい。どんな雰囲気を残したいのか、その雰囲気を捉えるためにはどんな構図にすればいいか。それを考えながら、何度も撮り続けるしか他に方法はないのかもしれません。 by Canon Europe

キッズ部門大賞

「妹」
クネル翔音 さん(10歳)フランス 

「妹」クネル 翔音 さん(10歳)

今年の夏、インドネシアのバリ島の海岸で散歩をしていたときに、妹が気持ち良さそうに海岸を走っていたので、写真を撮りました。その際に心掛けたのは、太陽の光がカメラのレンズの中に入りすぎないようにすること。出来栄えとしては、妹が「走っている」という感じをよく捉えることができたと思います。私が写真を撮るときに普段使用しているのは、お母さんが昔使っていたカメラ。来年の夏は日本に行く予定なので、日本でしか撮ることのできない、日本らしい写真をいっぱい撮りたいです。

審査員コメント子供が楽しそうに遊んでいる姿をうまく捉えていますね。何よりも海に反射する光が美しい。空と海をバランス良く入れ込んだ構図も素晴らしいです。前方には走る子供と太陽の光の反射、中央やや後方に波、そして遠景には水平線と空。よく見れば、この写真は幾つもの異なる層によって構成されていることが分かります。遠方まで広がる景色を撮る際には、前方に何を置くかが重要です。前方に何もなければ、退屈な写真になってしまう恐れがあるからです。本作品は、遠くの景色と前方のモデルのバランスが取れたまさにお手本のような写真ですね。by Canon Europe

マチュア部門特別賞

「ラベンダー畑」
稲葉政文 さんイギリス 

「ラベンダー畑」稲葉政文さん

8月下旬にロンドン郊外サットンのラベンダー畑に出掛けたときに撮影した写真です。ラベンダー自体は既に花が枯れているものが多く、満開とはいきませんでしたが、天気が良くて暖かい日の光がちょうど良い具合に入ってきました。娘が動き回るので、いろいろなことに気を遣う時間はありませんでしたが、とにかく構図だけには気をつけて、娘、花、そして空がうまく収まるよう心掛けました。娘の服装がラベンダー畑にマッチしているのと、不思議そうに自分の手を見つめているところが自分でも気に入っています。

審査員コメント写真に写っている子供の顔に注目してください。子供がカメラのレンズではなく、ほかのものに興味を示している瞬間を捉えたという点にこの写真の最大の特徴があります。周囲のものに多大な関心を払っているということが如実に分かる表情ですね。画面に縦と横をそれぞれ3分割する線を設定し、その線が交わる点上に被写体を置くという「3分割法」に則った構図も完璧です。また子供と同じ低い視点から撮影しているという点にも工夫を感じます。こうして低い位置で撮るというのは、写真に「気持ち」を吹き込みたい場合に有効なテクニックです。 by Canon Europe

「Trackstand」
斉藤真大 さんイギリス

「Trackstand」斉藤真大 さん

入賞という思いもよらない結果に驚いたと同時に、うれしい気持ちでいっぱいです。この写真は、夏休みに友達が僕の住む町に来て、自転車に乗ったり、写真を撮ったりしながら遊んでいたときに撮影したものです。自転車の骨組みと、背景と人物のバランスを考え、友達がかっこよく見えるように撮ろうと心掛けました。友達をいつもよりずっとかっこよく撮れたことがうれしかったです。普段から一眼レフカメラで風景や人々を、またスクーターやスケートボードの動画を撮ったりしています。今後はスポーツに関する写真と動画をもっと撮りたいです。

審査員コメントグレーの地面と茶色いレンガの背景が、主人公の青年と自転車をくっきりと、そして鮮やかに引き立てており、構図の取り方も絶妙です。さらに手前の最下部において水平に引かれたラインによって、写真の奥行きと立体感が強まっていると思います。全体の落ち着いたトーンに、庭の花木の色合いがほのかなスパイスとして加わっているあたりにもセンスを感じますね。曇り空の下に広がる何げない日常を、柔らかく、そして温かく感じることができる1枚です。 by 宝酒造株式会社

「もしもし こちらアザラシ」
一柳絵美 さんドイツ

「もしもし こちらアザラシ」一柳絵美 さん

9月にヘルゴラント島という北海に浮かぶ小さな島を訪れた際、海岸沿いで何十頭もの野生のアザラシが、気持ち良さそうに昼寝をしている姿を目にしました。その中に、寝ぼけまなこで電話に出ているかのような格好の1頭を発見。あまりの可愛らしさに感激し、その表情を逃すまいと、できるだけズームインして、たくさん撮影したうちの1枚がこの写真です。受賞できるとは全く考えていなかったので、とてもうれしいです。動物が好きなので、これからも自然な表情を浮かべる動物の写真を撮っていきたいと思います。

審査員コメント野生動物の一瞬の動きを捉えており、タイトルとマッチした、ユーモラスでインパクトのある作品だと思います。アザラシののんびりした表情や、「もしもし?」と電話をしているかのような可愛らしいしぐさ。しかし、その首の傷跡からは野生生活の厳しさが垣間見られます。このアザラシの人生までも写し出しているかのようです。今回の応募作品には、ポストカードになりそうな奇麗なものが多かったのですが、その中で最も動きを感じられる作品でした。「もしもし?」の後に続くアザラシの言葉が何であるかは、見る人の想像力によって違ってくるのでしょうね。 by Steigenberger Frankfurter Hof THE SPA

「白鳥の湖」
ジャンフランソワ・ジェニー さんフランス 

「白鳥の湖」ジャンフランソワ・ジェニー さん

娘の夏休みを利用し、7月下旬に家族皆でマレーシアにて夏のヴァカンスを過ごしました。クアラルンプール滞在中にバード・パークに行き、そこで数羽の水鳥が湖上に浮かんでいる姿を見て、あまりの美しさに魅了されシャッターを切りました。それぞれの水鳥の動きが異なるので、全体のバランスを取り、優雅な雰囲気が表現できるように気を付けました。チャイコフスキーの「白鳥の湖」を連想し、あたかもダンスをしているかのような水鳥の姿が美しく撮れたところが気に入っています。これからは言葉では表現できない自然の美しさを撮りたいと思っています。

審査員コメントどこにでもあるような池の風景ですが、そこに鏡のように池に映り込んだ自分を見ている右上の水鳥の姿が印象的です。経済、宗教、人種間での民族主義の台頭、さまざまな理由で少しずつ世の中がまたおかしくなりつつあるのを実感する時代となりました。そんな時代にあって、この一つの限られた空間の池の中で、いろいろな方向を向きながら、群れの中で睦まじく暮らす一家。そして鏡のように自分に問い掛けている一羽の鳥を見て、一つのメッセージを含む写真なのでは?と感じました。自分の子供たちの次の世代が平和であればいいのですが。 by GUILOGUILO

キッズ部門入賞

「雨の日のクモの巣」
ヘインズ朋樹 さん(7歳)イギリス 

「雨の日のクモの巣」」ヘインズ朋樹 さん

僕の写真が入賞したことを、お母さんから教えてもらいました。とてもびっくりしましたが、うれしいです。写真を撮ったのは、学校から帰る途中の道。雨がやんだ後にできたクモの巣にたくさん付いている水滴とクモを見つけました。クモが逃げてしまわないように、そしてクモの巣や木に触って水滴が落ちないように気をつけました。きれいな形をしたクモの巣に、水滴がキラキラ光ってきれいなところを上手く撮ることができたと思います。普段は家族、旅行の風景、庭の鳥や花、自分で作ったレゴや絵の記録を撮るのが好きです。これからは動物も撮りたいと思っています。

審査員コメントまるで宝石のように光る雨滴と、カラフルなクモの存在感が際立っています。またクモの巣の背景に広がる緑いっぱいの自然が、手前に見える雨水の瑞々しさとクモの生命感をより一層引き立てているようにも思えます。暗くそして雨続きであるがゆえに、ともすると陰鬱な気分になりがちな英国特有の天気の中で、日常的な風景の中からこのような美しい自然を発見してしまう子供らしい視線が素晴らしいと感じたため、入賞作品として選ばせていただきました。 by JP Books

キッズ部門入賞

「秋のコロッセウム」
今村颯輝 さん(11歳)ドイツ 

「秋のコロッセウム」 今村颯輝 さん

10月12日にクサンテンという町で撮った写真なのですが、雲一つない天気で気持ち良い日でした。そのとき、コロッセウムの中をおばあさんが孫を連れて歩いていたのです。日本にいる祖母とは今は遠く離れているので「おばあちゃんと散歩できていいな」と思いながら撮りました。僕は高いところが好きなので、高い位置から撮ろうと、自分の視線より高く撮れるよう手を頭の上まで伸ばしてコロッセウム全体が入るようにしました。普段、写真を撮るのは家族で出掛けて気が向いたときくらいです。ドイツでは、日本にはない建物や風景を撮りたいと思っています。

審査員コメント広いコロッセウムの中で、おばあさんとその孫と思われる2人が仲良く手をつないで歩いている姿が、とてもほのぼのとしていて印象に残りました。撮影された方は、この写真に写った2人のように、コロッセウムの真ん中に家族と一緒に立ったらどんなに楽しいことがあるだろう、果たしてどのような景色が見えるのだろう……と、きっといろいろなことを想像しながら撮ったのではないかと思います。写真を通じて家族の絆を感じさせてくれたところが、入賞作品として選んだ決め手となりました。 by Paris Miki International GmbH

キッズ部門入賞

「猫ちゃんは可愛かった」
伊藤雅珠 さん(6歳)フランス

「猫ちゃんは可愛かった」伊藤雅珠 さん

この写真は、学校の帰りに仲良しのお友達と公園に行ったときに撮ったものです。お友達がダイジェストのコンテストに応募するというので一緒に応募したくてお花をたくさん撮っていたら、猫ちゃんが来て、可愛かったので撮りました。自由にしている猫ちゃんを撮りたかったので、そこを注意して撮りました。猫ちゃんのポーズと目の表情が気に入っています。使ったのはママのカメラ。普段は貸してもらえないけれど、このときは応募したくてお願いをして貸してもらい、たくさん撮ることができました。本当はもっともっと毎日撮りたいです。

審査員コメントまず、猫の意志のある目が良いと感じました。大人だとなかなかこのような構図は撮らないのではないでしょうか。子供だからこそ撮れた写真であり、そのときの雰囲気がよく伝わる、とても素敵な写真です。今回の応募のために、お母さんからカメラを借りて写真を撮ったということですが、せっかく入賞されたので、これからも続けて写真を撮っていただきたいですね。周りにあるさまざまなものをよく観察し、そのときにしかない時間を写真に残していってください。これからのますますの成長を応援しております。 by BOOK OFF

審査員総評

今年も水準の高い作品がそろいました。本コンテストは今年で第4回を迎えましたが、作品の水準が回を追うごとに向上していくのがはっきりと分かります。このため、秀作ぞろいの応募作品の中から大賞や入賞作品を選び出すという作業も年々難しくなってきており、審査員も頭を悩ますことが次第に多くなってきました。一例を挙げますと、本コンテストにおいては、これまで被写体を反射的に撮影したいわゆるスナップ写真が応募作品の中に多く見られました。ところが今回集まったのは、構図を練ったり、タイミングを計ったりと撮影に時間を掛けたとうかがえる写真ばかり。またカメラの機能が進化していることも、作品の水準が高まっていることの一因となっているのかもしれません。一方で、写真を撮影する際にその出来栄えを左右するのはカメラの機能ではなく、あくまでも撮影者の腕です。一体どんな写真を撮りたいのかを自身に問い掛けながら撮るのが、写真撮影を上達させるためのコツと言えます。 by Canon Europe

From News Digest

英・独・仏のニュースダイジェスト主催フォトコンテスト2014に数多くのご応募をいただきまして、誠にありがとうございました。本企画は、読者の皆様からの参加に大きく依存する構成となっております。大切な思い出を写した写真を共有していただいた応募者の方々、またお忙しい中、コメントの提供などご対応いただいた大賞・入賞受賞者の方々、そして賞品を提供してくださったスポンサー企業の皆様に、社員一同、心より感謝申し上げます。  

当選までの流れとしましては、例年と同様、まずはニュースダイジェスト社内で一次審査を実施。「審査員総評」でも紹介されていましたが、今年は各作品とも非常に凝ったものが多く、一次審査から難航しました。その後、各国審査員による最終選考を実施。大賞作品、審査員特別賞作品、各国入賞作品が決定しました。  

応募作品の中には、プロの手によるものと見紛うほどの高い水準に達した写真が数多くありました。一方で、実際に写真撮影の仕事を経験された方というのはほとんどいらっしゃらなかったようです。受賞後の感想をうかがった大賞・入賞の受賞者の方々が、口をそろえたように「まさか自分が受賞するとは思ってもみなかった」と仰っていたのが印象的でした。また受賞者の皆様は、普段から写真を撮るのが好きという方が多かったようです。撮ることにはそれほど自信はないけれども、写真展に行くのが好きと仰る方もいらっしゃいました。「好きこそものの上手なれ」という言葉の意味を、再認識したような気がします。

受賞者と賞品

    マチュア部門

  • 大賞: ルグラン 青木祐子さん
    Canon Europeより Canon EOS 100D Digital SLR Camera
  • マチュア部門特別賞: 稲葉政文さん
    Canon EuropeよりCanon PIXMA MG6450
  • 英国入賞: 斉藤真大さん
    宝酒造株式会社より清酒・焼酎・みりんのセット(200ポンド相当)
  • ドイツ入賞: 一柳絵美さん
    Steigenberger Frankfurter Hof より THE SPAのご利用券(250ユーロ相当)
  • フランス入賞: ジャンフランソワ・ジェニーさん
    新割烹のレストランGUILOGUILOよりお食事券 (200ユーロ相当)
  • キッズ部門

  • 大賞: クネル翔音さん
    Canon EuropeよりCanon IXUS 145
  • 英国入賞: ヘインズ朋樹さん
    JP Booksよりバウチャー(50ポンド相当)
  • ドイツ入賞: 今村颯輝さん
    Paris Miki International GmbH より 「Ray-Ban」キッズ用サングラス(70ユーロ相当)
  • フランス入賞: 伊藤雅珠さん
    BOOK OFFよりバウチャー(60ユーロ相当)

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おいしいと評判のロンドンのお肉屋さん

ロンドンのおいしいと評判のお肉屋さん - クリスマス・ディナーの準備にも使える!

英国の大手スーパーで買ったお肉を食べても、味がいまいちだと感じた経験はないだろうか。昨年には牛肉加工品への馬肉混入事件が英国内で次々と発生。この国で、きちんとしたおいしい肉を食べるのは実はそう簡単なことではない。しかも、もうすぐ年の瀬。自宅で豪華な英国風のクリスマス・ディナーを楽しみたいという家庭もきっと多くあるはずだ。そこで今回は、ロンドン市民の間で信頼と人気を集めるお肉屋さんを紹介する。

5代目が経営する老舗中の老舗
C. Lidgate

  • C. Lidgate
  • C. Lidgate
  • C. Lidgate
  • C. Lidgate
  • C. Lidgate
  • C. Lidgate

ロンドン西部ホランド・パーク駅を出て右に向かって歩き出すと、間もなく見えてくるお肉屋さん。150年の歴史を誇る老舗中の老舗で、現在33歳のダニーさんは5代目の経営者。イングランド中部コッツウォルズにあるチャールズ皇太子の私邸ハイグローブ内の農場を含む各所から厳選して肉を取り寄せている。店内に並べられているのは、ソーセージだけでも15種類前後。18世紀のレシピを使ったもの、アスパラガスとピスタチオ入りのもの、鹿肉を使ったものなど、まるでソーセージの博物館のよう。

物色していると、フレンドリーなスタッフたちが「遠慮せず試食品を食べてください」と言って微笑んでくれる。同店がお薦めするクリスマス・ディナーの食材は、王道のブロンズ・ターキー(約10.5~11キロ、約17人用で181.50ポンド)。ロンドン近郊エセックスの農場で放し飼い(フリー・レンジ)にして育てられた七面鳥をローストすることで出来上がる風味と食感は「宝物のよう」との評判。安価なものでは、パーティー用のパイがお薦め。値段は一人分で6ポンド前後、注文してから15分で用意してくれるというから、駆け込みの準備にも間に合う。

110 Holland Park Avenue, London W11 4UA
Holland Park駅から徒歩3分
☎ 020 7727 8243
営業時間:月~金 7:30-19:00、土 6:30-18:30
www.lidgates.com

高級住宅街にある行列ができるお肉屋さん
The Ginger Pig

  • The Ginger Pig
  • The Ginger Pig
  • The Ginger Pig
  • The Ginger Pig
  • The Ginger Pig

毎週日曜日に中心部の駐車場でファーマーズ・マーケットが開催される、高級住宅地マリルボーン。この駐車場の向かいに位置する精肉店「ザ・ジンジャー・ピッグ」は、週末ともなれば来店客が行列を成すほどの人気店だ。主にイングランド北部ノース・ヨークシャーに保有する3000エーカー(約12平方キロ)の農地から肉を供給する同店がクリスマス用に薦めてくれたのは、牛肉のリブロース(1キロ当たり22.5ポンド)。英国で一般的に「フォアリブ」と呼ばれるリブロースは、牛肉では最高級とされるサーロインのすぐ前の部分の肉で、ロースト料理に最適。

また小腹を満たすだけなら、1週間で900個が売れるというソーセージ・ロール(3.5ポンド)をどうぞ。見惚れてしまうほどにきめ細かいひき肉と、ほんのり漂うこしょうの香りを同時に味わえば、「ソーセージって、こんなにおいしいものだったんだ」と思わず感慨に浸ってしまうこと間違いなし。しかも、ランチならこれ一つでお腹いっぱいになってしまうほどの重量感。同店すぐ近くの小さな公園のベンチに座り、ソーセージ・ロールを頬張りながら過ごす週末なんていうのも悪くない。

8-10 Moxon Street, Marylebone, London W1U 4EW
Baker Street 駅から徒歩5分
☎ 020 7935 7788
営業時間:月~水 9:00-17:30、木・金 9:00-18:30、土 9:00-18:00、日10:00-15:00
www.thegingerpig.co.uk
*ロンドン各地に支店あり

閑静な住宅地にある3兄弟の店
Godfreys

  • Godfreys
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ロンドン北部のハイバリー・アンド・イズリントン駅から徒歩15分。閑静な住宅街の中にひっそりと立つその外観からは想像もつかないが、サボイやヒルトンといった超高級ホテルへと肉を供給している名店がこのゴッドフレイズだ。その名を店名に冠したフランク・ゴッドフレイ氏が1905年に創業。現在は同氏のひ孫に当たるゴッドフレイ家の3兄弟が経営している。

この店にクリスマス・ディナーのお薦めを尋ねると、「フリー・レンジ・ホール・スリー・バード・ロースト(5キロで137.59ポンド)」という聞き慣れない名称を教えてくれた。3兄弟の一人であるクリスさんによると、異なる3種の鳥肉を組み合わせた逸品。表面を覆っているのは肉付きの良いフリー・レンジのガチョウ。その内側に最高級の鶏肉として知られる去勢鶏が丸ごと一つ。またさらにその内側にキジ肉が入っていて、それぞれの肉の間はアプリコットとセージ葉で仕切られている。ローストすれば、カリッとした表面と重なり合う肉の旨みを存分に堪能できるのだという。廉価なものでは、1905年の創業時から変わらず、水や化学調味料を加えずにつくり続けているという各種ベーコンが人気だ。

7 Highbury Park, Islington, London N5 1QJ
Highbury Islington駅から徒歩15分
☎ 020 7226 2425
営業時間:月~土 8:00-18:00
www.godfreys.co
*Finsbury Parkにも支店あり

5ツ星ホテルと同じ肉が食べられる
Allens of Mayfair

  • Allens of Mayfair
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豪奢な建物が並ぶロンドン中心部メイフェア地区で、窓際に大きな肉の塊を吊るしたお肉屋さんを見かけたことがある人は多いのではないだろうか。ヴィクトリア様式の建物の入り口付近に敷き詰められたモザイク・タイル。主役は人間ではなく肉であると言わんばかりに、店のど真ん中で堂々と肉を切り分ける職人たち。そんな風景から、コノート、クラリッジズ、ドーチェスター、バークレーといったロンドンの5ツ星ホテルへと肉を提供するこの店の矜持と、創業120年の歴史が感じられる。

クリスマス・ディナーには、ブロンズ・ターキー(1キロ当たり11.50ポンド)を薦めてくれた。ロンドン近郊ケント州にある農場で食肉処理まで遂行。育成した場所で食肉処理を行うのは英国では非常に珍しく、上質な肉を生産するために、フード・マイルを短縮し、かつ七面鳥へストレスを与えることを避けるのが目的だという。ハーブを添えて、クランベリー・ソースと一緒にいただくのが美味。また食べやすいよう背骨が切り取られたジューシーなラム・ラック(1キロ当たり38ポンド)は、フライパンで軽く色を付けるように焼いてからローストするのがコツなのだとか。

117 Mount Street, Mayfair London W1K 3LA
Green Park/Bond Street駅から徒歩10分
☎ 020 7499 5831
営業時間:月~金 8:00-18:00、土 8:00-17:00
www.allensofmayfair.co.uk

若きエネルギーに満ちたお肉屋さん
Provenance

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家畜という言葉が、緑に彩られた田園風景の中で育てられる動物を意味していたのは今は昔。大手スーパーマーケットなどに流通しているブロイラーなどは、暗い室内でまともに歩行さえできないままに育てられているという。そんな状況に苛立ちを覚え、「ロンドンには良質の肉を提供する店が少ない」と感じていた農業大国ニュージーランド出身の若者たちが一念発起。「フリー・レンジ」と「草を飼料として育てられた」という2つの条件を満たした肉を扱うことをコンセプトとして、2013年にこの店を創業した。肉屋というと、どうしても昔のなじみで通う主婦たちが利用するイメージがあるが、同店にはノッティング・ヒル地区に住むたくさんの若者たちが訪れる。

クリスマス・ディナー用の肉の注文にはオンライン予約が必須で、ロースト料理には七面鳥に加えてガチョウがお薦めとは同店のマネージャーを務めるトムさんの弁。牛の腰部の一番おいしい部分を切り取ったサーロイン、またはあばら肉の最も柔らかい部分であるリブアイを繊維に対して直角に切ったステーキ(ともに1キロ当たり31.99ポンド)が、一年を通じての売れ筋商品となっている。

33 Kensington Park Road, London W11 2EU
Ladbroke Grove駅から徒歩5分
☎ 020 7229 8814
営業時間:月~土 8:00-19:00、日 10:00-16:00
www.provenancebutcher.com

 
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