ロックダウンの期間中、英国人たちはオンラインでさまざまなアルコール類を購入し、家飲みに明け暮れた模様だ。その恩恵を受けたあるクラフト・ジンの蒸留所では、売り上げが800%増となった。「デーリー・ミラー」紙が伝えた。
英国のジン市場はこの10年ほど好調だったものの、新型コロナのためにバー、パブ、レストランなどが一斉閉鎖となり、今年3月の売り上げが急低下。ところが、英西部ソーンベリーの蒸留所、ブラムリー&ゲージの「シックス・オクロック・ジン」は、自社やオンライン・スーパーでの売り上げが倍増しただけでなく、最近果たした米国進出が好調なことも加わり、大きな利益を得ることに。同社の創立者の一人、マイケル・カイン氏は、「コロナ禍でも、人々の質の高いジン・トニックを飲みたい気持ちに変わりはないということ」と胸を張った。
ちなみに同社の「シックス・オクロック・ジン」の名前の由来は、ジン・トニックは午後6時ごろから飲み始めるという英国人の習慣からきているそう。
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