6月に行われた国民投票で欧州連合離脱が決まった英国。文化面における多様性の危機がささやかれているが、ロンドン・フィルム・フェスティバル(LFF)の最高責任者アマンダ・ネビルが「このフェスティバルにブレグジットはない」と明言した通り、今年も同フェスティバルには世界74カ国から245作品が集結する。12日にわたってロンドン各地の映画館で上映される、英国ならではの作品から国や人種を超えた作品まで、千差万別のラインナップを一足先にチェックしてみよう。
今年のハイライト
アフリカの王子と英国人女性の国境を超えた愛
A United Kingdom

(UK 2016 / 105分)
監督: Amma Asante / 出演: David Oyelowo, Rosamund Pike, Jack Davenport ほか
今年のオープニング作品に選ばれたのは、「ベル-ある伯爵令嬢の恋-(Belle)」(2013年)で、18世紀のイングランドで海軍士官とアフリカ人女性との間に生まれた女性ベルの生涯を描いたアマ・アサンテ監督の最新作「ア・ユナイテッド・キングダム(原題)」。「グローリー / 明日への行進(Selma)」(2015年)などで世界的な注目を集めるデービッド・オイェロウォと、「ゴーン・ガール」(2014年)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたロザムンド・パイクが、ボツワナ共和国の初代大統領セレツェ・カーマとその妻ルースを演じている。
1940年代の英国。英領ベチュアナランドのングワト族の王子セレツェは、オックスフォード大学留学中にロイズ保険組合で働いていたルース・ウィリアムズと出会い、恋に落ちる。しかし、結婚は一族の女性とすべしという長老たちや、ベチュアナランドの隣国でアパルトヘイト政策を推進していた南アフリカからの圧力を受けた英国からの強硬な反対に遭って……。
10月5日(水)19:00 Odeon Leicester Square
10月5日(水)19:45 VUE, Screen7
10月6日(木)11:30 Odeon Leicester Square
10月11日(火)21:00 Curzon Mayfair
血と汗、アイロニーが交錯する
Free Fire

(UK 2016 / 90分)
監督: Ben Wheatley / 出演: Sharlto Copley, Armie Hammer, Brie Larson ほか
昨年のロンドン・フィルム・フェスティバルのフェスティバル・ガラ作品「ハイ・ライズ」でトム・ヒドルストンを主演に迎えてスタイリッシュな美を演出したベン・ウィートリー監督が、再び同映画祭に戻ってくる。今回クロージング作品となった「フリー・ファイアー(原題)」は、昨年「ルーム」でアカデミー賞主演女優賞を獲得したブリー・ラーソン始め、シャールト・ コプリーやキリアン・マーフィー、アーミー・ハマーなど個性派俳優がそろったアクション・スリラーだ。
ジャスティーンは、2人のアイルランド人が怪しげなギャング、バーノンとオードから銃を購入する仲介を務めていた。しかし、使われていない倉庫で行われようとしていた取引は、とあることがきっかけで血で血を洗う惨事となり……。撮影が行われたのは、イングランド南部ブライトン郊外の倉庫内。職人技が光る、血と汗、そしてアイロニーが交錯するシーンの数々は、暴力描写に定評のあるサム・ペキンパーやリンゴ・ラムらの作品を彷彿とさせる。
10月16日(日)19:00 Odeon Leicester Square
10月16日(日)20:00 Embankment Garden Cinema
25年ぶりの再会を壮大なスケールで描く
Lion

(Australia-India 2016 / 128分)
監督: Garth Davis / 出演: Dev Patel, Rooney Mara, Nicole Kidman ほか
インド生まれ、オーストラリア育ちのビジネスマン、サルー・ブリアリー氏の自伝「25年目の『ただいま』(A Long Way Home)」を基にしたドラマ。「スラムドッグ $ ミリオネア」(2008年)後の活躍が目覚ましいインド系英国人俳優、デブ・パテルが故郷のインドで家族と離ればなれになり、オーストラリアで養父母と暮らすようになるサルーを演じたほか、ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンらが脇を固めている。
インドの貧困地域に住む腕白な少年サルーはある日、停車していた列車に乗り込み遊んでいたが、気付いたときには列車は既に出発。途中下車することもできず、数日後には家から数百キロ離れたコルカタにいた。結局、孤児院で暮らすことになったサルーは、やがてオーストラリア人夫妻の元に引き取られることに。新しい環境にも慣れ、25年という年月が経ったころ、何度も繰り返し頭の中に去来する過去の記憶にとらわれるようになったサルーは、グーグル・アースを使って故郷の家族を探し始める。
10月12日(水)19:15 Odeon Leicester Square
10月13日(木)11:15 Odeon Leicester Square
10月15日(土)14:45 Hackney Picturehouse
注目の監督作品
色彩鮮やかに贈る洒脱な世界
La La Land

(USA 2016 / 130分)
監督: Damien Chazelle / 出演: Ryan Gosling, Emma Stone, John Legend ほか
ドラマーの師弟の過酷な日々を生々しく追った「セッション(Whiplash)」(2014年)で一躍注目を浴びた新鋭デミアン・チャゼル監督の最新作。米ロサンゼルスを舞台に、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが活躍した古き良きハリウッド・ミュージカル映画を彷彿とさせる、ほろ苦いラブ・ストーリーが展開する。成功を夢見る女優の卵、ミアをエマ・ストーンが、レストランで演奏する売れないジャズ・ピアニストのセバスチャンをライアン・ゴズリングが演じる。
10月7日(金)18:00 Odeon Leicester Square
10月8日(土)10:30 Odeon Leicester Square
10月16日(日)20:30 Curzon Mayfair
現実と過去、そして小説の世界
Nocturnal Animals

(USA 2016 / 116分)
監督: Tom Ford / 出演: Amy Adams, Jake Gyllenhaal, Michael Shannon ほか
コリン・ファース主演、2009年公開の「シングルマン」で映画監督として鮮烈なデビューを果たしたファッション・デザイナーのトム・フォードが手掛ける2作目は、オースティン・ライト著「ミステリ原稿(Tony and Susan)」を基にした、フォードの透徹した美意識が光るスリラー。ロサンゼルスで画廊のオーナーをしているスーザンは、人がうらやむような生活をしている一方で、2度目の結婚も危機的状況にあった。そんなある日、前夫から自作の小説が届けられて……。
10月14日(金)18:00 Odeon Leicester Square
10月15日(土)11:30 Odeon Leicester Square
10月16日(日)15:30 Ciné Lumière
プロパガンダに「女性らしさ」を
Their Finest

(UK 2016 / 115分)
監督: Lone Scherfig / 出演: Gemma Arterton, Sam Caflin, Bill Nighy ほか
デンマーク出身ながら、「17歳の肖像(An Education)」(2009年)や「ライオット・クラブ」(2014年)など、英国を舞台にした作品を手掛けるロネ・シェルフィグ監督が、第二次大戦中の英映画業界を描くロマンティック・コメディー。原作はリサ・エバンズの「ゼア・ファイネスト・アワー・アンド・ア・ハーフ(原題)」。ロンドンで情報省が製作するプロパガンダ映画に「女性らしさ」を加えるため、ウェールズ出身のコピーライター、カトリンがスタッフとして採用される。
10月13日(木)19:15 Odeon Leicester Square
10月14日(金)11:15 Odeon Leicester Square
10月15日(土)13:00 Ciné Lumière
注目のファミリー向け作品
孤独な少年と木の怪物の触れ合い
A Monster Calls

(USA-Spain 2016 / 108分)
監督: JA Bayona / 出演: Lewis MacDougall, Sigourney Weaver, Felicity Jonesほか
シボーン・ダウド原案、パトリック・ネス著の児童小説「怪物はささやく」の映画化。勧善懲悪の概念を超えた人間の「真実」を見つめるダークなファンタジーとなっている。12歳の少年コナーは母親と強い絆で結ばれているが、その母は不治の病に侵されていた。学校ではいじめられ、祖母はコナーをがんじがらめにしようとし、頼りない父親はしょっちゅういなくなる。そんな孤独を抱えるコナーの元にある日、イチイの木の怪物(声はリーアム・ニーソン)がやって来る。
10月6日(木) 19:15 Odeon Leicester Square
10月7日(金)11:30 Odeon Leicester Square
10月11日(火)18:15 Hackney Picturehouse
孤児院で生きる9歳の少年の日々
My Life as a Courgette

(Switzerland-France 2016 / 66分)
監督: Claude Barras / 声の出演: Michel Vuillermoz, Paulin Jaccoud, Gaspard Schlatter ほか
スイス出身のクロード・バラスが監督を務め、成長の過渡期にある少年少女を瑞々しく描いた作品で知られる仏出身のセリーヌ・シアマらが脚本を担当したストップ・モーション・アニメ。淡々とした語り口調と静謐な魅力をもつ世界観で大人も楽しめる作品になっている。主人公は、母親から「コジェット(ズッキーニ)」というあだ名を付けられた9歳の男の子。アル中だった母親が亡くなり、コジェットは孤児院で生活することになる。そこでは子供たちが現実を受け止めつつ共同生活を送っていて……。
10月8日(土) 18:00 Ciné Lumière
10月9日(日) 15:30 VUE, Screen5
一組の夫婦の半生を優しく紐解く
Ethel & Earnest

(UK-Luxembourg 2016 / 94分)
監督: Roger Mainwood / 声の出演: Brenda Blethyn, Jim Broadbent, Luke Treadaway ほか
「スノーマン」「風が吹くとき」でおなじみの英絵本作家レイモンド・ブリッグズによる「エセルとアーネスト ほんとうの物語」をアニメ映画化。ブリッグズの両親をモデルに、第二次大戦前後の英国に生きた一組の夫婦の半生を静かに淡々と綴っていく。ロンドンでメイドとして働いていたエセルは牛乳配達人のアーネストと結婚。やがて息子のレイモンドが生まれ、家族3人で仲睦まじく暮らしていたが、ロンドンの街がドイツ空軍の爆撃を受け、大きな被害を受けてしまう。
10月15日(土)15:15 Curzon Mayfair
10月16日(日)18:00 Haymarket Cinema
注目の日本作品
夢がつなぐ2つの人生
Your Name「君の名は。」

(Japan 2016 / 107分)
監督: 新海誠 / 声の出演: 神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ ほか
「星を追う子ども」「言の葉の庭」などで海外での知名度も高く、第二の宮崎駿とも言われる新海誠監督による最新作「君の名は。」。息苦しい田舎町の生活に辟易としていた女子高生の三葉は、ある日、東京に住む男の子になる夢を見る。一方、東京で高校生活を送る瀧は、自分が田舎の女子高生になる夢を見ていた。やがて、自分たちが入れ替わっているのではないかと気付くのだが……。1000年ぶりに日本に姿を現す彗星が、2人の人生を変える。
10月14日(金) 18:00 Embankment Garden Cinema
10月15日(土)12:00 Embankment Garden Cinema
10月16日(日)18:15 Ritzy Cinema
父親らしくあろうとするダメ男
After the Storm「海よりもまだ深く」

(Japan 2016 / 117分)
監督: 是枝裕和 / 出演: 阿部寛、真木よう子、小林聡美 ほか
英国でもファンの多い、是枝裕和監督の最新作が登場。阿部寛、真木よう子、リリー・フランキーなど是枝作品おなじみの俳優たちが勢ぞろいしている。文学賞を受賞した過去の栄光にすがる良多。妻には愛想をつかされ離婚、探偵事務所に勤めてはいるものの、あくまで自分は作家だと言い張っている。一人息子の養育費も満足に払えないまま、必死に父親であろうとする良多だが、元妻に恋人ができたことにショックを受けて……。
10月6日(木) 11:30 Embankment Garden Cinema
10月13日(木) 21:00 Ciné Lumière
一家失踪事件と奇妙な隣人の関連は
Creepy「クリーピー 偽りの隣人」

(Japan 2016 / 130分)
監督: 黒沢清 / 出演: 西島秀俊、竹内結子、香川照之 ほか
2015年には「岸辺の旅」でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を獲得した黒沢清監督のサスペンス・スリラー。前川裕の「クリーピー」を基に、奇妙な隣人に日常生活を侵食されていく犯罪心理学者とその妻の恐怖をあぶり出す。6年前の一家失踪事件について、刑事から分析を依頼された犯罪心理学者の高倉。事件解決の糸口をつかめずに苦心している一方で、隣人の不可思議な行動にも困惑させられることとなる。
10月8日(土) 20:30 Haymarket Cinema
10月9日(日)12:30 VUE, Screen5
チケット入手方法
一般販売は9月15日(木)午前10時からスタート。
オンライン
公式ウェブサイト(www.bfi.org.uk/lff)から直接申し込む。電話
Box Office Tel: 020 7928 3232(毎日10:00~20:30)会場にて直接
BFI Southbank(毎日11:00~20:30)Embankment Garden Cinema(10月6日~16日のみ。毎日11:00~21:00)
チケット再販売 / スタンドバイ・チケット
運悪く売り切れの場合にも諦めないこと! 9月29日(木)からさらにチケットが販売されるので、ウェブサイトをチェック、または Box Office に電話して問い合わせを。なお新しいチケットは連日出る可能性があるので、最後までチャレンジして。それでも購入できなかった場合には、当日各会場で上映開始45分前からキャンセル待ちの行列に並んでみよう。*入手可能なチケットはこちらでチェック http://www.bfi.org.uk/lff/ticket-availability
チケット料金
スタンダード・チケット
平日マチネ(17:00以前に上映開始。Odeon Leicester Square を除く): £9平日マチネ(17:00以前に上映開始。Odeon Leicester Square): £12.75
平日イブニング & 週末(ウェスト・エンド以外): £12.75
平日イブニング & 週末(ウェスト・エンド): £16
ガラ & 特別上映
Special Presentations and Surprise Film: £16Strand Galas: £20
Headline Galas: £28
Opening and Closing Night Galas(初回): £38
Opening Night Gala(初回以外): £28
割引料金
16歳未満: £5.00(ファミリー・ガラ作品の場合は 大人£10、子供£7。大人1人につき
子供券は最高3枚まで購入可能)
学生 / 高齢者など(身分証明書必須。平日17:00以前に上映開始): £6.50
学生イブニング & 週末(身分証明書必須。ガラを除く): £9.00



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Roald Dahl
ロアルド・ダール














シティ公認ガイド 寅七
旧20ポンド札のシェイクスピア
ウェストミンスター寺院の像(展示会写真より)


ホーリーウェル特別区の跡地
シアター座の跡地


税金未納リストに載った聖ヘレン教会は高層ビルに囲まれた場所
シルバー・ストリートにあるシェイクスピアの住居を示すプラーク


実物大の「ファースト・フォリオ」
オルダーマンベリーにあるシェイクスピアの胸像


旧グローブ座の跡地
王室財産管理府の跡地


ジョージ亭では演劇も行われた
クイーンズ・ヘッド亭はジョン・ハーバードの生家



夏休みは親子連れでにぎわう
空が映りこむような、光を反射する建物
人気アトラクションのジェット・コースター
グロットの内部。何のために作られたのか
左)街角にいきなり現れるチャーミングな館 右)緑の庭が建物に映える
広々とした空の下でのんびりと
カラフルな商品がギッシリ
何個も並べたくなるレトロなデッキ・チェア
おしゃれ男子のための店
目に優しい心地良い空間
元銀行の面影はほとんどない




仏劇作家エドモン・アロクールが「ベニスの商人」を基に執筆した喜劇「シャイロック」のために仏作曲家フォーレが曲を付けた付随音楽が演奏される。強欲なユダヤ人の金貸しの名前が付けられているが、抒情的なメロディーが印象的な作品だ。同プロムでは20世紀初期のパリの音楽に着目。このほか、ストラビンスキーが20世紀初期にパリで人気を博したバレエ団バレエ・リュスのために作曲したバレエ組曲「プルチネルラ」などが披露される。
現在、ウェスト・エンドでケネス・ブラナー・シアター・カンパニーによる舞台版が上演されている「ロミオとジュリエット」。プロコフィエフ作のドラマティックなバレエ音楽はドラマやCMでもよく使われ、クラシック音楽通でなくとも誰もが耳にしたことがあるはず。仏作曲家デュカスによる「ラ・ペリ」は、バレエ・リュスから依頼を受けて作曲された、ペルシャの妖精ペリをテーマにしたバレエ音楽。金管楽器の華やかな音色が耳を楽しませてくれる。
1957年にジャズ界の大御所デューク・エリントンが発表した「Such Sweet Thunder」は、シェイクスピアの「夏の夜の夢」の一節から取られたタイトルからも分かる通り、シェイクスピアの戯曲に着想を得て作られた12曲から成るアルバム。夜10時過ぎから始まるこのレイト・ナイト・プロムでは、ナショナル・ユース・ジャズ・オーケストラ・オブ・スコットランドやサクソフォニストのイアン・バラミーらの演奏による洒脱なジャズの調べでシェイクスピアの世界を垣間見ることができる珍しい機会だ。
ロンドンにおけるシェイクスピア劇の中心地と言えるのがサウスバンクに位置する劇場シェイクスピアズ・グローブ。その一角にある屋内劇場、サム・ワナメイカー・プレイハウスで、王政復古期演劇の音楽を楽しむことができる。「アテネのタイモン」や「テンペスト」、「夏の夜の夢」を基にした「妖精の女王」など、パーセルやロックといった作曲家たちがシェイクスピアの戯曲から想像力を膨らませて生み出した曲の抜粋を、本物のろうそくの火が灯された小さな空間で堪能しよう。
シェイクスピアの舞台や映画に焦点を当てたプロム。前半はウォルトンが音楽を手掛けたローレンス・オリヴィエ監督・主演映画「リチャード3世」の前奏曲を始めとする英作曲家の手による曲が演奏される。後半は「ロミオとジュリエット」を基にしたバーンスタイン作曲の「ウェスト・サイド・ストーリー」から「シンフォニック・ダンス」、劇中劇で「じゃじゃ馬ならし」が使われるポーター作詞作曲のミュージカル「キス・ミー・ケイト」の抜粋など米作曲家の作品が並ぶ。
「ハムレット」において、狂気を装うハムレットに翻弄される恋人のオフィーリア。デンマーク出身の作曲家エブラハムセンがソプラノ歌手バーバラ・ハニガンのために作曲し、作家ポール・グリフィスが戯曲内のオフィーリアの台詞のみを使ってその胸の内を語らせた自身の短編小説を基に作詞したという新作「レット・ミー・テル・ユー」がロンドン・プレミアを迎える。タクトを振るのは、9月からバーミンガム市交響楽団の音楽監督となるミルガ・グラジニーテ=ティーラ。



来年からロンドン交響楽団の音楽監督となるサイモン・ラトルが、自身が現在、音楽監督を務めるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と登場する2夜。プロム64では、今年1月に世を去った仏作曲家 / 指揮者ブーレーズの「エクラ」に続き、マーラーの数ある交響曲の中でも最も先鋭的であるとも言われる「交響曲第7番ホ短調」が、プロム66ではブラームスの「田園交響曲」とも呼ばれる「交響曲第2番ニ長調」やドボルザークの「スラブ舞曲」などが演奏される。
今年はブラジルのリオで五輪が開催されるということで、プロムスでも南米の曲や音楽家をフィーチャー。その中でも特に注目されるのが、ベネズエラ出身の若手指揮者グスターボ・ドゥダメル率いるシモン・ボリバル交響楽団だ。3回目のプロムス参加となる今回は、ブラジル出身で南米を代表する現代音楽家と言われるビラ=ロボスの代表作で、J・S・バッハの音楽様式とブラジルの民族音楽を融合させた「ブラジル風バッハ第2番」や、ベネズエラ人作曲家ドゥゼンヌの作品などが演奏される。
プロムスの常連で、イスラエル国籍を持つユダヤ人指揮者として、パレスチナ問題などの政治問題にも積極的に声を上げる大御所ダニエル・バレンボイムが2夜連続で登場。自身が音楽総監督を務めるベルリン国立歌劇場管弦楽団とともに、モーツァルトとブルックナーを奏でる。今年2月には日本でブルックナーの交響曲全9曲を演奏した彼らだが、プロム69で「交響曲第4番 変ホ長調『ロマンティック』」を、70では「交響曲第6番 イ長調」を披露する。

曲がったバナナは食べられない?
前回大会EURO 2012の覇者スペイン
5月12日、EURO 2016のフランス代表メンバーを発表するディディエ・デシャン仏監督
5月16日、EURO 2016のイングランド代表メンバーを発表するロイ・ホジソン監督

Wigmore Hall












