ライバル番組で「ワズ・ユー?」
「アイ・ライク・ハウ・ストロング・ユー・ワズ」「ワズ・ユー・スメリング・ハー・ヘア?」。誤文法発言でまたまた視聴者を逆撫でしたBBCの人気番組「ストリクトリー・カム・ダンシング」審査員、アリーシャ・ディクソン(31)。
そもそも今回、ベテランのダンス・エキスパート、アイリーン・フィリップに代わって、元ガールズ・グループ、ミス・ティークのアリーシャが抜擢されたこと自体、大ブーイングだった。2年前、当番組で優勝したとはいえ、それはそれ。プロではなく、あくまでセレブ・アマチュア枠。なのに他人のダンスを批評するとは、ずうずうしいにも程があるというわけだ。ライバル「Xファクター」が、シャロン・オズボーン→シェリル・コールで成功したからと、二番煎じを狙ったBBCは読みが甘かった。彼女の役不足は想像以上、貧弱なボキャブラリーの文法危ういはすっぱな物言いで、それを補う魅力にも欠けている。
今年始めのチャリティー番組「コミック・レリーフ」で一緒にキリマンジャロに登った仲間、シェリルの活躍ぶりを見よ。裏番組でソロ・デビューを飾って(一部口パク)、最高視聴率を記録。弟子のアレクサンダー・バークを引きずり落としてチャート1位を掴み、早くも本年度のシングル売り上げトップと言われている。あまりに露骨なこの格差。ヤンキー系美人と元は似た者同士なのに、シェリルはギア・チェンジで「スウィートで正直。思いやりがあって思慮深い」国民的アイドルに。一方、濾過せず素で通したアリーシャはこの有り様。奇跡でも起こらない限り、もう立て直しはきかないだろう。
そんな彼女に、捧げたいのがコレ。「ミス・キャスト・オブ・ザ・イヤー」。