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Sun, 24 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

スタッフのつぶやき 2 April 2015 vol.1432

19 March 2015 vol.1431

籠

幼いころから散々注意されてきたにも関わらず、全く改善することができなかった猫背と摺り足を30代半ばにして矯正することを一念発起しました。頭が天井から釣られているような感覚を維持する。腹筋と背筋で胴体を支える。肩甲骨を背後に寄せるようにして胸を開く。肩の力は抜く。あごを引く。足の裏全体を使って着地するようにする。やるべきことがいっぱいあり過ぎて、散歩するだけでパニック寸前にまで追い込まれていますが、お店のウインドーに映る自分の歩き姿を見る限り、少しずつ様になってきているように思います。サマー・タイムにも突入したことだし、今年の春は美しく歩くぞー。(籠)

月

英国では美術館や博物館のサポート会員になると、有料エキシビションを無料で、かつ行列に並ぶことなく鑑賞できたりします。片や劇場では多くの場合、会員の目玉は優先予約ができること。人気作品を無料、または格安で観られることはほぼないといってよく、前者に比べるとお得感が少なく感じられてしまいます。とはいえ、これは私が見ているのが、一番会費が安いレベルのものだから。数万ポンド出せば、自宅でキャストがパフォーマンスをしてくれる特典などもあるようです。それにしても数万ポンド……英国の芸術はこのくらいのお金をポンと出せる人たちによって支えられているのですね。(月)

澄

旅行へ行ったときに必ず一つは買う記念品。絵葉書やマグネットなど、人それぞれお気に入りがあると思いますが、私の場合は初めてドイツへ行って木彫りのくるみ割り人形を買って以来、10年ほど木で作られた置物を集めています。特に色が塗られていない、木目が美しいものが好みです。先日、久しぶりにドイツへ行った際、1回の旅行につき1つと決めていたのに、木彫りの人形をつい3体も購入。家に帰り、改めて増えたおみやげを眺めていると、毎回違う種類の置物を集めているため、なんだか統一感がないような……。すべてに愛着はあるものの、インテリア的には同じ種類の方がお勧めかもしれません。(澄)

眠

ロンドンで公開中の高畑勲監督「かぐや姫の物語」を観てきました。線一本一本に命があるかのような動き、四季の移ろいを柔らかく、そして登場人物の情感を細かく豊かに表現する水彩画風の色使い……。大胆に使われた余白も含めた画面の隅々までが素晴らしいアニメーションでした。その映像の美しさはこちらでも伝わるようで、満開の桜の大木の下、花びらを散らしながらかぐや姫が舞うシーンでは、客席から感嘆の声が漏れ聞こえてきました。日本は桜が見ごろと聞き、うらやましく思っていましたが、この映画を観てすっかりお花見気分で映画館を後にしました(外は嵐の真っ只中だったのですが……)。(眠)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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