Baker Street駅から徒歩7分
1. 一つ灯して、馥郁(ふくいく)たるひとときを
Cire Trudon
1643年創業、18世紀にマリー・アントワネットに愛され、後年にはナポレオンも魅了した仏キャンドル・メーカー。ヘッド、ハート、ベースと重なる複雑な芳香を楽しむフレグランス・キャンドルが並ぶ。花々のエッセンスを集めた「トリアノン」、黒胡椒やコニャックを合わせた「バイロン」など、想像力をかき立てる香気は、パリのエスプリそのもの。携帯ルーム・スプレーや香り付きのマッチも人気だ。
36 Chiltern Street W1U 7QJ
Tel: 020 7486 7590
月~土 10:00-18:00
日 12:00-17:00
https://trudon.com
2. モノクルな世界をライブで体感
The Monocle Café
グローバル情報誌 「モノクル」が立ち上げたカフェ。おにぎりや味噌汁の朝食セットからエビカツ・サンド、抹茶ホイップがのったココアなど、ホッとするメニューが並ぶ。モノクルのバック・ナンバーもそろっていて、ソファが並ぶ奥のコーナーではニュース番組がライブで流れている。毎日開催のハッピー・アワーは夕方5時半から。プロセッコやビールとおつまみで、リラックス・モードへシフトしよう。
18 Chiltern Street W1U 7QA
Tel: 020 7135 2040
月~水 7:00-19:00
木・金 7:00-20:00
土 8:00-20:00
日 8:00-19:00
http://cafe.monocle.com
3. 一歩進んだ、スロー・ファッション
Mouki Mou
オーナーの娘さんの名前と、ギリシャ語で「私(mou)」という言葉が付いたブティック。ファスト・ファッションが盛んな時代に、品質とデザインをゆっくり吟味できる空間を作ったという。1階にはジュエリー、地下に服や生活雑貨などが入る。米国と日本のブランドを得意とし、ファッション通でも知らない発見がありそうだ。地下は商品が小部屋の棚や暖炉にディスプレーされ、お宅訪問の気分を味わえる。
29 Chiltern Street W1U 7PL
Tel: 020 7224 4010
月~金 11:00-19:00
土 10:00-18:00
日 12:00-17:00
www.moukimou.com
4. 味覚に火がつく、美味空間
Chiltern Firehouse
2005年まで消防署だったゴシック建築物が5つ星のホテル & レストランとして開業。レストランには消防士の滑り棒がテーブルの支柱として残してある。ポルトガル出身のシェフ、ヌノ・メンデスは「シェフが尊敬するシェフ」と評され、一見保守的なメニューからは才気あふれる一皿が飛び出す。セレブが現れるホット・アドレスとして君臨すること2年、近年クールな活気を帯びる同地区の牽引力となっている。
1 Chiltern Street W1U 7PA
Tel: 020 7073 7676(レストラン)
時間の詳細はサイトを参照
www.chilternfirehouse.com
5. 創秋の夜長に雑誌三昧
Shreeji Newsagents
外観は普通のニュースエージェントだが、ショーウインドーにぎっしり並ぶ雑誌類を観察すると、そのディー プな品ぞろえに驚く。今まで扱ってきた雑誌は3000タイトルに及ぶ。デザイン、ファッションから日本の自転車雑誌まで幅広く扱い、旬な本を見つけに訪れる仕入れ業者もいるそうだ。リクエストにも可能な限り対応、郵送も可能だそう。
6 Chiltern Street W1U 7PT
Tel: 020 7935 5055
月~金 6:30-18:00
土 8:00-16:00
日 8:00-13:00
www.shreejinewsagents.com
取材・写真: Miki Yamanouchi
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