21 December 2017 vol.1497
最終回 巣立ち
外国育ちの子供が日本社会、すなわち日本の企業に入り、活躍できるのか。海外で子育てをしている親の目から見ると、「グローバル化を進めている日本企業には、ネイティブ並みに英語が話せる我が子のスペックは高いに違いない」と思ってしまいますが、そんなに甘いものではないことを、息子の日本での就職活動に触れて思い知らされました。
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第29回 22歳の国籍選択とアイデンティティー 英国育ちの息子が日本の大学へ進学して以来、英国に住む日本人ママ友たちから度々受けた質問があります。それは子供の国籍問題。国際結婚をした日本人の子供は、現行の日本の法令では20歳までは重国籍ですが、22歳になるまでに国籍の選択をしなければなりません。
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16 November 2017 vol.1495
第28回 日本留学のススメ 日本人家庭である私たちが英国に移住して10年目に、当時17歳の息子と決めた「日英の大学同時受験」。幸い日本の大学でも英語で学べる学位コースが設置され始め、その審査方法も英国と変わらず、海外で育った日系の子女にとっては大変ありがたい選択肢が増えた時期でした。
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第27回 大学受験 ― 揺れる親心 海外で暮らす日本人家族や、国際結婚して子供を現地で育てている日本人にとって、我が子が将来、どこの国に軸足を置いて生きてゆくかという、国際児だからこその悩みに遭遇することもあると思います。
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第26回 日本語Aレベルで芥川文学に出合う 英国に限らず海外で子育てをしていると、必ずぶち当たるのが日本語の問題です。幼少期の間は日本語を中心とすることが可能な場合もありますが、就学するとたちまち日本語から現地の言語に母語が入れ替わってしまいます。
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第25回 「モンスター・ペアレント」になる 「モンスター・ペアレント」とは、言うまでもなく、学校や担任の先生に対して自己中心的かつ理不尽な要求をする親のこと。そうした意味合いとはかなり異なるかもしれませんが、ここ英国では、親も「モンスター」になった気持ちで心を強くして、学校に抗議しなければならない場面に出くわすことが多々あります。
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21 September 2017 vol.1491
第24回 難しい選択 9月も半ばを過ぎ、新学年度を迎えた子供たちも、ようやく学校生活のリズムに慣れてきたころでしょうか。この秋にイヤー10(14~15歳)に進級した子供たちは、イヤー11の学年末に受ける英国の義務教育修了試験GCSEに向けての授業が本格的にスタートしたことと思います。
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第23回 英国流「反抗期」回避の術 子育てをしていると、10代を迎えたころから急激に大人びて生意気になり、親の言うことには耳も貸さなくなる子供が増えると思いますが、我が家も同様でした。いわゆる「反抗期」というものだと思いますが、急成長する身体に精神的な部分が追いつかない、またはその逆もありと、子供自身の苦しみも、もちろんあるのでしょう。
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第22回 制御不能(!?)なティーンエイジャー 8月も半ばを過ぎると、いよいよ9月からの新年度開始に向けて、親はなにかと新学期の準備に、子供は名残惜しい夏休みをぎりぎりまで楽しもうと、気忙しい日々を過ごすことになります。
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第21回 宿題のない夏休み 英国は新学年が9月から始まるため、学年末後に当たる夏休みには基本的に「宿題」はありません。例えば小学生ならば、夏休み中の絵日記や工作課題などに悩まされることもなく、開放感あふれる休みを楽しむことができます。
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