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Sat, 23 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

スタッフのつぶやき 3 December 2015 vol.1448

3 December 2015 vol.1448

籠

同じフラットに暮らすルーマニア人夫婦に可愛い女の子が生まれました。パパになった男性は普段はまあ良い人なのですが、酒癖が悪く夜間に騒ぐので、今まで何度か私と衝突しています。奥さんの方はあまりお見かけする機会さえなく、妊娠していたことすら知りませんでした。ところが赤ちゃんが生まれた途端、夫は酩酊する姿を見せなくなり、奥さんはフレンドリーに。先週末も夫婦で私の部屋まで子供を連れてきて、出産の際に病院で起きたあれやこれやについてドラマ仕立てで小1時間ほど話してから自分の部屋に戻っていきました。ついに我がフラットにも平和が訪れた。まさに子はかすがい。(籠)

月

いよいよ師走。クリスマス間近のこの時期、ロンドンの様々な劇場で上演されているのが「パントマイム(パント)」。パントマイムと言うと、台詞のないパフォーマンスを思い浮かべるかもしれませんが、英国では「シンデレラ」や「アラジン」のような誰もが知る物語を歌や踊りで見せる、誰もが気軽に楽しめる演劇を指します。男優が女装したり、観客もブーイングなどして舞台に参加できるとあってお子さんにも大人気。悪者がヒーローに近付いたら「イッツ・ビハインド・ユー!」と叫ぶなど決まった掛け声があるので、いくつか仕込んでから英国ならではのクリスマス演劇を楽しんでみてください!(月)

海

10月にスイス、オーストリア、チェコを巡りました。スイスでは氷河特急やベルニナ急行などの登山電車に乗り、壮大なアルプスの山々を堪能。特にスイスのサンモリッツ湖に映る山の紅葉と街並みがとても美しかったです。ところで旅にはアクシデントが付きものですが、今回もやっぱりありました。事前予約したチューリッヒからザルツブルクへの夜行電車が普通電車で、途中の駅で最終電車から翌日の始発電車まで駅で待機というスケジュールだったことが現地で判明。もちろん駅は極寒。車両点検していた係員に懇願して、始発待機の電車で寝かせてもらうという貴重(?)な体験をしたのでした。(海)

七

少し前、久しぶりに母がロンドンに遊びに来ました。市内観光はもちろん、滞在中は英南部に位置するバースへ。街全体がユネスコの世界遺産に登録されているバースは、とても趣があり本当に美しいところでした。紅葉を楽しみながらおいしいものを食べ、古代ローマの公衆浴場跡を見学したり、英国唯一の天然温泉へも。旅行の最後はゆっくり温泉につかって、というプランでしたが、水着で入る温泉は深さ1.3メートル以上あるため低身長の私たち親子は浮き輪を要し、広い温泉を泳ぎながら移動。後日、気付けば筋肉痛になっていました。12月はクリスマス・マーケットで賑わうバース、ぜひまた行きたいです。(七)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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