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Sun, 24 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

ミリバンド労働党党首への内部批判

The Times
「タイムズ」紙 11月7日

周辺に良き人材を配置せよ

総選挙まであと6カ月と差し迫り、代役が見つかる気配もない今、労働党は現在の党首がベストの状態となるよう皆で協力し合わなければならない。つまり、彼の周辺に良き人材をそろえる必要がある。そして経済と公共支出に関する政策を見直し、医療や教育の分野における公共サービスの改革案を打ち出すべきだ。ミリバンド党首は現時点では党内の主張をうまくまとめられていないが、だからといって、彼の意向が今後全く変わらないというわけでもないだろう。


The Observer
「オブザーバー」紙 11月9日

急進的な一面を見せるとき

戦略面においてミリバンド党首が犯した最大の過ちは、2008年に金融危機が発生した後、 一般市民が必然的に左寄りの支持に傾くと信じていたことだ。だが実際には、政治家たちの汚職を暴き出した議員経費スキャンダルと相まって、有権者たちの間に無関心と不信を生み出したに過ぎなかった。ミリバンド党首は、慎重な面と先鋭的な面を併せ持っている。今こそ、彼の政治家としての人生の中で最大のリスクを負い、内面に秘めている急進的な一面を見せるべきときだ。


The Independent
「インディペンデント」紙 11月7日

労働党は党首を支えるべき

ミリバンド党首は、有権者の興味を引く政策づくりに長けている。また労働党が敗れた 2010年の総選挙には、当時エネルギー・気候変動相を務めていた彼はそれほど深く関わっていない。そしてその年に行われた党首選において、労働党はほかの誰でもなくミリバンド党首を選出した。労働党の支持率を上げることができる人間は、ほかに誰もいないことは明らかである。労働党は内部批判を 止めて、ミリバンド党首を支えるべきだ。労働党の党首は彼しかいない。


 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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