BBCの電子版は14日、障害によって手の動きがままならなかったり、指が欠損している人々にとって、日本における箸の文化がときに困難となると示唆する記事を掲載した。
同記事は、「英国で箸を上手く使えなかったとしても、友人から笑われて、代わりに恥らいながらスプーンをつかめば済む話かもしれない」が、日本では「それよりずっと大きな問題」になり得ると指摘。日本では間違った箸の持ち方をすると「社会的逸脱」行為と見なされるという、日本在住歴2年で脳性まひを持つ英国人の発言を紹介している。
また「日本の文化において食事は重要な位置を占めており、箸の使い方は日本のアイデンティティーを構成する不可欠な要素」であると述べるエディンバラ大学の日本語講師の見解を紹介。さらには手に不自由を抱える人でも使いやすい箸をつくり続ける福井県の職人、宮保克行氏の活動にも触れている。
Wed, 15 January 2025