The guardian
敵対する者が知ることとは
His opponents know one thing
大統領として当選することが確実視されていたにもかかわらず、選挙で不正を行ったプーチン氏の戦術は賢明とは言えない。彼は、ロシアで芽生えつつある、民主主義を求める気運にほとんど全く応えようとしなかった。プーチン氏の支持者でさえ、彼がやり方を変えない限り、この停滞期を脱することはできないのではないかと疑問に思っている。そして彼を敵対視する者たちは、プーチン氏が権力を濫用しようとすればするほど、ロシアが暴発する危険が高まることを知っているのだ。(3月5日)
The Independent
変革の萌芽となるか
The seeds of real change
ソビエト連邦の時代から、ロシアでは選挙の度に不正疑惑が持ち上がってきた。プーチン氏は、大統領または首相として、12年という長い時間を与えられていたにもかかわらず、状況の改善を怠ってきたのだ。ただ、批判の声が、海外からだけではなく、国内からも寄せられたという点で、今回の選挙は過去の例とは異なる。こうした不満の声は、新しい士気が生まれていることの証である。ロシアの権力者たちがこれらの声に耳を傾ければ、変革の萌芽が生まれるかもしれない。(3月6日)
Evening Standerd
インターネットの波が到来
The internet is here, as elsewhere
昨年12月に実施された下院選挙で不正が横行したことを受けて、今回の大統領選では、ウェブカメラを手にしたボランティアの人々が投票所を監視した。プーチン氏への反対運動も支持を広げている。他国と同じように、ロシアにおいても、インターネットの波が権力者たちを襲おうとしているのだ。官僚や財閥の腐敗に対して一般市民たちが不信感を募らせている現況では、こうした動きはまだ続く。プーチン氏は今後、かつてないほど大きな困難を強いられることになるだろう。(3月5日)
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