Kings Cross St. Pancras駅から徒歩5分
1.毎日売り切れの新鮮さがウリ
Pitted Olive
笑顔のお母さんが、窓際の鉄板でフラット・ブレッドを焼いているのが目印のお店。手作りのトルコ料理が食べられる家族経営のレストラン & デリだ。薄いパイで色々な具を包んだ「ボレック」は、ロンドンいちのおいしさと評判。ナスの肉詰めやチキンのほか、野菜たっぷりのベジタリアン・メニューも豊富で、毎日食べに来てもバランス良い食生活を送れそう。ランチ時は近くで働く人々でにぎわう。
3 Leigh Street WC1H 9EW
月~土 8:00-19:00
*ウェブ、電話なし
2. レアな存在とじっくり向き合える
Collinge & Clark
活版印刷、グラフィック・デザインといった本の意匠や技芸を扱う専門書、版画などのアート本を得意とする古書店。値段も意外に手ごろで、10ポンド台からある書籍は眺めるだけでも美しく、書棚に加えたくなる。貴重な本が並ぶ1階のほか、店先にはバーゲン品もストックしているので気軽に立ち寄ってみよう。店の外観はBBC のTVドラマ「ブラック・ブックス」に使われ、ドラマのファンも訪れるという。
13 Leigh Street WC1H 9EW
Tel: 020 7387 7105
月~金 11:00-18:30
www.collingeandclark.co.uk
3. 思いを馳せた一針ひとはり
Splendid Stitches
ビンテージの服は、大切にしていても次第と消耗するもの。こちらは補修や寸法の調整など、その時代の縫製や素材を熟知したデンマーク出身のオーナーが丁寧に修復してくれるブティックだ。人の手を経てきたものは、過去の直し方が本来の魅力を損ねてしまっていることもあるとか。その場合はすべて解いてから補修するという徹底ぶりなので、貴重な1枚も安心して持ち込める。
5 Hastings Street WC1H 9PZ
Tel: 020 7388 5924
月~金 10:00-15:00
http://splendidstitches.co.uk
4. これが時代の先端クチュール
Atelier Tammam
クチュール・ドレスを作るミス・タマムのアトリエとセレクト・ショップには、ビンテージの小物などもありとても華やか。ビーガンの倫理に基づき、素材の出自に徹底した注意を払う。1着のドレスが作られるたび、インドで1本の木が植えられるそうだ。繭の生産過程で中の虫を殺さないピース・シルクという絹にも注目。
5 Hastings Street WC1H 9PZ
Tel: 020 7388 5924
木 11:00-18:00 金 10:00-15:00
毎月第1土 11:00- 16:00(月~水とその他の土は電話予約必須)
www.tammam.co.uk
5. 相棒の鞄と、人生という旅を
Beara Beara
トラベル・ライターとして訪れた南米ボリビアで、魅力的な革鞄を作る職人と出会ったジェイク。上質な革とその職人の工芸力を取り入れて彼がデザインした鞄は、現在、地元産業の活性にも貢献しているとか。長く愛せる普遍的なデザインの鞄のほか、南米のカラフルな布地をデザインした商品も人気。購入品にイニシャルなどを入れる、デボス加工サービスもあり。
16-18 Whidborne Street WC1H 8EU
月~水、金10:00-18:00
木9:00-19:00 土11:00-16:00
https://bearabeara.co.uk
取材・写真: Miki Yamanouchi