2025年に行くべき旅行先East Angliaイースト・アングリア
英語圏で人気の旅行ガイドブック「ロンリー・プラネット」が「2025年に行くべき旅行先」として30の国と地域を選出し、英国からはイングランド南東部のイースト・アングリア地方が選ばれた。木とレンガや石を組みわせた16世紀ごろの家々、美しい海岸線などが「典型的な観光地がなくとも伝統的なイングランドの趣が感じられる」ことが評価され、国内各紙でも取り上げられ話題となった。今回は、イースト・アングリアを形成するケンブリッジシャー、エセックス、ノーフォーク、サフォークの訪れるべき都市とその魅力にせまる。
(文: 英国ニュースダイジェスト編集部)
参考: www.lonelyplanet.com、www.independent.co.uk、各地域のカウンシル、観光局のウェブサイト

大学都市と豊かな自然
Cambridgeshire
ケンブリッジシャー

1974年に元のケンブリッジシャー、イーリー島、ハンティンドン、ピーターバラが合併してできた行政上の地域。ほとんどの地域が海抜ゼロと平坦な土地で、現在は自然保護区となっているホルム・フェンは海抜マイナス2.75メートルと英国で最も低い。イングランドの主要河川であるグレート・ウーズ川、ネン川があり、周辺地域では農業が盛んなほか、世界的に知られるケンブリッジ大学の本拠地でもある。
(写真:Ely / Cambridgeshire)
パンティングで穏やかな時間を Cambridge ケンブリッジ

Clare College
オックスフォード大学と並び、世界最高峰の大学の一つとして知られるケンブリッジ大学がある。オックスフォードの学生と町民との暴力行為を伴う争いから逃れるため、13世紀初頭に学者たちがこの地に移り住んだことで、現在の大学都市としての礎が築かれた。街中にはキングス・カレッジ(King’s College)やセント・ジョンズ・カレッジ(St John’s College)、トリニティ・カレッジ(Trinity College)、クレア・カレッジ(Clare College)など、同大学を代表するカレッジが点在。また、フィッツウィリアム博物館(Fitzwilliam Museum)など大学付属の博物館もあり、1日では見切れないほどの観光スポットがある。天気が良ければ市内を横切るケム川でのボート体験、パンティング(Punting)もお勧めだ。また、市内や郊外を走るマウンテンバイクのコースも通の間で有名。
行き方
ロンドンのKing’s Cross駅からCambridge駅まで
約1時間5〜25分
ノルマン様式建築の大聖堂は必見 Peterboroughピーターバラ

Peterborough Cathedral
大聖堂や先史時代の遺跡などがあり、歴史的にも重要な主教座聖堂都市。もともと「主教が教区を管理する」という都市の性質から、ケンブリッジシャーに組み込まれたのは20世紀に入ってから。ノルマン様式建築のピーターバラ大聖堂(Peterborough Cathedral)をはじめ、同地東部には約3500年前の青銅器時代の遺跡、フラッグ・フェン(Flag Fen)が、西部には自然豊かなフェリー・メドーズ・カントリー・パーク(Ferry Meadows Country Park)がある。また、市内北西部のウェリントン村(Werrington Village)にある400年前に建てられたかやぶきの家を利用したパブ・レストラン「チェリー・ハウス」(The Cherry House)も趣があることで知られる。周辺の田園地帯の風景を楽しむならネネ・ヴァレー鉄道(Nene Valley Railway)の蒸気機関車に乗るのがお勧め。
行き方
ロンドンのKing’s Cross駅からPeterborough駅まで
約40分〜1時間35分
穏やかな大聖堂の町 Elyイーリー

Ely Cathedral
ケンブリッジシャー東部に位置する静かな町。かつては沼地に浮かぶ島であり、17世紀に排水事業が行われるまではウナギの産地として有名だった。一大観光スポットはイーリー大聖堂(Ely Cathedral)。設立は7世紀で、以後数世紀にわたり何度も荒廃、修繕を繰り返してきたためにイングランド・ゴシック様式、ロマネスク様式など、さまざまな時代の建築様式が見られるのが特徴だ。色鮮やかな内装はぜひ時間をとってゆっくり鑑賞したい。そのほか、イングランドの政治家、軍事指導者のオリヴァー・クロムウェルが住んでいた家(Oliver Cromwell’s House)や町の歴史がわかるイーリー博物館(Ely Museum)も見どころ。1760年代後半の建物を利用したアンティーク・センター(Waterside Antiques)やカフェなどもあり、日帰り旅行にぴったりの場所だ。
行き方
ロンドンのKing’s Cross駅、Liverpool Street駅からEly駅まで
約1時間15〜40分
田園地帯の宝石 St Ivesセント・アイヴス

St Ives Bridge
グレート・ウーズ川のほとりに形成され、17〜19世紀半ばにかけてイースト・アングリアの重要な貿易拠点として栄えた町。歴史的建造物に囲まれた街並みや郊外の自然保護区など、英国の田園地帯を代表する美しい場所として知られている。見どころは1107年に木造で建造され、後に石造りになったセント・アイヴス橋と教会(St Ives Bridge and Chapel)。橋に礼拝堂を併設する様式は中世では珍しくはなかったが、イングランドで現存するものはここを入れて四つしかないのだそう。またイングランド内戦中には、オリヴァー・クロムウェルによって橋の一部に跳ね橋がかけられたりもした。町の中心部にはジョージアン、ヴィクトリア朝時代の建造物に囲まれたマーケット広場(Market Square)、南部には野生動物の楽園ホルト島自然保護区(Holt Island Nature Reserve)がある。
行き方
ロンドンのKing’s Cross駅からCambridge North駅まで
約1時間、同駅からバスで約30分
絵葉書のような田園風景
Essex
エセックス

ロンドンからの交通の便が良い上、原生林などの豊かな緑や長く続く海岸線など多くの自然環境が残されており、特定のスポーツやアクティビティーを楽しむ人にとっても人気のエリア。また、古代ローマ帝国による征服など、英国の歴史上重要な出来事にまつわる遺跡が数多く見られ、歴史好きの人も楽しめる。特にコルチェスターなどの都市部から離れると田園地帯が広がり、フォトジェニックな風景が広がる。
(写真:Saffron Walden / Essex)
記録に残る英国最古の都市 Colchesterコルチェスター

St Botolph’s Priory
西暦49年、ローマ帝国時代のブリテン島で最初の町として発展し、古代ローマの作家によって記録された英国最古の都市として知られ、街中には西暦65〜80年の間に作られた城壁が今も残っている。中心部には、1076年に建造が始まり、1860年にはすでに博物館として活用されてきたコルチェスター城(Colchester Castle)や、英国最初の聖アウグスチノ修道会の修道院として建造された聖ボトルフ修道院(St Botolph’s Priory)の廃墟があり、中世の歴史や廃墟が好きな人は必見の場所だ。郊外には小さな町や村が点在しているが、なかでもデダム村(Dedham)やサフォークにまたがるデダム・ベール・ナショナル・ランドスケープ(Dedham Vale National Landscape)は画家ジョン・コンスタブルが愛し、絵画のように美しい景観が見られる場所として有名。
行き方
ロンドンのLiverpool Street駅からColchester駅まで
約50分〜1時間20分
静かな海辺のリゾート Southend-on-Seaサウスエンド・オン・シー

Thorpe Bay Beach
もともとは漁師小屋と農場が数軒あるだけといったのどかな場所だったが、ロンドンからのアクセスや海の水質が良かったために、次第に上流階級の人々を惹きつけ、「静かな海辺のリゾート」として名声を得た沿岸都市。広大な干潟のせいで満潮時でも水深が浅く、大型客船の停泊が困難だったために遊覧桟橋サウスエンド・ピア(Southend Pier)が作られた。同桟橋は全長約2.1キロと遊覧桟橋としては世界最長を誇る。1890年には桟橋上に乗客を輸送するための電気鉄道ができ、こちらは現在も稼働している。沿岸には海辺のアミューズメント・パーク、アドベンチャー・アイランド(Adventure Island)がある。また、より静かな海を楽しみたい人は、東部にあるソープ・ベイ・ビーチ(Thorpe Bay Beach)やシューベリー・イースト・ビーチ(Shoebury East Beach)がお勧め。
行き方
ロンドンのStratford駅からSouthend Victoria駅まで、
Fenchurch Street駅からSouthend Central駅まで
約1時間
のどかな田舎で見るかわいらしい建物 Saffron Waldenサフラン・ウォルデン

Castle Street
まるで絵本の中から飛び出してきたかのような、かわいらしい家々が並ぶ中世の町。1141年から市場が開かれた記録が残されており、現在も火・土曜日に新鮮な野菜や果物、魚、チーズやパンなどあらゆるものが売られるサフラン・ウォルデン・マーケット(Saffron Walden Market)が開催。有名シェフのジェイミー・オリバーも訪れることがあるのだとか。中心部には聖メアリー教会(St Mary’ s Church)があり、キャッスル・ストリート(Castle Street)とブリッジ・ストリート(Bridge Street)では壁から模様が浮き出ているかのように装飾する技法「パーゲティング」(pargetting)を施した家々を見ることができる。郊外には広大な敷地に美しい庭園を持つ17世紀初頭に作られた英国有数の邸宅オードリー・ エンド・ハウス&ガーデンズ(Audley End House&Gardens)がある。
行き方
Liverpool Street駅からAudley End駅まで約1時間、同駅からバスで約10分
芸術家が移り住んだ Great Bardfieldグレート・バードフィールド

High Street
かつては重要な馬の市場が開催され、全国から商人たちが馬を連れてきた場所で、通りの配置や特徴的な家屋やコテージが当時の歴史を物語っている。また、近隣ではセイタカセイヨウサクラソウ(Oxlip)という珍しい花が見られる。一見すると普通の小さな町だが、ここが良く知られているのは「グレート・バードフィールド・アーティスト」と呼ばれる芸術家のコミュニティーがあったから。1930〜70年代にかけて、同地とその周辺に住んでいた芸術家が中心となり、フィギュラティヴィズムという具象的な作品を多数残した。また、1950年代にアーティストたちが自宅を開放するオープン・ハウス式の展覧会を開催したこともコミュニティーが有名なった要因だった。この芸術運動の作品は、サフラン・ウォルデンにあるフライ・アート・ギャラリー(Fry Art Gallery)で見ることができる。
行き方
Liverpool Street駅からChelmsford駅まで約30分、同駅からバスで約1時間10分
英国らしい豪華な邸宅が点在
Norfolk
ノーフォーク

イースト・アングリアの北東部に位置する、豊かな田園地帯が広がる地域。チャールズ国王の邸宅サンドリンガム館があるほか、ドラマのロケで使用されたカントリー・ハウスが点在し、その多くが一般公開されている。北海に面している北側ではゼニガタアザラシに会うことができ、東部には多くの野生動物が生活するザ・ブローズ(後述)と呼ばれる国立公園があるなど豊かな自然環境が広がっている。
(写真:King’s Lynn / Norfolk)
中世の趣が感じられる Norwichノリッジ

The Royal Arcade
イングランド初の地方図書館が開館し、ロンドン以外で最初の地方紙が発行されるなど、歴史的に芸術や文学、出版業と深い結び付きがある町。アートや文学に優れた都市として2012年にユネスコの文学都市に指定されている。「中世の都市」と呼ばれ、町中にはテレビや映画のロケ地に使用されたこともある、チューダー朝時代の建物が残る石畳のエルム・ヒル(Elm Hill)や、グレードI の指定建造物であるギルドホール(The Guildhall)、11世紀に建造され、後に石造りに改築されたノリッジ城(Norwich Castle)など、中世の息遣いが感じられる場所がたくさんある。また、グレードII指定のアール・ヌーヴォー様式で飾られた美しいショッピング・アーケードのザ・ロイヤル・アーケード(The Royal Arcade)など、後世に残したいさまざまな時代の建物に出合えるのも魅力。
行き方
ロンドンのLiverpool Street駅からNorwich駅まで約1時間45分
洗練された海上貿易の町 King’s Lynnキングズ・リン

Customs House
12世紀にはすでにイングランドの主要な港の一つとして知られ、産業革命が終わるまで重要な海上貿易の拠点となっていた海事の町。「リン」という名前は、湖または池を意味するケルト語に由来していると考えられている。注目すべきは1683年に建造された川沿いに佇む税関(Customs House)。キングズ・リンが欧州の最先端を行く地であることを強調するため、ドリス式、イオニア式、コリント式の柱にキューポラやアーチを備えたさまざまな建築様式を融合させたデザインとなっている。また、現在はコンサート・ホールに改修されたかつてのトウモロコシ市場(King’s Lynn Corn Exchange)など、海外貿易時に使用されていた建物が残るほか、中世に作られた現存するギルドホールとしては最大規模を誇る聖ジョージズ・ギルドホール(St George’s Guildhall)がある。
行き方
ロンドンのKing’s Cross駅からKings Lynn駅まで約1時間50分
国立公園で自然と触れ合う The Broadsザ・ブローズ

Thurne Mill
ノーフォークとサフォークの間にあるザ・ブローズは、英国にある15の国立公園のうちの一つ。二つの州内の特定の地域を表すために、「ノーフォーク・ブローズ」(Norfolk Broads)、「サフォーク・ブローズ」(Suffolk Broads)と使い分けられているが、単にこの地域全体をノーフォーク・ブローズと呼ぶことも。かつて学者が「魂を癒やすための息抜きの空間」と表現したザ・ブローズには、アント川、ブレ川、チェット川、サーン川、ウェイヴニー川、ウェンサム川、ヤー川の七つの川が流れており、これらの川でカヌーやカヤック、セーリングなどが楽しめるほか、ウォーキングやサイクリングといったアクティビティーも充実している。美しい眺望はもちろんのこと、多くの野生動物に出合えるので、ゆったりとした時間を自然の中で過ごしたい人に特にお勧めしたい。
行き方
ロンドンのLiverpool Street駅からNorwich駅で乗り換え、Acle駅まで約2時間10分。駅から徒歩18分
18世紀に再建された町 Holtホルト

Byfords
古英語で「森林」を意味するホルトが名前の由来といわれる町。1708年に発生した大火災によって中世の建物はほとんど焼失し、民家や教会なども甚大な被害を受けた。その後、当時流行していたジョージアン様式に建物が一新されたことで、同様式の街並みが統一された形で残されている。また、この火災から生き残り、現在はレストランと高級B&Bとして営業中の「バイフォーズ」(Byfords)の建物も見ることができる。隠れた小道を自分で発見するのも楽しいが、史跡を効率良く見て回るならフクロウの看板が目印のホルト・オウル・トレイルをたどってみよう。田舎の風景を満喫できるホルトとシェリンガム駅を蒸気機関車で結ぶノース・ノーフォーク鉄道(North Norfolk Railway)もお勧めで、鉄道の催行日ならシェリンガム駅からバスの代わりに利用するのも便利だ。
行き方
ロンドンのLiverpool Street駅からNorwich駅で乗り換え、Sheringham駅まで約3時間10分。同駅からバスで約15分
穏やかな雰囲気が広がる
Suffolk
サフォーク

「南の民」を意味するサフォークは、田舎の美しい風景とビーチが広がり、農業で発展してきたエリアで、ゆったりとした休暇を求める人々に人気がある。アングロ・サクソン人の生活が分かる、考古学上の重要な発見があった場所として知られるほか、古くから記録に残る町が各地に点在している。また、この地域では「サフォーク・ピンク」と呼ばれるくすんだピンク色の外壁を持つ建物が多く見られる。
(写真:Lavenham / Suffolk)
新旧の建物に注目 Ipswichイプスウィッチ

Christchurch Mansion
オーウェル川の河口に位置する、イングランド最古の町の一つ。14〜17世紀には中欧、北欧の都市同盟であるハンザ同盟の拠点であり、かつては英国最大の港としてバルト海諸国への貿易に使用されていた。21世紀に入って町の再開発が進み、現在も大規模な建設工事が続けられている。町の中心部には1550年ごろに建てられたチューダー様式のレンガ造りの邸宅、クライストチャーチ・マンション(Christchurch Mansion)があり、1885年から博物館として市民を迎えてきた。画家ジョン・コンスタンブルやトーマス・ゲインズバラの絵画をはじめ、家具やおもちゃなどさまざまな展示がある。また、博物館周囲の公園も市民の憩いの場となっている。一方、ウォーターフロント・エリアにはサフォーク大学や高層ビル、新興住宅が立ち並び、歴史ある街並みとの対比が印象的だ。
行き方
ロンドンのLiverpool Street駅からIpswich駅まで約1時間5〜25分
チューダー様式の建物が並ぶ Lavenhamレイヴナム

The Crooked House
サフォークの南西部にある15〜16世紀に羊毛貿易で繁栄した町。英国有数の裕福な町だったが、17世紀に安価な布地や衣類の普及に打撃を受け一気に衰退し、その後も家を建て替えるだけの資金がなかったため、1450〜1500年に建てられた家がそのままの姿で残っている稀有な場所だ。西部には、羊毛貿易での成功を裏付ける町の規模に不釣り合いなほど立派な1525年に建造された聖ペテロ &聖パウロ教会(Saint Peter and Saint Paul’s Church)があり、町は15分ほどあれば歩くことができる。また、チューダー朝時代に建てられたレイヴナム・ギルドホール(Lavenham Guildhall)は現在博物館として運営されている。ちなみに18世紀に詩人ジェーン・テイラーがここに住んでいたときに、童謡「きらきら星」の歌詞となった詩が生まれたと伝えられている。
行き方
ロンドンのLiverpool Street駅からColchester駅まで約50分、同駅からバスで約1時間20分。途中バスの乗り継ぎがある
アングロ・サクソン人の秘密を知る Woodbridgeウッドブリッジ

Woodbridge Tide Mill
デベン川沿いにあり、「サフォークの宝石」と呼ばれている町。かわいらしい建物が並ぶ町中散策もお勧めだが、海岸沿いの、850年以上前に建てられ現在も稼働している潮力水車が見られるウッドブリッジ・タイド・ミル博物館(Woodbridge Tide Mill Museum)もぜひ訪れてみてほしい。また、この地域は6〜7世紀のアングロ・サクソンの遺跡、サットン・フー(Suton hoo)があることで有名。サットン・フーは独学で考古学を学んだバジル・ブラウンによって発掘されたアングロ・サクソンの王の船葬墓で、金銀や宝石でできたアクセサリー、儀式用のヘルメットなど、さまざまな副葬品が発掘され、英国の考古学上でも重要な発見となった。併設の博物館で発掘品の展示を見ることができるが、その中でも特に有名なヘルメットは大英博物館に寄贈されており、ここにはない。
行き方
ロンドンのLiverpool Street駅からIpswich駅で乗り換え、Woodbridge駅まで約1時間35分
農業で発展した東の拠点 Bury St Edmundsベリー・セント・エドマンズ

Bury St Edmunds Abbey
10世紀にアングロ・サクソン人によって形成され、ベリー・セント・エドマンズ修道院(Bury St Edmunds Abbey)を中心に発展した町。同修道院は1539年には役目を終えたが、当時は欧州で4番目に大きな修道院として重要な巡礼地だった。修道院がなくなった後は農業で発展し、現在も農業に関連する中世に建てられた建造物が残っている。町の中心部には1774年に新古典主義建築で建てられた劇場で現在はコミュニティー・スペースとして活用されているマーケット・クロス(Market Cross)や、1100年以上の歴史があるセント・エドマンズベリー大聖堂(St Edmundsbury Cathedral)などがある。また、パブ経営やビール醸造を行うグリーン・キングのウェストゲート醸造所(Westgate Brewery)ではビールの試飲ができるブリュワリー・ツアーを敢行している。
行き方
ロンドンのKing’s Cross駅からCambridge駅で乗り換え、Bury St Edmunds駅まで約1時間50分。Liverpool Street駅からもアクセス可



在留届は提出しましたか?
ファリンドン・ストリート14番地に掲げられている記念プラーク
1906年におけるLRCの指導者たち。右から4人目がキア・ハーディー
賃上げ要求のストライキをするジュニア・ドクターたち
2022年、スコットランドの独立を求めてデモ行進をする人々
ノエル・ギャラガーと握手をするトニー・ブレア首相(写真左)
1996年、労働党大会で質問に答えるバーバラ・キャッスル
1981年の労働党大会でトレードマークのパイプをくゆらすトニー・ベン
2005年の労働党大会で演説するケン・リヴィングストン
2022年、「ガーディアン」紙の主催で行われたトーク・イベントに出演したアンディー・バーナム










トーマス・エジソンと並ぶ映画発明者であり、
月世界旅行 Le Voyage dans la Lune
サイコ Psycho
戦場にかける橋 The Bridge on The River Kwai
「戦場にかける橋」で
第三の男 The Third Man
オリンピア Olympia
「オリンピア」の撮影をするリーフェンシュタール(写真右)。
新しき土 Die Tochter des Samurai
「新しき土」には当時10代だった原節子が出演。
軽量カメラを持ち撮影するゴダール。ゴダールは伝統的な映画の形式を完全に打ち破る革新的なスタイルでその名を知らしめた
勝手にしやがれ À bout de souffle
美しきセルジュ Le Beau Serge
噓つきヤコブ Jakob der Lügner
ヤコブを演じたヴラスティミル・ブロツキー(左)はチェコの俳優。
パウルとパウラの伝説 Die Legende von Paul und Paular
マイ・ビューティフル・ランドレット My Beautiful Laundrette
秘密と嘘 Secrets and Lies
わたしは、ダニエル・ブレイク I, Daniel Brake
1946年10月25日に設立されたCNCは公的行政機関であり、
沼地という名の町 La Ciénaga
The Other Bank
D.I. Divine Intervention
George Crosthwait
ガーデン・シネマ
地下に二つのスクリーンと、バー・エリアがある
2025年には地上階に三つ目のスクリーンがオープン予定
Christine Kopf
DFFの常設展示では、時代を追うごとに変化する映画の技術を追体験することができる


1810年出版の雑誌に描かれた西インド・ドックスの挿絵
シティ・オブ・ロンドンの眺望(1750年代作、作者不詳)
関税を払わないと密貿易扱いで取り締まりの対象になった
19世紀のビリングスゲート埠頭
ウール埠頭にできた中央税関のカスタム・ハウス
左から、ロンドン橋、ビリングスゲート、旧カスタム・ハウス
奥に見えるのがシティの冒険商人組合の一つ、東インド会社
20の法定埠頭が定められ、税関が置かれた
数週間の税関手続を猶予された短期保税倉庫
テムズ川や水路の岸に並んだ保税倉庫は、現在では高級フラットなどに変わった
1798年にテムズ水上警察が設立された
1802年に完成した西インド・ドックス
次々とドック群が建設されていった
シティに隣接する聖キャサリン・ドックス
数年の税関手続きを猶予された長期保税倉庫
大英帝国の地図(1886年)
瞬時に世界を結んだ海底ケーブルの位置を示す地図(1901年)
現在の米シカゴの商品先物取引所
ロイヤル・ドックスの風景
船体には水に沈む深さである喫水が表示される
コンテナ船は輸送システムを大きく変えた
道路も鉄道も空路も港と一体化
ティルベリー港の航空写真(1939年)
コンテナ港の例
ロンドン・ドックランズは再開発で高級フラットに
ロンドン・ドックランズの過去、現在、そしてデジタルな未来?
イングランド、ウェールズ、北アイルランドで使用される、国王任命によるロイヤル・ワラント
チャールズ国王が皇太子時代に使用していたロイヤル・ワラント
スコットランドでの国王任命によるロイヤル・ワラント
お菓子、食材、お惣菜などさまざまなものを扱う
Duke Of York Squareのショップはスローン・スクエア駅が最寄駅
ピカデリーにあるフォートナム & メイソン本店
紅茶のほか、日常使いできるマグ£29.95などの商品も充実
ジョン・ルイスなどのデパートでも購入できる
定番のピンク・マール・ド・シャンパーニュ・チョコレート・トリュフ£35
ギフト用の紅茶セットも販売しているストランドのティー・ショップ
中国の雲南省の茶葉を使用したエブリデイ£4.79。スーパーでも購入可
アーケード内でも一際かわいらしいディスプレイが目印
厳選された最高級チョコレート9個が入ったザ・ジュエル・ボックス£24
1階にはショップ、地下には落ち着いたコーヒー・ルームがある
看板商品のクリオール・ブレンド・コーヒー250g £14.75
黒い門構えが目をひくジャーミン・ストリートのショップ
味の好みを伝えればスタッフが快くお勧めのチーズを紹介してくれる
チーズと合わせて食べたいブラック・ガーリック・ピックル£6.25
コンパクトで持ち運びに便利な折り畳み傘のタイニー1ブラック£24
王室お墨付きのブランド、Launer London
奥ゆかしい色合いの外観
英アーティストのデヴィッド・
ボウイも愛用していたオードトワレ、エリート100ml £110
レザー・ドミノ・ケース£110(写真中央)
(左から)2024年で創業90周年を記念し発売されたウォレット£220、
セント・ジェームズ・ストリートの店舗
(左から)敏感肌にお勧めのユーカリのシェービング・クリーム£20、














オールドウィッチ駅の前の名称は「ストランド」だった
オールドウィッチ駅のプラットフォーム
1913年に撮影された大英博物館駅のプラットフォーム
長年のほこりが堆積しているブロンプトン・ロードの駅構内
現在は跡地に銘板が飾られている
ダウン・ストリート駅の外観
コール・ドロップス・ヤードに近い場所にある
地下シェルターへの北側の入り口
写真左)キングスウェイ路面電車地下鉄の北口トンネル






