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Mon, 18 November 2019

布袋 寅泰 インタビュー
ロンドン公演 INFORMATION
HOTEI THE ELECTRIC SAMURAI

2013年11月9日(土)20:00
£20~34.72
O2 Shepherds Bush Empire
Shepherd's Bush Green
London W12 8TT
Tel: 0844 477 2000
www.o2shepherdsbushempire.co.uk
24時間チケットホットライン
Tel: 0844 338 0000
BookingsDirect.com



去る10月5日にロンドンのトラファルガー広場で開催された「ジャパン祭」でのライブ出演が話題を呼びました。

毎年大盛況のジャパン祭に参加することができて、とてもうれしかった。トラファルガー広場という言わばロンドンという街を象徴する場所で、まさか自分が演奏する機会に恵まれるとは思っていなかったしね。今回は、ロンドンで活動しているマルチ・ミュージシャンの廣田丈自氏と一緒に映画「キル・ビル」のテーマ・ソングである「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」を少し長いバージョンで演奏したんだけれど、僕のモダンなビートと廣田さんが率いるチームの和太鼓という組み合わせは、トラファルガー広場に来てくれた聴衆の皆さんの耳には新鮮に響いたんじゃないかな。

「BATTLE-」という曲は去年のロンドン公演で演奏したときも、コンサートが終わった後に現地の方から、あの曲のカバーもしていたんですね、みたいなことを言われちゃって。お陰様であの曲自体は広く知られているのに、僕自身が作曲して、そして演奏しているということを知っている人は英国そして欧州では非常に少ない。一方で、世界の人々に向けて自己紹介代わりに演奏できる曲を持っているということは非常に心強くもあるんだけれども。


昨年12月に行われたロンドン公演には、日本からはるばる渡英した方から在英邦人、英国人まで、様々なファンが集いました。

あのライブに来てくれた観客の皆様には心から感謝! 英国のメディアや音楽関係者に自己紹介するための場でもあったので、たくさんの観客が声援を送ってくれたことで熱狂的なステージとなり、そうした関係者に向けての絶好のアピールになったという意味でも本当に有り難く思っている。結局、どこの国の生まれの人であろうと、僕の音楽を聴いてくれる大切な聴衆であることには変わりないわけで、誰に来てもらっても感動してもらえる音楽を演奏することの大切さを再認識する機会にもなった。


そして今年もロンドン公演が開催されることになりました。11月9日に行われるこの公演についてお聞かせください。

今回のステージは、昨年のものとはガラリと変える予定。ステージには階段状のスクリーンを配置して、そこに何百匹もの鯉や墨絵やそのほかのジャパニーズ・アートを映し出していく。また今回の衣装を担当してくれるのは、世界的デザイナーのヨージ・ヤマモト氏。ビジュアル・アートとファッションと音楽を組み合わせることで、言語の壁を超えるような内容にしたい。さらにコンサートの模様を日本へテレビ中継し、あとはYouTubeを通じて全世界へと届けるつもり。

そして肝心の音楽について言えば、演奏曲の半分以上がいわゆるインストルメントで、つまりは歌がほとんどない。自分の一番の武器であるギターをメインとするためで、今回はマイク・スタンドとはちょっと距離を置いて、思い切り自由になってみたい。以前から僕の公演を観続けている方にも、「初めて観る布袋」と受け止めていただけるんじゃないかな。

「ジャパン祭」でのステージ
10月5日に行われた「ジャパン祭」でのステージ。
廣田丈自氏らが演奏する和太鼓とのコラボレーションを行った



布袋さんが英国に移住してから、早一年が経過しました。

アーティストとしてだけではなく、一人の人間として、また一緒に渡英した家族にとってもすごく大きな一年だった。その間にロンドンの四季を感じて、厳しい冬、そして今年特有の燦々(さんさん)とした眩いばかりの夏を過ごして、もっともっとロンドンが好きになった。何事もほぼ完璧に管理された東京での生活に比べて、ロンドンは不便で思い通りにいかないことも多々あるけれども、そうした不便さと向き合うときに、これまで忘れていた人間らしさのようなものを感じながら、そうした瞬間を楽しむ余裕も少しずつできてきた、というところかな。


英国のメディアから取材を受ける際には、布袋さんご自身が英語で対応しているとうかがいました。布袋さんの英語のインタビューがBBCで放送されたりもしましたね。

全くもってお恥ずかしい姿なんだけどさ。もどかしいし、お恥ずかしいし。でも多少の恥をかいてでも経験するってことが、こちらに来た理由でもあるので。ただ拙いながらも、言いたいことは相手には伝わっているのではないかな。自分の英語には全く自信がないんだけれども、通訳を通してしまうと伝えきれない部分がどうしても出てきてしまう。意思までを通訳するのはやっぱり難しいしね。僕にとっては失敗するチャンスがまだ残されているというか、今だったらまだ英語に関しては初心者っていう言い訳もきくし、あとは失敗っていう経験がまた僕に勇気を与えてくれるとも信じているし。失敗するというプロセスを経ないで他人任せにしてしまうと、渡英するに際して自分に課した挑戦の精神に反してしまうことになる。本当に小さなことだけど、なるべく自分でできることは自分でやるようにしているんだ。
(次号に続く)

布袋寅泰(ほてい・ともやす)
1962年2月1日生まれ。群馬県出身。1981年にロック・バンド「BOØWY」のギタリストとしてデビュー。1988年の同バンド解散後はソロ活動を本格化。クエンティン・タランティーノ監督の映画「キル・ビル」のメイン・テーマとなった「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」は、英国のiTunes Storeの音楽部門で1位を獲得したほか、欧州サッカー連盟の入場テーマに使用されるなどして世界的なヒット曲に。2012年8月より家族とともにロンドンに移住した。 www.hotei.com


 
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