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#55大切な品をよみがえらせる銀磨き剤
英北西部ランカシャーで1895 年に創業したタウン・トーク・ポリッシュ社は、ヴィクトリア朝時代の銀器の隆盛とともに生まれた銀磨きの老舗。当時、ペナイン山脈の軟水と高品質な綿布を用い、防サビ効果を兼ね備えた銀磨き布を開発したことで注目を集め、まさに「talk of the town」（街のうわさ）となった。その後、銀器やジュエリーの手入れを専門とする製品のラインアップを次々に広げ、1920年代には海外への輸出を開始。現在では50カ国以上にわたって輸出網を持つ国際ブランドとして成長を遂げた。全製品は国内で製造され、大切なものを長く使い続ける暮らしを提案するブランドとして定着している。創業125年を迎えた今年1月には、新たに王室御用達としてロイヤル・ワラントも授与された。
今回紹介する「シルバー・ポリッシュ」は、深く変色した銀器でも輝きをよみがえらせる代表的な製品。独自の防サビ成分配合により、磨いた後も変色しにくく、より長く光沢を維持できる点が最大の特徴だ。使い方は至ってシンプルで、柔らかい布に液を少量取り、磨いて汚れや酸化による変色を落とす。その後、水ですすぎ、乾いた布で仕上げれば完了だ。銀器やカトラリーだけでなく、ジュエリーなど大切な装飾品に使える点も汎用性が高い。
また、同社では銀製品のほかステンレスや金製品のための商品や、床磨き用のワックスなども取りそろえている。何かを磨き上げて光らせることに喜びを感じる、お手入れ好きの方はオンライン・ショップをのぞいて欲しい。日常のちょっとした手入れを通じて、世代をまたいで大事に使われていく幸せな暮らしの品が増えていくことだろう。
