スポットライトの後ろの濃い影
拒食、過食嘔吐で苦しんだセレブたち
現在でも非常にスリムな
ヴィクトリア・ベッカム
クリスマス & 正月明けと並ぶ、あのシーズンが到来。そう、夏に向けてのダイエット。公私ともに衆目を集め るセレブの場合、過度なストレスや過剰ダイエットが引き金となって、摂食障害を引き起こすことがままある。
スパイス・ガールズ時代、マネジメント側の「痩せよ」命令で、一時期、食事代わりにダイエット飲料ばかり飲んでいたというヴィクトリア・ベッカム(39)。反動でアイスクリームをドカ食いし、後で嘔吐するという悪循環に陥った。現在は「ヘルシーに」超スリムを維持しているとのことだが、シロウト目には今なお「拒食的」食事制限をしているとしか映らない。
故ダイアナ元妃(享年36)が、1995年のBBC インタビューで過去の自傷行為に加え、過食嘔吐に苦しんでいたことを告白したのは有名な話。また、妃の友人で、80年代、麻薬依存だけでなく過食嘔吐とも闘っていたのはエルトン・ジョン(66)。朝、起きたと同時に大量の揚げ物、ビスケット数十枚、アイスクリームのファミリー・パックをペロッと平らげて一気に吐く、を6年以上繰り返したという。米シカゴの医療施設でひと月半のリハビリ入院をしてなんとか克服したのだとか。
70年代後半、「12歳から30年間、拒食と過食嘔吐に苦しんだ」とカミングアウト、摂食障害を認めた初のセレブといわれるのが女優ジェーン・フォンダ(75)だ。治療と同時に、エクササイズで乗り越えた。サルコジ元仏大統領の異母弟に当たる投資会社重役、オリヴィエ・サルコジ(42)との熱愛報道で「父娘」カップルと揶揄される、オルセン双子姉妹の妹、メアリー=ケイト・オルセン(26)。9年前、骸骨のような激ヤセぶりが衝撃を呼んだ。ほどなくセレブ御用達リハビリ施設に入所。3年後に再び緊急入院している。ほかにも、デミ・ロヴァート、アシュリー・シンプソンなどハリウッド・スターたちが摂食障害に悩んだ過去を持つ。根深い問題だ。