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Sat, 23 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

編集後記 21 Aug 2014 vol.1417

17 July 2014 vol.1415

籠

いわゆる西欧の小さな子供ってなんであんなに可愛いんでしょうね。先日、ロンドン市内のレストランで食事をしていたら、後ろの席に座っていた小さなお子さんが、私の肩をつんつんと叩いてきました。なんだろうと思って振り向いてみると、若いお父さんに抱かれた男の子が、満面の笑みでこちらを見つめているではありませんか。「うわあ、可愛いな」と思ったのもつかの間、その子が私の顔面に向かって「ブッ」。そう、唾を吐いてきたのです。どうやら常習犯らしく、平謝りしていたそのお父さんは、その後ずっと子供の口を手でふさぎっぱなしでした。子供って可愛いけど、つくづく大変なんですよね。(籠)

月

前号の特集でBookBenchを取り上げましたが、私は幼少期から英国の絵本や児童小説が大好きでした。ピーター・パンを読んでロンドンの街に憧れ、ナルニア国物語のシリーズは小学校の図書館で司書の先生にあきれられるほど何度も借りては読み返しました。それでも今回、読んだことのない作品がたくさんあることにびっくり。せっかくですし、気になった本を原書で読んでみたいと思います。まずはやはりピーター・パン誕生のきっかけとなった「小さな白い鳥」と「ケンジントン公園のピーター・パン」でしょうか。ケンジントン・ガーデンズのベンチで読書して気分を盛り上げるのも良いですね。(月)

狸

英国はもう夏が終わりかけですが、日本はまだまだ暑い日々が続いているようですね。先日、日本から友達が遊びに来てくれたのですが、私はもう秋用コートを羽織っているのに彼女が持ってきたのは薄手のカーディガン1枚! それでは夜凍えちゃうよと、ストールを貸してあげてことなきを得ましたが、日本の暑さからはロンドンの涼しさが想像できなかったようで、お土産の一つは「チョコまで焼いたたけのこの里」でした。チョコレートの部分が外の暑さで溶けてしまうため、手で持っても溶けないお菓子が今年は流行しているそうです。30度後半の猛暑日が続く真夏の日本にはもう帰れないかも……。(狸)

七

初めまして、インターン生の(七)です。書くことと同じくらい踊りが好きです。先日は男版ビヨンセことヤニス・マーシャルさんのダンス・ワークショップに行ってまいりました。ハイヒールを履いてビヨンセを踊る男性として話題沸騰中の超有名仏人ダンサー。男性がハイヒールでビヨンセなんて笑っちゃう? そう思いますよね。でも全然笑えないのです。本家ビヨンセを凌ぐ勢いでした。お髭を生やしたイケメンお兄様なのですが、スタジオにいたどの女性よりも「女性」でした。普段はスニーカー大好き人間なのですが、ヤニス様の教えを受け、無駄にハイヒールを買いに行ってしまいました(笑)。(七)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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