「ガーディアン」紙の電子版は1日、2020年東京五輪組織委員会が、佐野研二郎氏がデザインした大会エンブレムの使用を中止する方針を発表したと報じた。
同記事は「2020年東京五輪に向けての日本の不運な準備過程は、新たな困惑を抱えることになった」と伝えている。
イラク系英国人建築家のザハ・ハディド氏がデザインした新国立競技場の建設計画が白紙化したことにも言及した上で、「日本が世界的なイベントに向けての準備を進める上で障害となる論争が起きたのは、大会エンブレムや競技場のデザインについてだけではない」と指摘。2016年に開催が予定される主要国首脳会議の開催地となる三重県志摩市の海女を扱ったキャラクターが女性蔑視と見なされたり、ラグビーのワールド・カップを放送する日本テレビが同競技のルールを説明するとの目的で露出度の高い女性を起用した動画が抗議を受けて削除されたことなどに触れている。
Sat, 07 December 2024