「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は8月30日、日本のディスカウント・ストアであるドン・キホーテの展望について述べた。
同記事は、ドン・キホーテが26期連続で増収を達成していることに注目。「長きにわたって(米歌手の)レディー・ガガを含む海外からの訪問客を惹きつけてきた」と伝えている。
また同企業の創始者である安田隆夫氏は、かつて他社のサンプル商品を収集したり、破産寸前の会社の商品を入手したりしていたと説明。24時間営業がまだ珍しかった時代に同サービスを実施するなどして業界の慣習などに挑戦してきたと述べた。
一方、安田氏の会長退任を海外の投資家は不安視していると指摘。ドン・キホーテの創業者引退は、衣料品ブランドのユニクロを傘下に持つファースト・リテイリングやインテリア小売業大手のニトリなどカリスマ性のある創業者を持つ日本の小売業者にとっての「リトマス試験紙」であるとする識者の見解を紹介している。
Thu, 05 December 2024