同記事を執筆したリチャード・ロイド・ペリー記者は、今から20年ほど前に東京で暮らし始めた際に「これほどまでに思いがけず性的な誘惑に出合う街」に自身がいることに対して驚きを感じたと吐露。東京ほど「繊細かつ強力な」性的魅力にあふれた都市は少ないと述べている。
さらに、六本木や銀座には「楽しかったり、みだらだったり、はしたない」バーやクラブが、新宿や渋谷には「たった一つの目的のために建てられた性的な遊び場」であるラブホテルが乱立していると説明。また日本人の男女は「完璧に服を着こなし、一様にスレンダーな体型」で「ある面では控えめながら、驚くほどに遠慮のない面も持っている」とし、「自身の楽しみ方を知っている」と伝えている。
続いて同記者は、日本人男性の性的関心が比較的薄いと示唆する日本家族計画協会の調査結果を引き合いに出し、「なぜ日本の男性たちはセックスをあきらめたのか」との疑問を提示。その答えとして、プライバシーがほとんどない住宅環境や、「レストランやバーでともに外食する夫婦を見かけることがほとんどない」ことが象徴するように日本人の結婚には性的要素が欠けていること、「草食男子」の流行などを挙げている。