「イブニング・スタンダード」紙の電子版は18日付で、今年から欧州連合(EU)加盟国の輸入が解禁された和牛を大絶賛する記事を掲載した。
同紙は、肉をこよなく愛する人々の間では和牛が「肉のキャビア」と呼ばれ高く評価されていると紹介。2001年以来、狂牛病対策として始まったEUによる輸入規制のために英国で本格的な和牛を食することができなかったが、今週より「恐ろしいまでに高級」な和牛が、ロンドンのメイフェア地区にあるレストラン「CUT」で提供されたと報じた。
同紙によると、英国ではこれまで米国及びオーストラリア産の和牛を入手することはできたが、それらの品種は鹿児島県の在来種とは品質が異なると説明。本来の和牛は霜降りが非常に多いため、口の中で溶ける柔らかさと、桃とココナッツのような風味があると伝えている。
同記事の筆者は、和牛独特の柔らかさを「フォークの側面でも切ることができたはず」と形容。また和牛をウェルダンにしたり、ケチャップにつけて食べたりするのは「犯罪である」と主張している。
Sat, 14 December 2024