2012年に実施された調査によると、18~34歳のロンドン在住女性のうち実に43%が前年に「公共の場でのセクハラ」つまりは痴漢に遭ったことがあると告白。地下鉄、バスなどが主な発生現場となっている。さらに、2013年7月から今年4月にかけて、公共交通機関での痴漢の発生件数が27%増。イギリスの交通警察が取り締まりを強めたためとも言われているが、ともかく痴漢はロンドンにおいても決して珍しい現象ではないようだ。
「イブニング・スタンダード」紙の女性記者が痴漢に関する体験談を求めたところ、「地下鉄セントラル線で男性から局部を脚に押し付けられた」「混雑したバスで10代の少年にスカートをめくられた」「リッチモンドからウォータールーへと向かう終電の車内において目の前で自慰行為をされた」などの報告が寄せられたという。
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