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Sat, 13 December 2025

英国ゆるニュース

王室ネタからセレブ、ゴシップ、カルチャーまで

男子生徒もスカート着用OKに

  英中部の名門全寮制校が、スカートを履きたいと申し出た男子生徒に対し着用の許可を与えると発表した。「メトロ」紙が伝えた。

 イースト・ミッドランズ地方にある男女共学の名門校、アッピンガム・スクールのリチャード・マロニー校長は、もし生徒たちが自分のところに来て「これが自分を表現する方法だ、これらの服を着たいと思っている」と言ったら、許可するつもりだと「サンデー・タイムズ」紙に語った。

 この学校の卒業生には俳優のスティーブン・フライやシェフのリック・スタイン、そして「TVドクター」の名で知られるクリスチャン・ジャセン博士も名を連ねる。同校に3年間在学したジャセン博士は、「もし当時、制服を選べたのだったらスカートにしたと思う」と語る。そして、男女の区別をしないニュートラルな制服は、ジェンダーに関する型にはまった既成概念を覆すのに良いのではないかと続けた。
 
 

アッテンボロー氏、エリザベス女王のジョークに大笑い

 昨年の夏にテレビのドキュメンタリーを収録していたエリザベス女王(91)と、動物学者で自然学者のデービッド・アッテンボロー(91)氏。王室の庭園にいた2人の頭上で激しく旋回するヘリコプターの音を聞いた女王は「トランプ大統領みたいね」と冗談を飛ばし、アッテンボロー氏を大笑いさせた。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

 2人が収録していたのは、今月16日にITVで放送予定のドキュメンタリー「ザ・クイーンズ・グリーン・プラネット」。バッキンガム宮殿の庭でアッテンボロー氏が女王とともに自然について語る番組で、2人が木々について話しているところでヘリコプターの騒音に見舞われた。女王は「トランプ大統領か、オバマ大統領みたいね」と言ったそうだが、これは以前、米国大統領のヘリコプターに芝生をダメにされたことがあるからのよう。

 アッテンボロー氏は、何かあったらどうしようと収録時に緊張していたそうだが、「陛下は、いかめしいところがなく、人をリラックスさせるのが上手です」と「レディオ・タイムズ」誌に語っている。女王はユーモアのセンスがあることで知られており、いつもそのユーモアでゲストの緊張を和らげているのだとか。

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エリザベス女王と同い年のデービッド・アッテンボロー氏
David Parry/PA Wire/PA Images
 

「職場では常に英語を話すべき」の意見に賛否両論!

英大手の育児情報サイト「マムズネット」に投稿された、ある英国人女性の意見が賛否両論を巻き起こしている。欧州大陸出身者の多いロンドンの職場に勤務するその女性は、同僚たちが職場で母国語を使うことに不満なのだという。「サン」紙が伝えた。

 投稿によるとその女性は、英国人スタッフの方が少数である国際色豊かなオフィスに勤務しており、それ自体は何の問題もないという。しかし、欧州大陸出身の同僚たちがデスクで母国語を話していると、何を言っているのか分からず一人取り残されたような気になるのだとか。「もし仕事のことを話しているのだったら、皆に分かるよう英語で話すべき」だという。

 この投稿に対し、「もし彼らがあなたに話しているのでなければ、何語であろうと構わないのでは?」「そんなに会話が全部分かりたいなら、外国語を学べば良いのに」という否定的なコメントが相次いだ。その一方で、「かつて自分が働いていた職場では、スタッフ全員が英語で話すことが会社の方針で決められていた」という人事担当者による意見もあり、この女性のような不満を持つ人々が少なからずいることを伝えた。ちなみに、ロンドンでは300カ国の言語が話されているという。

 

ヒースロー空港ターミナル1の備品が売りに出た

2015年6月より老朽化のため閉鎖されていたヒースロー空港のターミナル1が、4月21日に内部の設備をオークションで売りに出すことになった。BBCが伝えた。

 オークションに出されるのは、案内板、荷物のターンテーブル、15台のエスカレーター、2000台のセキュリティー・カメラを始めとした、ターミナル1の備品ほぼすべて。

 オークション会社のCAグローバル・パートナーズは、「このように国際的に大規模な空港のインフラ設備が全部オークションに出品されるのは前代未聞」だとし、「ポーランドのアーティストによる絵画作品はコレクターの注目を集めるだろうし、様々な椅子はバーやクラブなどが欲しがるはず」だと言う。
 

次々回のジェームズ・ボンド役は、あの女性に?

来年11月に007シリーズ最新作となる「Bond 25」が公開予定だ。ダニエル・クレイグ(50)がジェームズ・ボンド役を続投するが、年齢的にもこれがクレイグ演ずるボンドの最後の作品となりそうだ。賭け屋は早くも次々作のボンド役が誰になるか予想を立てている。「ショートリスト」誌が伝えた。

 同誌によると、イドリス・エルバやトム・ハーディーといった俳優たちに交じり、新たに名前が浮上しているのが、「ヴィクトリア女王 世紀の愛」のエミリー・ブラント(35)。現在、ブラントのオッズは250倍から50倍になり、同じくボンド候補である超常現象ドラマ「X-ファイル」のジリアン・アンダーソンと並んでいるとか。

 ブラントは最新作「ア・クワイエット・プレイス」でもアクションを披露し、好評を得ている。
 

今や英国人の7%がビーガンらしい

ここ数年、バラエティーに富んだベジタリアン・メニューが増え、肉の代替商品を扱う店も多くなってきたが、最新の調査によると、英国人口の7%がビーガン(完全菜食主義者)という結果が出た。「メトロ」紙が伝えた。

 英市場リサーチ会社「コンペアザマーケット・ドットコム」とロンドンのグレシャム・カレッジで教えるキャロリン・ロバーツ教授が共同で行った調査によると、過去2年間にビーガンの数が急増しているそう。2016年にビーガン・ソサエティーとビーガン・ライフ・マガジンが行った調査では、15歳以上の英国人の約54万人がビーガンとされ、英国(北アイルランドは除く)の人口の約1%を占めていた。それが現在では、その数が350万人にもなっているという。

 ロバーツ教授はビーガンが増えた理由を、環境問題に対する人々の意識の高まったためだろうとしている。
 

ウェイトローズの店内に羊が乱入!

イースターだった週末、ロンドン中心部のキングス・クロスにあるスーパーマーケットに1頭の羊が迷い込み、警備員に取り押さえられるという珍事件が起きた。「メトロ」紙が伝えた。

 事件が起きたのは、キングス・クロス駅近くの再開発地域グラナリー・スクエアに隣接したスーパーマーケット、「ウェイトローズ」。突然、店内に走り込んで来た羊は、同店の警備員によってすぐに捕まえられた。この羊は、同スクエア近くで開催されていたイースター・キャノピー・マーケットで、イースターの家族向けアトラクションに出演していたうちの1頭。驚いた買い物客によって撮影された、走る羊の動画がツイッターにアップされている。

 羊はこの後、無事に持ち主である農場主に引き渡されたそう。
 

J・K・ローリングさん、反LGBTのコメントに「いいね」し、ツイッターのフォロワーから非難ごうごう

人気ファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者、J・K・ローリングさん(52)が自身のフォロワーたちから批判を受けている。トランスジェンダーの女性を「女装の男」と表現しているツイッターに「いいね」をしてしまったからだという。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

 ローリングさんが「いいね」をしたのは、ある女性のツイート。女性は男性から差別を受けているという内容で、それなのに「女装の男たちは、女性蔑視をする急進派たちと一致団結している」と不満を表したものだ。

 ローリングさんのスポークスマンは、ローリングさんがやったことは、一種の「中年症候群」(middle-aged moment)によるうっかりミスだと弁明。指が滑って「いいね」を押してしまったのだという。同紙はローリングさん本人からの説明を待っているところだという。
 

メーガン・マークルさんがマダム・タッソーのロウ人形に

5月19日にハリー王子との結婚が予定されているメーガン・マークルさん(36)のロウ人形が、ロンドンの観光名所「マダム・タッソー・ロンドン」に設置されることが発表された。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

 マークルさんのロウ人形が運び込まれるのは5月の初旬で、ハリー王子の隣に置かれるそう。ただ、どのようなコスチュームを着用しているかは秘密。19日の結婚式前には明らかになるという。

 マダム・タッソー・ロンドンのマネージャー、エドワード・フラーさんは、英国民はもうすでに王室メンバーの一人としてマークルさんに親しみを持ち始めていると言い、「来館者にマークルさんの人形を見てもらえることを楽しみにしている」と述べている。
 

フィリップ殿下を演じたマット・スミス、男女の給与格差で問題に

 ネットフリックスの人気ドラマ「ザ・クラウン」で、若かりしころのフィリップ殿下を演じた英俳優マット・スミス(35)。エリザベス女王役で主演のクレア・フォイより出演料が高かったことが発覚し、物議を醸している。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

 「ザ・クラウン」はエリザベス女王の半生をドラマ化したもので、主役は女王。にもかかわらず、女王の夫であるフィリップ殿下役のスミスがフォイより高給を得るのは不当だと、男女の給与格差を非難する署名運動が広がっている。この運動は、フォイより多く受け取った給与を、セクハラと男女格差に反対し、被害者を支援する運動「タイムズ・アップ」の基金に寄付するようスミスに促すものだ。

 マット・スミスは英人気TVシリーズ、「ドクター・フー」の11代目ドクター役で知られている。



 

 

エディ・レッドメイン夫妻に第2子誕生

 俳優エディ・レッドメイン(36)と妻、ハンナさんの間に10日、第2子が誕生したことが明らかになった。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

 生まれたのは男の子で、正式な名前はルーク・リチャード・バグショーくん。夫妻は18日の「サンデー・タイムズ」紙にルークくん誕生の告知を出した。2人の間には長女アイリス・メアリーちゃん(2)がいる。

 エディ・レッドメインは2015年、英映画「博士と彼女のセオリー」で、物理学者スティーブン・ホーキング博士を演じた。14日にホーキング博士が死去した際には、「美しい心を持った素晴らしい科学者が亡くなった。今までに会ったすてきな人たちの中で、一番愉快な人だった」とコメントしている。

 

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参照:「サン」紙、「デーリー・メール」紙ほか

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