ロンドンの秋が楽しめる植物やキノコのフォレジング
森や自然に入り、野生のベリーや木の実、キノコなどを採取するフォレジングは、自宅の庭で植物を育てるのとはまた違う楽しみがあるアクティビティー。自然が豊かな地方と比べて、ロンドンでのフォレジングは一見難しそうに思えるが、目を凝らせば都市にもフォレジングの対象になる植物や樹木はそこかしこに自生している。この特集では、秋から冬にかけて採取できる代表的な植物やキノコを紹介。ロンドン北部ハムステッド・ヒースで行われているフォレジングのスキルを学ぶためのガイド付きツアーのレポートも併せてお伝えする。
(取材・執筆: 英国ニュースダイジェスト編集部)
参考: www.woodlandtrust.org.uk、www.nationaltrust.org.uk、 https://bsbi.org、The Urban Forager by Hoxton Mini Pressほか
フォレジングとは
フォレジング(Foraging)とは、動物たちが自然界に自生する食材を採取する行為のことで、リスの木の実探しやハチの蜜集めなども含まれる。ただ本特集では、野草摘みやキノコ狩り、海藻拾いなどの趣味と実益を兼ねた、人々のアクティビティーのことを指す。自給自足とまではいかないものの、地元に自生する植物やキノコを採取して旬の味を楽しむほか、その薬効の恩恵を受けることができるとして近年人気が高まっている。もともと1980~90年代にスローライフが提唱され始めたころから注目の兆しがあったが、90年代からは世界的に環境問題への懸念が高まり、その反動として地産地消の一環で取り入れられた。そして最近では、コロナ禍で家にこもらなければいけなくなったとき、人混みを避けて自然を楽しむ人、食生活を見直し健康になりたい人たちにフォレジングが受け入れられた。このような過程を経て、フォレジングは現代社会に定着しつつある。
フォレジングの際に気を付けたい5つのこと
食べられる植物ならなんでもかんでも採取して良いわけではない。また、フォレジングは個人で楽しむべきもので、販売目的の大量採取は禁じられている。フォレジングを行うにあたって、まずは基本的な注意事項を5点紹介しよう。
1. 一つの植物から全ての葉や実などを採取せず、自分が必要な分だけ採取
繁殖のため植物が次のシーズンも成長するためには、葉や実、種などを十分に残しておくことが大事。全てを採取してしまうと、植物が十分な光合成を行えなくなったり、栄養を蓄えることができずに枯れてしまう可能性がある。また実を全て採ると、その植物が繁殖し次世代を生み出せなくなる要因になる。
野生動物のため植物の葉や実は、野生動物にとっても重要な食料源。必要以上に採取することで、ほかの動物や昆虫が食べるものがなくなり、その生物の生活や繁殖にも悪影響を及ぼす可能性がある。
生態系のため植物はほかの植物や動物と相互作用して複雑な生態系を形成している。ある特定の植物が減少すると、それに依存するほかの種にも影響が及ぶ。特に、特定の植物がいくつかの動物や昆虫にとって唯一の食料源である場合、全てを採取することでその地域全体の生態系が崩れるリスクが高まる。
2. その土地の法律や条例を事前によく調べる
地域によっては保護のため植物採取が禁止されている場所があり、特定の植物やキノコの採取が禁止など、地域ごとに法律で保護されているものが違う可能性もある。また、季節ごとに採取が許可される植物や量の制限がある場合もあるため、地域のルールに従うことが重要だ。森林保護団体ウッドランド・トラスト(Woodland Trust)のウェブイトには、自然保護の法律(The Wildlife and Countryside Act 1981)の説明、保護植物リストの外部リンクなども掲載されている。
また私有地の場合は必ず所有者の許可を得ること。自然保護区での無断採取も、窃盗や不法侵入にあたることがある。その土地には地元の住民などほかのフォレジャーがいる場合もあるので、法律や条例を守って地域の人々の伝統や習慣を尊重したい。ちなみに、歴史的名所や自然的景勝地を保護するナショナル・トラスト(National Trust)は、同団体の管理する土地内のフォレジングを認めている。
3. 汚染地を避ける
工場や道路の近くなど有毒物質が含まれる恐れがある土地を避け、健康な植物のみを選ぶ。工場の跡地、農薬や化学肥料が使用された農地などは、見た目では汚染の有無を確認できないことが多いため、その土地の事前の調査を必ず行うこと。
4. よく分からないものには触らない
植物やキノコは、それが何であるかを確信できる場合にのみ摂取すること。毒性のあるものや人体に有害な成分を含んだものを避けるためだけではなく、一部の植物は法律で保護されているので、採取してはいけないものを知っておく必要がある。特に天然林(Ancient Woodland)には希少種が多数生息している可能性があるため、特別な注意が必要だ。確信が持てない場合は、そのままにしておくのがベスト。植物識別アプリPictureThisなどをスマートフォンに入れておくと、植物にかざしただけでその名前が分かるので便利だ。ただ、識別率は100パーセントではないので参考のみにとどめた方が良いだろう。
5. 採取時の心得
- 植物はハサミを使って上部だけを取り、根こそぎ取らない
- キノコはナイフで上部のみを切り取り、芯は残す
- 樹皮は、自然に倒木した木からのみ採取する
- ほかの植物を踏み荒らさない。一箇所に集中して採取せず、なるべく広い範囲で少しずつ採取する
- 海草や水草は、工場排水など汚染が懸念される場所を避け、水に漂っているものではなく、水底に根付いているものを切り取る
フォレジングに役立つ服装・道具
快適さと安全性を保ちつつ効率よく採取するために、それに適した服装と道具をそろえよう。
レイヤリング(重ね着)秋の気温は変わりやすいため、レイヤリングが効果的。体温調節のできる服装が良い。
靴レインブーツやハイキング用の靴がお勧め。ぬかるんだエリアを歩いたり、倒木をまたいだりするので、いくら歩きやすくてもスニーカーなどはやめた方が無難。また、足首が出ていると虫さされや外傷の危険性もある。滑りやすいところもあるので、グリップ力のあるソールのものが良い。
手袋軍手やゴム手袋のようなものがあると、チクチクしたトゲのある植物を採取するときに安全。
携帯用ナイフ果実やキノコを採取する際には、シャープで使いやすいナイフが良い。
ハサミ小さな花を採取するときなどに便利。
トート・バッグ採取したものを持ち運ぶための軽量で耐久性のあるバッグが必要。
収穫用のコンテナーベリーやキノコなど、つぶしたくない植物を持ち運ぶのにタッパーウエアが便利。たくさん採る場合はバスケットや通気性のある袋も良い。
植物識別ガイド植物やキノコの識別に必要。地域の野生植物やキノコの識別ガイドなどの本、または前述のアプリを持参することで、正確な識別が可能になる。
メモ帳とペン採取した植物やキノコの特徴をメモするために、小さなメモ帳とペンを持っていると便利。ガイド・ツアー時の説明なども書き留められる。
コンパスやGPS特に広い地域や森林の中でフォレジングを行う際には、迷子になるリスクがあるので、あると安心。
秋を彩る 野草・木の実・キノコ
フォレジングというと春を思い浮かべる方が多いだろうが、英国のフォレジングは秋が本番。ここではロンドンとその近郊で見つけやすい代表的なものを12種類ピックアップした。近所を歩く際に探してみてはいかがだろうか。
01Hawthorn Berry
セイヨウサンザシ
英国の秋のフォレジングで最もポピュラーな植物の一つ。直径1センチ程度のベリーの一種だが、硬くて種も大きいため生食はできない。保存性が高く冬のビタミンC不足を補えるため、昔からジャムやゼリー、酢、アルコール飲料に利用されてきた。葉や花はハーブ・ティーに良く、不整脈を整えるなど心臓病に効くという。湿り気の少ない日当たりの良い場所を好むため、森の中の木々が少し開けたところや郊外の生け垣、公園などでも見つけられる。
02Rosehip
ローズヒップ
ローズヒップ・ティーでよく知られるバラ科の植物。赤い実にはビタミンがいっぱいで、第二次世界大戦で柑橘類が手に入らなかったとき、人々はローズヒップの実を代用にしたという。半分にカットし毛のある種とわたを全部取り除き使う。天日干しやオーブンなどで水分を飛ばすと長期保存でき、お茶だけでなくゼリーの材料になる。生け垣や森林で明るい赤色のものを探すと良い。11月ごろまでが旬。採取時はトゲが刺さらないよう注意する。
03Bullace
ブレイス
欧州原産の野生プラムの一種で、プラムやダムソン(Damson)に似た果実だが、やや小さく味も酸味が強いのが特徴。後述のスローよりは大きく、日本の果物で1番近いのはスモモ。生け垣や森林の周辺で見られ、ジャムや果実酒などに利用されることが多い。収穫に適しているのは9月から10月にかけてで、実が完熟し深い紫色になるころが収穫のタイミングだ。果実は自然に木から落ちるか、軽く引っ張ると簡単に取れるようになるまで待つのが良い。
04Sloe
スロー
スピノサスモモという低木の果実をスローといい、生け垣や畑沿いの木に濃い青紫色の実を付ける。生は非常に酸味が強く、口が乾いた感覚になる独特な風味のため、基本的にはスロー・ジンをはじめ、ジャムやゼリー、酢漬けなどで食べるのが一般的。採取期間は9月末から12月と比較的長いが、霜が降りてから摘み取るのがお勧めだ。霜の水分によって皮が柔らかくなり果汁が出やすくなるので、早摘みして自宅で冷凍してから使うとより楽しめる。
05Hazelnut
ヘーゼルナッツ
森林、生け垣、庭でよく見られるヘーゼルナッツは、8月下旬から実を付け始め、9、10月が食べごろ。野生動物の重要な食料となっていることから、いざ探すとなるとなかなか見つけにくいので、9月中旬ごろまでに緑色の若い状態で摘み取り、乾燥した暗い部屋に置いて熟成させるのが良い。むく際は殻に入った状態で軽く振るのがポイントだ。そのまま食べたり、細かく刻んでサラダに振りかけたり、バターに混ぜてパンに塗って食べたりするのがお勧め。
06Sweet Chestnut
セイヨウグリ
英国ではクリスマスの定番として親しまれ、和栗より身が引き締まっているのが特徴。焼いたり、茹でたり、ペーストにしたりとさまざまな形で楽しまれている。10月から初冬にかけて公園や森林などで見つかる。似た実に、マロニエ、セイヨウトチノキと呼ばれる、手のような形の葉と房状に実が付くホース・チェスナッツ(Horse Chestnut)があるが、こちらは毒性があり食べられないので気を付けよう。セイヨウグリは細長く、ギザギザとした葉縁が特徴だ。
07Walnut
クルミ
森林や住宅地など、英国全土で広く見つけることができる。実は緑色の滑らかで肉厚な殻で覆われており、殻が割れ始めたら熟した証拠で、旬は9月初旬から11月初旬。クルミの殻を直接触ると、皮膚炎を引き起こす可能性があるので要注意。ナッツは生で食べることもできるがゴムのような独特な食感のため、乾燥させるのが一般的で、1年ほど保存が可能だ。また、意外だがピクルスにするのも英国の伝統的な食べ方の一つだという。
08Hop
ホップ
ホップは英国に広く自生しており、つる状態になってほかの植物に絡みついていることが多い。私たちがよく見るホップは松かさ状の雌しべで、これを収穫する。旬は9月で、熟すと乾燥気味になり、擦ると油っぽくなる。ビール作りに欠かせない材料の一つだが、独特の風味と香りから、ドレッシングやオイル、またお茶として用いられている。鎮静作用の成分が含まれており、乾燥させたホップは枕の中に入れることで不眠を改善する効果が期待できる。
09Field Mushroom
ハラタケ
芝生や牧草地などの日当たりのよい場所に自生する、英国で最もよく食されているキノコの一種。ただ、農業技術の進化により生息地が失われていることから、その数は年々減少しているともいわれる。ドーム型の傘の直径は最大で10センチにもなり、ひだは深いピンク色で成熟するとほぼ黒色に変わる。ハラタケと見た目が似ており注意が必要なのが、毒キノコのキツネノカラカサ。こちらは傷つけると鮮やかな黄色になり、消毒薬のような匂いがするのが特徴だ。
10Nettle Seeds
イラクサの種
イラクサの若葉はハーブ・ティーや料理によく使われるが、種もまた栄養面や薬効面でさまざまな効果を発揮する万能な食材だ。料理ではケシの実と同じような使い方ができ、その効能は貧血予防、免疫力向上、抗炎症作用、アレルギー症状の緩和だという。種の収穫時期は夏から秋にかけて。長い種の房が垂れ下がっているので、特に栄養価の高い上部3分の1を採取する。葉に細かいトゲがありチクチク痒みが出るため手袋をして収穫しよう。
11Elderberry
セイヨウニワトコ
湿った場所や川沿いのエリア、公園などでよく見られる低木で、赤やピンクの茎に小さな紫黒色の実が房状に付いている。果実は7月から10月にかけて熟していき、シロップやジャム、ワインなどに使われ、生で食べることはしない。冷凍すると甘みが増すともいわれている。抗ウイルス作用があるのでショウガと一緒にシロップなどにすると、寒い時期の風邪の予防に役立つ。採取時は葉の部分に触れると刺激や発疹を引き起こすことがあるので注意。
12Wood Ear Mushroom
キクラゲ
木から耳が生えているような姿からこの名が付いた。ジェリー・イア・マッシュルーム(Jelly Ear Mushroom)などとも呼ばれる。キクラゲ(木耳)は中華料理ではおなじみの食材。森の中のじめじめした湿地にある古木や、木の切り株などに密集している。乾燥した気候では縮んで黒くなっており、雨が降って水分が補給されると完全な形に戻る。高タンパク質で鉄分を多く含み低カロリーなので、食材としても優秀だ。秋だけでなく1年を通して採集できる。
実際に行ってみた!ハムステッド・ヒースでフォレジングに挑戦
植物やキノコを写真と見比べたとしても、実際に採取するとなると本当に食べて大丈夫なのかと不安は尽きない。そこで、週末のロンドン北部ハムステッド・ヒースで開催されている、1時間30分の短いガイド・ツアーに参加することにした。採取した植物を料理するなど、英国各地でさまざまなツアーが行われているが、まずは初心者向けに挑戦した。
参加メンバーは国際色豊かな20~40代
9月初旬の日曜日、12時にハムステッド・ヒース駅前に集合。参加者は5人で、出身はスイス、インド、シンガポール、日本といずれも国際色豊かなメンバーがそろった。そんな私たちをガイドしてくれるのは英国人のヒース・バンティングさん。(写真❶)。元アーティストだが現在はフルタイムでフォレジングとオーガニックの野菜作りに身を投じているという。初めになぜこのツアーに参加したのか、知りたいことは何かを1人1人皆の前で発表させられるが、それはどんなガイド・ツアーにするかバンティングさんが判断するため。希望によっては火の起こし方などサバイバル技術も教えてくれるややワイルド寄りのツアーにすることも可能だそう。今回は、フォレジング初心者の集まりということで基本的なツアーになった。
こんなところで野生のゴボウに遭遇して感動する
晴れた日曜の昼間なので、散歩する家族連れや犬が走り回り、こんなに人通りが多いところにフォレジングする植物があるのか不思議なくらいだが、ヒース内に入り2、3分もすると高さ140センチほどの枯れた植物群の前で「これはなんだと思う」とバンティングさんが聞いてきた(写真❷)。「特に君は知ってると思うよ」と言われたけれども、全然分からずもぞもぞしていると、日本語で「ゴボウ」と一言。ゴボウに地上の部分があり、それがこんなに大きいとは想像もしなかった。丸いトゲトゲした殻の中に種が詰まっている。この種を庭に植えたらゴボウができるのだろうか。大事に持参したビニール袋に入れた。そんなことをしなくても、ここを掘ったらゴボウが採れるのではないかとも思ったが、フォレジングでは植物を根ごと採取してはいけないルールがある。ハムステッド・ヒースに無造作に生えているが、ゴボウは外来種として定着した植物の一つで、英語ではBurdockという。ちなみにdockは「硬い葉」の意味だそう。
知らなかったら絶対触っていたきれいなベリー
このような調子で1時間30分のうちに合計10個の植物に関する説明を聞いた。せっけんの代わりになる上、頭痛にも効果があるホワイト・ウィロー、ホルモンの乱れを治し、枝の繊維で糸が作れるワイルド・ラズベリー、ローズヒップと一緒に食べると甘く感じるブラックソーンなど、ここで全てをお伝えすることは不可能だが、一つ有毒な植物について触れておこう。松やクリスマス・ツリーにそっくりなイチイの木(写真❸)は夏になると赤い実を付けるが、これは猛毒なので注意が必要なのだという。これまで歩いてきて、一見食べられそうにない実も食用だと習ったばかりだったので、小粒ながら果汁のありそうな赤い実が有毒なのは意外だった。古代ローマの兵士たちは捕虜になると奴隷化を避けるため、イチイの実を食べて自死を図ったそうだが、たった3粒で事足りたという。実ばかりでなく葉や樹皮も有毒だそうで、そんな木が散歩道に無造作にあるのは随分危険だ。だが後で調べるとイチイの木は硬くて丈夫なので、昔から弓や家具の材料として使われてきたという。そればかりか長寿の象徴として墓地や教会の周辺に植えられる習慣もあったそうだ。
本格的なキノコのシーズンは10月から
一つの植物をとってみてもさまざまなストーリーがあり、フォレジングの魅力は尽きない。大昔から続く植物とその土地のつながりが、人々の暮らし方や考え方に影響を与えていることが分かった。外来種の植物が定着し、温暖化によって新たなサイクルが生み出されるなどの変化はあるものの、それでも植物たちはたくましく生きている。そしてそれを利用する人間たちもまた、相当たくましいと思わずにいられなかった。
今回のツアーでは最近の雨不足のせいでキノコにはあまり出合えなかった。ただ10月がシーズンと聞くので、キノコ狩りを狙う場合はこれからが本番といえる。しかしキノコは有毒のものが多いので素人判断はやめよう。詳しい人と一緒に行くか、今回のようにガイド・ツアーに参加すること(写真❹)。1度参加した後は、各自で行って同じ場所で採取できるので、なるべく家の近くで開催されているツアーを探すことをお勧めする。
Wild Food Foraging Walks
ヒース・バンティングさん主催のフォレジング・ガイド・ツアーは、ロンドン北部のハムステッド・ヒースと英西部ブリストルの2カ所で季節を問わず開催。ハムステッド・ヒースのガイド・ツアーは1回16.96ポンドで、週末12時、14時の1日2回催行している。申し込みはウェブサイトから。ツアーでは、サバイバル・スキル、薬草の効能、せっけんの作り方、栽培と収穫の技術、先住民の暮らし方、有毒な植物の見分け方、収穫物の加工と保存、種の採取と種まきについても学べる。