(ロンドン 3月9日 時事)英メディアは8日、スコットランドにあるトランプ米大統領所有のゴルフ場が落書きなどの被害に遭い、警察が捜査していると報じた。イスラエルの軍事作戦で荒廃したパレスチナ自治区ガザを巡るトランプ政権の政策に対する抗議行動で、親パレスチナの活動団体が犯行を認める声明を出した。
声明によると、複数の活動家が夜間にゴルフ場の敷地内に侵入。コースに「ガザは売り物でない」と描いたり、クラブハウスの壁を赤い塗料で汚したりした。同団体は「米政権はガザの民族浄化を意図している」と批判した。
一方、ロンドンでも8日、議会議事堂の時計塔「ビッグベン」に男がよじ登り、パレスチナ旗を掲げる騒ぎがあった。男は塔の側面に立ったまま居座り、消防車が出動するなど周囲は一時騒然となった。
Thu, 13 March 2025