「インディペンデント」紙の電子版は19日、「日本の素晴らしい長距離選手たちはなぜロンドン・マラソンで勝てないのか」と題した記事を掲載した。
同記事は、日本における駅伝の人気とその競技レベルの高さに注目。今年開催されたハーフ・マラソンのレースにおいて66分以下でゴールした英国人は6人しかいないのに対して、日本では大学生を対象とした一大会で265人がこのタイムを達成していると紹介した。また英国ではプロのランナーが20人前後しか存在しないが、日本では企業スポーツの制度を利用した1500人ものランナーが事実上のプロ選手として活動していると述べている。
続いて同記事は、このような実績があり、また充実した制度が整っているにも関わらず、日本人選手はなぜロンドン・マラソンを始めとする海外大会で成功を収めることができないかとの疑問を提示。その答えとして、日本に在住するケニア人ランナーによる「練習のし過ぎ」という見解を紹介することに加えて、マラソン大会よりも国民からの圧倒的な人気を集める駅伝大会を優先していることなどを指摘している。
Sun, 06 October 2024