「ガーディアン」紙の電子版は21日、同ウェブサイトに掲載しているブログ記事の中で、日本の歌手であるきゃりーぱみゅぱみゅを取り上げ、「幻想の世界をグロテスクの境界にまで広げるぶっ飛んだポップ・スター」であると紹介した。
同記事は、「お姫様のような衣装を着て、上げ底ブーツを履いた」きゃりーぱみゅぱみゅを「ハローキティの製作者が夢見たようなサイケデリック」な存在であると形容すると同時に、「破壊分子」であると評価。見る者を日常性から解き放つという意味において、米歌手のレディー・ガガを彷彿とさせると述べた。さらに全く威圧感を与えない見かけであるにも関わらず、グロテスクな要素を内包していることから、「きゃりーぱみゅぱみゅの方が(レディー・ガガよりも)不気味であるとも言える」と伝えている。
また同記事では、日本における「可愛い」という言葉の意味も解説。「可愛いらしさと純粋無垢さを含んでおり、通常は無害で、日本社会においては望ましいとされるもの」と説明している。
Mon, 07 October 2024