英国政府が新規原子力発電所の建設計画についてフランス電力公社(EDF)と合意に達した。2023年に完成する予定。BBCが報じた。
新規原子力発電所は、イングランド南西部サマセットにあるヒンクリー・ポイント原子力発電所内に建設。フランス電力公社(EDF)が建設プロジェクトを主導し、中国企業が出資に加わる。
英国政府とEDFは既に新規原発が発電する電力の行使価格についても合意済み。デイビー・エネルギー気候変動相は「英国で初めて国民の税金を投入せずに原子力発電所が建設されることになる」と述べているが、現状の電力卸売価格の約2倍に設定されているため、本事業の仕組みの是非をめぐっては賛否が大きく分かれる可能性がある。
現時点におけるヒンクリー・ポイント原発の発電量は英国内全体の1%を占めるに過ぎないが、新規建設計画が完了すれば7%に拡大する見込み。
Sun, 06 October 2024