Sat, 04 May 2024

小林恭子の
英国メディアを読み解く

小林恭子小林恭子 Ginko Kobayashi 在英ジャーナリスト。読売新聞の英字日刊紙「デイリー・ヨミウリ(現ジャパン・ニュース)」の記者・編集者を経て、2002年に来英。英国を始めとした欧州のメディア事情、政治、経済、社会現象を複数の媒体に寄稿。著書に「英国メディア史」(中央公論新社)、共著に「日本人が知らないウィキリークス」(洋泉社)など。

1 June 2017 vol.1484

“徒”

8日の総選挙では労働党が躍進しましたが、英国発のラップ・ミュージックであるグライムのミュージシャンたちが労働党を応援したことが、若者票の獲得につながったと言われているようです。確かに、ハッシュタグ「#Grime4Corbyn」が選挙期間中にツイッターのトレンドのトップに上がっていましたし、地下鉄の車内ではクラブのフライヤーのようなデザインで、LABOUR-LOVEと書かれたチラシが配られていました。また、覆面アーティストのバンクシーは、野党に投票した人に自作をプレゼントすると発表。英国のアーティストたちは政治的な発言をすることが多いですが、今回は特にアートと政治が結びついた選挙戦でした。(徒)

“藤”

前回ご紹介した「方言あるある」、出身地はどこ? という声をいただいたのですが、福岡県でした。ではここで回答をご紹介。「雑餉隈」は「ざっしょのくま」という地名で、これが読めるかどうかで福岡県人か確認できるとか。「と」の羅列文は呪文にあらず。「『おっとっと』(森○製菓のおいしいスナック菓子)取っておいてって言ってたのに何で取っておいてくれなかったのって言ってるの」(福岡県民の会話は「とっとーと?」「とっとーと」と、「と」のみで完結する場合も)。なお、「おっとっと~」は香川県出身のスタッフも理解できるとのことで、福岡県民だけの「あるある」ではないという悲しい(?)事実も判明しました。(藤)

 
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