日本の会社員たちの秘かな願望
Quarter of Japanese workers confess
they want to kill their boss
会社員の4人に1人が上司を殺したいと思ったことがあると告白
「デーリー・テレグラフ」紙(電子版) 6月22日
「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)は6月22日、日本の会社員の4人に1人が、今までに1度は上司を「殺したい」と思ったことがあるとする調査結果を紹介した。
記事によると、ニュースサイト「しらべぇ」が全国の20~60代の男女1006名に調査を行なったところ、「上司を『殺したい』と思ったことがある」と答えた人は全体の27%に上ったとしている。
同記事は、この傾向は特に若い世代に顕著だとし、年功序列制度により若い世代に昇進のチャンスが回ってこないことや、過重労働、パワハラなどが問題の「ブラック企業」の蔓延がその背景にあるとする、北海道文教大学の渡部淳・准教授のコメントを伝えた。同紙は、一部の若い世代がいかに劣悪な労働環境下にいるかを指摘する渡辺氏の言葉を紹介し、今回の調査結果で殺人願望がたった27%なのは、むしろ驚くべきことかも知れないという同氏の考えにも言及した。
Japanese official punished for starting lunch break three minutes early
日本の公務員が昼休みを3分早く取り、処分を受ける
「デーリー・テレグラフ」紙(電子版) 6月21日
「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)は6月21日、神戸市水道局の男性職員(64)が勤務時間中に約3分間の離席を繰り返したとして減給処分になったことを報じる記事を掲載した。
記事によると、男性は昼食を購入するため、7カ月の間に26回にわたり、昼休みの約3分前に席を離れたとし懲戒処分を受け、半日分の給与減額となった。更に記事は、男性の上司らが記者会見を開き不祥事を謝罪したとした。このニュースはSNS上で物議を醸し、職員を擁護する声も多々あったと伝えている。
Childless couples are 'selfish' says Japanese political chief
子供を産まないのは「自分勝手」と自民幹事長
「ガーディアン」紙(電子版) 6月27日
「ガーディアン」紙(電子版)は6月27日、自民党の二階俊博幹事長が「子供を産まない方が幸せ」と言うカップルは「自分勝手」であると述べたことを報じた。
記事は、 同氏が戦後のベビー・ブームを例に挙げ、その当時「大変だから産まないようにしようと言った人はいない」などと述べ批判を浴びていると伝えた。また、最近では同党の議員が女性に複数の子供を産むべきと発言したことや、同党幹事長代行が、父親が育児をするのは「子供には迷惑」と述べたことについても触れた。
伊藤詩織さんに関するドキュメンタリー、「日本の秘められた恥」をBBCが放映
「ガーディアン」紙(電子版) 6月28日
「ガーディアン」紙(電子版)は6月28日、強姦の被害者として声を上げた伊藤詩織さんを追うドキュメンタリーをBBC テレビが放映したと伝えた。同紙は、本作を非常に重要な作品だと報じ、監督のエリカ・ジェンキン氏が、女性への暴力や差別が日常的に行われる日本の状況を描いたと説明した。