男子テニスのATP ツアー・ファイナル準決勝での錦織圭選手
A rather peculiar thing happened
奇妙な出来事が起きた
「ガーディアン」紙 11月15日
ロンドン東部グリニッジの会場で奇妙な出来事が起きた。ジョコビッチがセットを奪われたのだ。彼は今大会では1セットも落としておらず、スイスのワウリンカとの対戦ではサービス・ゲームを一つ落としただけで大歓声が起きた。惨敗も予想された展開へと自身を追い込んだ戦略に見切りをつけ、本格的な打ち合いに応じた錦織選手の判断は称賛に値する。全米オープンでジョコビッチを倒したときの調子まであともう少しだった。第3セットの序盤にも2度ブレーク・ポイントを迎えたが、ジョコビッチを崩すことはできなかった。
His opponent was transformed
錦織は第2セットで別人になった
「タイムズ」紙 11月15日
ロンドンの会場O2で行われた準決勝では、世界ランキング第1位のジョコビッチが、日本の希望の星である錦織の巻き返しにも屈することはなかった。第1セットは、ほんのわずかなミスしか犯さなかったジョコビッチが即座に6‐1で奪取。しかし、錦織が素晴らしいショットをいくつか披露した後でネット付近からボレーを決めてジョコビッチのサービス・ゲームを奪ったときから、波乱の予兆は出ていた。ジョコビッチは1ゲームも奪われないというつもりで次のセットに臨んだが、錦織は第2セットではまるで別人になっていたのである。
ほかにもこんな日本報道が…
日本の女性はなぜ選ばなければならない
「デーリー・テレグラフ」紙 11月2日
「仕事か家庭: なぜ日本人女性はいまだに選ばなければならないのか」と題した記事の中で、日本では女性の7割が最初の子供ができた後に仕事を辞め、多くが復職しないという現状を説明。また日本 のサラリーマンは年功序列で業績よりも勤務時間の長さによって評価を受けるため、仕事は夜遅くにまで及び、両親が共働きをするのは不可能である場合が多いとも。
安倍首相の前にはスフィンクス
「インディペンデント」紙 11月10日
10日に行われた日中首脳会談での写真撮影の様子を「明らかに不安そうな安倍首相の目の前で、中国の習近平国家主席はスフィンクスのように沈黙していた」と描写する。
アベノミクスの推進を訴え
「フィナンシャル・タイムズ」紙 11月17日
日本の国内総生産が2四半期連続のマイナスを記録したが、安倍首相による一連の経済政策「アベノミクス」の推進を止めてはならないと訴える社説を掲載。「代替案などない」と主張する。
高倉健氏を追悼
「ガーディアン」紙 11月18日
11月10日に死去した日本人俳優の高倉健氏の追悼記事。「寡黙で、威厳のある、力強いヒーローとしての象徴」であったと紹介する。