アベノミクスの「3本目の矢」
This time it will hit the target
今度は目的を達成する
「エコノミスト」紙 6月28日
安倍首相が、アベノミクスの「3本の矢」における3番目の政治的方針である成長戦略に再び着手した。2013年6月に発表した構造改革計画は失敗に終わったが、今回は目的を達成すると考えられるだけの理由がそろっている。第一に、今やほぼすべての日本人が何らかの改革が必要であると認識する段階に達した。第二に、安倍首相は変化を必要とするほぼすべての経済分野を網羅する規模の構想を掲げている。この成長戦略の規模は驚異的であり、日本を再生させる絶好の機会を提供することになるであろう。
Abe’s third arrow is more like 1000 trial needles
3本の矢というより1000本の針
「フィナンシャル・タイムズ」紙 6月18日
安倍首相が日本経済を再生するための戦略として3本目の矢を放った。だが、標的に当たる音が響くことはなかった。構造改革について言えば、安倍首相はウィリアム・テルのような弓の名手にはなれない。むしろ、1本か2本は効き目があるのではないかと願いながら、1000本の針を刺す鍼師の見習いを彷彿とさせる。3本目の矢がもたらすものは、安倍首相が望むより少なく、懐疑派が想像するよりも多いと思われる。いくつかの針は何ら役に立たず、数本は有害かもしれない。ただ残りの何本かは有益な影響を生み出すだろう。
ほかにもこんな日本報道が…
ゴミを片付ける日本人サポ
「メトロ」誌 6月16日
サッカーのワールド・カップ(W杯)ブラジル大会の日本対コートジボワール戦後に観客席のゴミを片付ける日本代表サポーターの姿を紹介。
クール・ジャパンはクールではない
「エコノミスト」紙 6月16日
日本政府が主導する対外文化宣伝・輸出政策である「クール・ジャパン」を「クールではない」と批評。「何をクールと感じるかという点で日本政府は混乱している」とした上で、日本の漫画やアニメは「可愛いものとわいせつまたは見苦しいものの混ぜ合わせ」であり、クールというより奇妙なものが少なくないと述べる。
日本代表は眠そう
「ガーディアン」紙 6月20日
サッカーW杯の日本対ギリシャ戦において、ハーフタイム直後の日本代表が「眠そう」と表現。また「はっきり言おう。この試合はひどい」と述べたり、67分のフリーキック時の本田圭佑選手の動きを「見事なまでに無駄」などと批判した。
都議会で女性蔑視のやじ
「インディペンデント」誌 6月25日
東京都議会で塩村文夏議員に対して、自由民主党の鈴木章浩議員らが女性蔑視のやじを飛ばしたと報道。また富裕国の中では、管理職に就く女性の数が