新弟子不足に悩む日本の相撲界
Here are some semi-serious suggestions
日本の相撲界に提言
「フィナンシャル・タイムズ」紙 11月2日
相撲界が世界最大級の労働力不足に悩んでいる。日本の若者たちが、苦労が多いわりには見返りが少ないと感じられる相撲部屋での暮らしを敬遠していることが理由の一つだという。ならば、相撲部屋での生活をテレビのリアリティー番組として放送して新たな収入源を得てはどうだろう。番組名は「ビッグ・ブラザー」で決まりだ。そして海外の視聴者を獲得し、より多くの人材を確保すべきである。現在の横綱は2人ともモンゴル出身だというが、あんな人口の少ない国に留まってはいけない。欧州や米国もスカウトには絶好の地となるはずだ。
他にもこんな報道が……
復興予算を別目的に使用
BBC Online News 10月31日
東日本大震災の復興予算が沖縄の道路建設や調査捕鯨などほかの目的に流用されていると報道。
負債に困って市の命名権を販売
「デーリー・テレグラフ」紙 11月1日
財政難にあえぐ大阪府泉佐野市が、命名権という形式で市の名前を販売しているとの話題について。
社外取締役を敬遠する日本企業
「エコノミスト」誌 11月3日
社外取締役を積極的に受け入れない日本の企業統治のあり方について分析。
後部座席が透明になる車を開発
「サンデー・タイムズ」紙 11月5日
慶応大学の研究チームが開発した、特殊な反射素材を使うことで後部座席が透明になったように見える試作車を紹介。同じ原理を使ったものとして、「007」に出てくる車にも言及。
兵馬俑はトヨタ生産方式で作られた
「インディペンデント」紙 11月4日
世界遺産に指定されている古代中国の遺跡、兵馬俑の製造方法はトヨタ生産方式のようなものだった可能性があるとする見解を伝えている。
血液型は性格を形成するのか
BBC Online News 11月5日
日本ではお見合いや就職面接など人生における大事な局面で血液型を問われ、また血液型別に避妊具の販売まで行われているといった具体例を挙げながら、日本の血液型信仰について解説。
狭い空間を有効活用
「デーリー・テレグラフ」紙 11月6日
回転寿司やカプセル・ホテルなど日本特有のサービスを英国で展開してきた起業家のサイモン・ウッドロフ氏が新規事業として住宅の設計・販売を手掛けることに。日本を象徴する狭い空間を生かした住宅を用意するという。
「近いうち」が示す意味
「フィナンシャル・タイムズ」紙 11月6日
成立に遅れが生じている日本の赤字国債発行法案について。野田首相が発言した「近いうちに解散」の「近いうち」とは一体いつを意味するのか、という点が議論の中心となっている現状こそが日本の政治に関する論議のレベルの低さを表している、との手厳しい論評も。
多作なヒップホップ・アーティスト
「ガーディアン」紙 11月7日
日本のヒップホップ業界の先駆者DJ MUROを紹介。
廃墟となったかつての行楽地
「デーリー・メール」紙 11月9日
かつて行楽地として栄えた伊豆半島では、観光客の急減によって関連施設が廃墟化している。すっかり朽ち果ててしまった同地の温泉旅館、ボーリング場、観覧車、ラブホテルなどを撮影したフランス人写真家のトマ・ジョリオン氏の作品を掲載。