ニュースダイジェストの制作業務
Thu, 25 April 2024

日本の少子高齢化問題

Japan karaoke rivals compete for silver yen
日本のカラオケ企業が高齢者獲得をめぐり競争

「フィナンシャル・タイムズ」誌 6月22日

「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は6月22日、日本のカラオケ事業が高齢者を対象にマーケティング展開を行っていると報じた。

同記事は「日本におけるカラオケの黄金期は過ぎ去ったかもしれない」と伝える一方で、関連企業は高齢者という新たな市場に希望を向けていると説明。「感傷的に歌い上げるサラリーマンやアイドルに熱中する10代の若者たち」を対象に一儲けをした過去を経て、今では老人ホームに狙いを付けていると報じている。

またカラオケは「理想的なグループ活動」と述べる老人ホーム関係者の見解も紹介。郷愁に満ちた歌を聞けば心が元気になり、また肉体的な負担がごくわずかであるなどの利点を挙げている。

Dancing in clubs after midnight is no longer a crime
深夜にナイトクラブで踊ることはもはや罪ではない

「デーリー・テレグラフ」紙電子版 6月18日

「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は6月18日、日本におけるナイトクラブの深夜営業を規制する法律が改正される見込みであると報じた。

同記事は冒頭で「日本のナイトクラブで午前0時以降に踊ることはもはや罪ではなくなった」と伝えている。また午前0時を過ぎて踊ることを禁ずる現行法を「奇妙な規制」と形容。この法律は米軍による占領下の日本でダンス・ホールでの売春活動を制限するために制定されたと述べている。

A huge turtle, or a white elephant?
巨大な亀かそれとも白い象か

「エコノミスト」紙電子版 6月20日

「エコノミスト」誌の6月20日号は、東京五輪などの主会場となる新国立競技場の建設案に関する混乱を報じた。

同記事の見出しは「巨大な亀か、それとも白い象か」。「巨大な亀」は同競技場の現行案について「列島の水没を待つ亀のよう」と表現した日本人建築家の磯崎新氏の発言を、「白い象」は「無用の長物」を意味する英語表現を示唆している。また建設作業が始まっていないにもかかわらず新国立競技場は既に「嫌われてしまった」と述べた。

Japan mourns death of Tama
日本がたまの死を悼む

「デーリー・テレグラフ」紙電子版 6月26日

「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は6月26日、和歌山電鉄貴志川線の貴志駅で「ネコの駅長」を務めていた三毛猫「たま」が死んだと報じた。

同記事によると、たまは2007年に同駅における「ネコの駅長」に就任。以後、経営難に陥っていた同線に多くの観光客を呼び寄せ、また関連商品の販売などを通じて地元経済の活性化に貢献した。同線の利用客を5万5000人増加させ、11億円の収入をもたらしたという。

A plan to send old people to the countryside
高齢者を地方に移住させる計画

「エコノミスト」紙電子版 6月27日

6月27日発行の「エコノミスト」誌は、高齢者を地方に移住させるという提案が日本で検討されていると報じた。

同記事は冒頭で、東京・巣鴨の風景を「防寒下着などを販売する店を通り過ぎる人の波はより灰色に、そして遅くなっていく」と形容している。続いて、日本の政府が「人口減少を克服し、地方経済を活性化する」という指針を作成したと説明。首都圏に住む高齢者に地方への移住を促す案が検討されている最中であると述べている。

7-Minute Miracle
7分間の奇跡

kore-eda「デーリー・テレグラフ」電子版 6月23日

「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は6月23日、新幹線の車両内を掃除する清掃員の働きぶりを紹介。わずか7分間で拭き掃除や座席の向きの変更といった「極めて注意深い掃除」を完了させる様子を米国の記者が撮影したと述べた上で、「7分間の奇跡」と題されたこの動画が300万回にわたり視聴されたと伝えている。

 

日本の企業文化

At last Japan has introduced corporate-governance reforms
日本がようやく企業統治改革に乗り出す

「エコノミスト」誌 6月6日

「エコノミスト」誌の6月6日号は、日本における企業統治改革についての論考を掲載した。

同記事は、日本で企業統治変革が起こりつつあると説明。労働人口の減少を受けて失業率が低下したため、会社組織が社会のセーフティー・ネットとして機能すべきとする議論が説得力を持たなくなったと述べている。

一方で、いまだ多くの企業は官僚主義的であると指摘。①利益を生み出すことよりも労働時間の方が重要視される環境ではリスクを取る動機が失われてしまう、 ②若い重役は昇進を勝ち得るために年上の上司に服従を誓う、 ③業績が良くとも上司の報酬はほとんど変わらない、といった現状では致し方ないとの見解を示している。

It could not be more emblematic of Japan in 2015
これほど2015年の日本を象徴するものはない

「フィナンシャル・タイムズ」紙電子版 6月7日

「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は7日、ゲートボールを日本の高齢化社会の象徴として取り上げた。

同記事は、戦後直後の日本で発明されたこのスポーツを「憂鬱な敗戦時にぴったりのゲーム」であったと紹介。また「腰痛と関節炎にまみれたスポーツ」であると伝えた。さらには「何千人もの高齢者を老衰と戦うよう仕向ける団体競技」とも形容。「これほど2015年の日本を象徴するものはない」と述べている。

Rise of Japan's middle-aged virgins
「やらみそ」が増加中

「デーリー・テレグラフ」紙電子版 6月10日

「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は10日、30代になっても性体験のない人を意味する「やらみそ」の存在を取り上げる記事を掲載した。

同記事は、国立社会保障・人口問題研究所が2010年に行った調査結果では、30代以上で未婚である日本人男性の4分の1が性体験を持ったことがないとの事実が明らかになったと説明。性体験のない中年男性が増えたために、「やらみそ」という単語が頻繁に使われるようになったと伝えている。

Era of vending machine diplomacy
「自動販売機外交」の時代

「フィナンシャル・タイムズ」紙電子版 6月9日

「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は9日、自動販売機関連ビジネスを通じた日中関係について考察する記事を掲載した。

同記事は、日本と中国の関連業界団体が、6月中旬に東京で会談を行う予定となっていることに言及。「どれだけ海上衝突に向けての緊張が高まろうと、冷たいお茶、カップ麺、アイスクリームなどの自動販売機の売上についての話となれば、中国と日本はいくつもの共通項を持つ」と伝えている。

Japanese court endorse adultery for business purposes
金銭目的の不倫を日本の裁判所が支持

「ガーディアン」紙電子版 6月12日

「ガーディアン」紙の電子版は12日、既婚男性が妻とは別の水商売に従事する女性と性的な関係を持ったとしても不倫には当たらないとの判断を東京地裁が示したと報じた。

2014年に行われたこの裁判については、最近になって原告が控訴しないことを決めたため、その内容が明らかになったばかり。同記事は、金銭的な目的がある不倫関係を支持することになるとして、判決を問題視する複数の専門家の見解を紹介している。

To many Japanese, Ariana Miyamoto is not Japanese
多くの日本人にとって宮本エリアナは日本人ではない

kore-edaBBC電子版 6月4日

BBCの電子版は4日、「2015ミス・ユニバース・ジャパン」に選ばれた宮本エリアナさんに関する記事とインタビュー動画を公開。「ハーフ」であることから日本人として見なされていないとの現状を伝えた上で、彼女がミス・ユニバースの世界大会で優勝した暁には「日本はどう反応するのだろうか」との疑問を投げ掛けている。

 
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