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Sun, 21 July 2019

11月24日、新たにオープン!
新デザイン・ミュージアムに関する
5つの豆知識

新デザイン・ミュージアム
旧コモンウェルス・インスティテュートを改装した、デザイン・ミュージアムの名にふさわしいビルディング

20世紀以降のデザインや建築に特化した英国唯一の博物館として人気を博すデザイン・ミュージアム。ロンドン西部のハイストリート・ケンジントンで準備が進められていた新施設がついに11月24日にオープンする。1960年代建築の代表例と評価されながらも長年放置されていた旧コモンウェルス・インスティテュートを、最先端のデザイン技術及びデザイン空間を意識して改装。新企画を含め、今まで以上に期待が高まるこのミュージアムを、ひと足お先に紹介する。(文: 稲村美紀)

Design Museum
224-238 Kensington High Street, London W8 6NQ
10:00-18:00
Tel: 020 3862 5937
http://designmuseum.org

1創設者はテレンス・コンラン

テレンス・コンラン
英デザイン界の巨匠、テレンス・コンラン

1989年、ロンドン南東部のタワー・ブリッジ近くにオープンしたデザイン・ミュージアムの創設者はテレンス・コンラン。日本では主にコンラン・ショップの全国展開で名を馳せるが、1950年代に家具デザイナーとしてのキャリアをスタートさせて以来、時代を先導するインテリア・デザイナー、ライフスタイル・ショップ経営者などとして英国デザイン界、レストラン業界に大きな影響を与えた偉大な人物だ。90年代のテムズ川南側の発展から近年のロンドン東部ショーディッチの変貌も同氏の力があってこそ。デザイン・ミュージアムはそんなコンラン氏のデザインに対する信条と思いが詰まったミュージアムなのだ。

2建築デザインはミニマリストのジョン・ポーソン

ジョン・ポーソン
ミニマリズム建築家ジョン・ポーソン

尖った屋根から続く勾配を利用し、ラインを強調させたユニークな天井部分。そこから入る柔らかな光が美しい新施設のデザインを手掛けたのは、装飾性を排したミニマリズム建築で知られるジョン・ポーソン。カルバン・クラインのフラッグシップ・ストアやキャセイ・パシフィックの香港国際空港ラウンジといったコマーシャル色の強いものから、チェコ共和国の僧院までデザインするポーソンは、建築家になる前、日本で伝説のデザイナーとして世界に知られる倉俣史朗のスタジオに滞在していたこともあるそう。ポーソンによる建物のドローイング
ポーソンによる建物のドローイング

3デザイナー・メーカー・ユーザーとは?

今回の移転をきっかけに、デザイン・ミュージアムは常設展を無料化。本館の目玉となる常設展「デザイナー・メーカー・ユーザー」では、20世紀以降に生まれた様々なデザイン1000点近くが、デザイナー、メーカー(製造者)、ユーザー(利用者)のエリアに分けてディスプレーされる。例えばデザイナー・エリアでは、パリのポンピドゥー・センターの建築で有名なリチャード・ロジャーズ、メーカー・エリアでは2012年ロンドン五輪聖火のデザイン製造過程、そしてユーザー・エリアではウォークマンやミニディスク、iPhone などの政治、音楽、ファッションへの影響力などがそれぞれ紹介されている。マルチな視点からデザイン・建築の世界を探求する機会を与えてくれそうだ。

4注目の展示品

「デザイナー・メーカー・ユーザー」に並ぶ、1000点近い展示品の中でも特に注目されるのは、イタリア発のスクーターVespa の1946年モデル、世界中に影響を与えたとされるジョック・キニアとマーガレット・カルバーのデザインによる英国の道路交通標識、木原信敏氏によるソニーの初代ウォークマン、バラク・オバマ米大統領の大統領選ポスター、世界最初のラップトップなど。一方、有料特別展も定期的に開催される。オープニングとなる「Fear and Love: Reaction to a Complex World」の詳細はこちらを参照。

5今年で9回目、デザインズ・オブ・ザ・イヤー

難民キャンプ
ノミネートされているイケアの難民キャンプ

デザインズ・オブ・ザ・イヤーとは、毎年その年の最も優れたデザインに与えられるアワードで、デザイン・ミュージアムが主催。建築、ファッション、グラフィックス、デジタル、プロダクト、トランスポートの6部門があり、今年ノミネートされているのは、テート・モダンのスイッチ・ハウス、イケアによる難民シェルター、デービッド・ボウイの最後のアルバムのジャケット・デザインなど。芸術性、機能性、実用性など様々な観点からノミネートされた作品が展示される。スポンサーは米保険会社のビーズリー。

Beazley Designs of the Year
11月24日(木)~ 2017年2月19日(日)
料金: 大人 £10

 
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