5 February 2015 vol.1428
山野を駆け抜ける「トレイル・マラソン」の大会に出場してきました。舞台はロンドン郊外ケントの森林公園。スタート直後からいきなり農場の泥地がコースになっていて、走るというより「もがきながら滑る」という感じ。横たわる大木を越えたかと思えば、前の走者のお尻しか見えないような急こう配の坂を上り、くるぶしまで浸かるほどの沼の中を駆け抜けるという非常にハードなレースでした。でも、すごい楽しい。泥水を跳ね飛ばしても、ズボンを散々汚しても、誰にも怒られないんですから。「最悪なレースだったね」と言いながらもまんざらでもなさそうな、出場者たちの泥だらけの笑顔が美しかった!(籠)
ロンドン在住ながら同僚の多くは日本人。英語力が退化しているんじゃないかと心配になることもしばしばです。そこで活用したいなと思っているのがラジオ・ドラマ。同僚の一人は「エコノミスト」誌の音声版を通勤中に聞いているそうなのですが、演劇好きならばやっぱりこちらかな、と。なぜなら英国では一流の俳優たちがラジオ・ドラマに出演していることが多く、サイモン・ラッセル・ビールやロジャー・アラムのような超ベテランから、ベネディクト・カンバーバッチなど旬の俳優まで、様々な俳優たちの「声の演技」を楽しむことができるのです。これでラッシュ・アワーも楽しく乗り越えられるかな?(月)
ロンドン西部ポートベロー・マーケット近くにある「Museum of Brands, Packaging & Advertising」に行ってきました。その名の通り、食品、洗剤などの日用品のパッケージや広告などのコレクションが、時代はヴィクトリア朝から現代に至るまでそろっています。職業柄、気になってしまうのはロゴのデザイン。デザインがほぼそのままのブランドから、イメージを保ちつつ時代に合わせて変えているブランドまで、その販売戦略を勝手に想像しながら見るのはなかなか面白い体験でした。数々の展示品がところ狭しと並んでいるので、ご興味のある方は、時間に余裕を持ってお出掛けになることをお勧めします!(縞)
「なんでロンドンにいるの?」と言われてしまいそうですが、「洋画より邦画」「紅茶より緑茶」「焼きたてのパンより炊きたてのお米」を愛する私。ロンドンの街を散歩するときにも洋楽よりも邦楽を聴くことが多いのですが、耳へと流れてくる邦楽独特のメロディーと目で見る英国の歴史的な街並みのミスマッチ感はなんとも面白く、そのギャップを楽しむのが日課でもあります。こうして異なる地に身を置きながら「日本」を取り入れると、今まで知らなかった良さや楽しみ方に気付かされるものです。もう少し暖かくなったら、グリーン・パークで和書を読んでみるのも良いかもしれませんね。(春)
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