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Mon, 04 July 2022
プロ・テニス選手

宮崎百合子さんインタビュー次の目標は世界のトップ100入り

2020年にコラム「人生の三角波」に登場したとき、テニス・プレーヤーの宮崎百合子(リリー)さんはその前年プロに転向したばかりだった。当時ウィンブルドン選手権出場を目標としていたリリーさんに、2022年のウィンブルドン予選出場権を勝ち取るまでや、次に目指すことなどについて語っていただいた。

英国選手として出場する宮崎百合子選手英国選手として出場する宮崎百合子選手

Yuriko Lily Miyazaki

プロ・テニス選手。1995年東京生まれ。身長168センチ。右利き。幼い時にスイスに移住、そこでテニスに目覚める。東京、ロンドンなどに滞在後、テニス奨学金プログラムにて米オクラホマ大学へ留学。2019年に同大学の大学院を卒業後プロに転向。今年2月WTA リヨンにてシングルス予選を突破し本戦デビュー。WTAシングルス最高199位(2022年3月7日付)、ダブルス最高227位(2022年5月9日付)。趣味は読書、音楽鑑賞、ピアノ、ゴルフ。

2020年の時点で、リリーさんは「ウィンブルドン予選は世界ランキング200位以内じゃないと出られないので、2年以内にこの目標にたどり着きたい」と目標を設定されていました。このたびその宣言通り初出場が決定しました。おめでとうございます。コロナ禍もあり大変だったと思いますが、この2年間の活動について教えていただけますか。

ロックダウン中は3カ月間コートでの練習ができず、Zoomでトレーナーの指導を受けながら、自宅でフィットネスだけ続けていました。その後も試合数が限られていた上、英国からの入国を規制していた国が多かったため、各国のルールに従っての遠征でとても気を使いました。例えば、英国からの入国を認めなかったフランスの試合に出るために、エジプトで2週間試合をこなしてからフランスに向かうなど、あの手この手でルートを模索しました。

ワクチンは遠征先の米国で接種し、PCR検査も数え切れないほど受けました。今年1月の全豪オープン予選が初めてのグランドスラム*でしたが、出国前検査で陽性反応が出てしまい、出発が遅れて練習できないまま試合にのぞみ、力を発揮できなかったという苦い経験もしました。コロナ禍により、世の中の全ての状況を受け入れてベストな対応をすることは、試合中の精神力にも通じると学びました。

日本国籍のまま英国の選手として出場されると聞きました。そのことについてお話いただけますか。

LTA(英国テニス協会)からは、ジュニアのころから英国籍になることを勧められていましたが、日本では重国籍を認められないことからちゅうちょしていました。今回LTAは日本の法律を考慮し、国籍は変えずにテニスに限り英国所属にするという特例をITF(世界テニス協会)に申請し、それが認可されたというわけです。これにより、英国選手としてLTAからのサポートを受け、プロフェッショナルな環境でのトレーニングが可能となったので、とても感謝しています。英国人コーチやプレーヤー仲間も温かく迎えてくれて、うれしく思っています。

ウィンブルドン予選への意気込みを教えてください。

ウィンブルドン出場は子どものころからの夢なので、本戦に近付けるように頑張ります。

ウィンブルドン出場の夢は叶えましたが、次の目標は何でしょうか。

グランドスラム本戦入りを目標に、世界のトップ100を目指します。

最後に、英国在住の日本人読者に向けてメッセージをお願いいたします。

英国所属としてプレーする道を選択しましたが、このチャンスを最大限に生かしてさらに努力を続けることが、日本の皆さまへの誠意であると思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

The Championships, Wimbledon(ウィンブルドン選手権)

6月27日(月)~7月10日(日)
£8~240 チケットはオンラインで販売中
The All England Lawn Tennis Club
Church Road, Wimbledon, London SW19 5AE
Tel: 020 8971 2473
Southfields駅
www.wimbledon.com

 

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