ニュースダイジェストのグリーティング・カード
Thu, 21 November 2024

ニュースダイジェスト主催 フォトコンテスト2021 受賞者発表!

毎回多くの力作が届くニュースダイジェスト主催のフォトコンテスト。第10回となる今年は新型コロナウイルスの影響で、これまでの生活が一変したり、何気ない日常のなかに新しい喜びを見いだしたりと、いつもとは違う思いで過ごした方々の作品が集まりました。その中から選び抜かれた、今年の受賞作を早速見ていきましょう! 

テーマ「コロナ禍の小さな幸せ」

大賞マチュア部門大賞

「早くコロナが収まりますように」 石川 佳里奈さん(英国)

「早くコロナが収まりますように」石川 佳里奈さん

コロナ禍で大学の卒業式もなくすぐに就職のため、レジデンスで過ごしていたあるとき、大雨の後に突然ロンドン市内に半円の大きな虹が出現。消える前に夢中で撮りました。英国では多くの人が「虹」の絵を描いて、NHS への感謝と希望の思いを窓に飾っていたことを思い出し、見ていると幸運が舞い込んで来るようでした。

審査員コメント

この作者のような機動力は大切ですね。美しい一瞬に出会ったとき、躊躇(ちゅうちょ)していればすぐに消えてしまうこともしばしばです。また、この写真は美しいだけではなく、自由に外に出られない状況で、ここに写っている窓の一つひとつに住民が住んでおり、大きく円を描く虹を皆がどこかで見ているという、人とつながっている希望も感じられる素晴らしい写真です。
by Canon Europe
Canon Europe

大賞 キッズ部門大賞

「白ウサギ捕まえたよ!」 渡辺 澪(みお)さん(4歳・英国)

「白ウサギ捕まえたよ!」渡辺 澪さん(4歳)

新型コロナの影響で海外に行きにくくなった分、英国内のいろいろな場所を巡った1年でした。この写真はロンドンの南西部にあるギルフォードで撮ったもので、アリスが捕まえ逃した白ウサギを捕まえて! と言うママの言葉を合図に、皆がポーズを取りました。

審査員コメント

2人の表情と対照的な銅像の少女2人をきちんと画面に入れているのがすごいです。「不思議の国のアリス」を想起させる女の子の服装にウサギの銅像。ルイス・キャロルの物語の世界にこのまま入っていきそうですね。
by Canon Europe
Canon Europe

マチュア部門入賞

「Bliss」 マッキー ぱぴさん(英国)

「Bliss」マッキー ぱぴさん

この写真は、コロナの影響で5カ月間、日本とスコットランドで離ればなれになってしまった私たち5人家族が、やっとまた一緒に生活を始めた最初の休みで行ったビーチでの1枚です。娘の躍動感がそのうれしさを体現しているようで家族の大好きな1枚です。その写真が気に入っていただけて、とてもうれしく思っています。

審査員コメント

真ん中に位置したスコットランドの遠景を境に、夢の世界を思わせる真っ白の雲と青い空が上半分、その雲と空の映った光沢感のある海が下半分と、絶妙に配置された芸術性の高い作品です。地球の表面にも見える海に浮かぶ女の子の軽やかな姿から、彼女の喜びと未来への希望が強く感じられます。
by Takara Shuzo
宝酒造

マチュア部門入賞

「電車鑑賞」 高山 美紀さん(英国)

「電車鑑賞」高山 美紀さん

なかなか遠出もできないなか、久しぶりのお出掛けをした帰りに駅のホームで撮った1枚です。黙って後ろに手を組み、大好きな電車を飽きることなく眺め続ける息子を見て、美術鑑賞をしているみたいだなぁと思い撮影しました。これからも、ささやかな日常の一コマを子どもの成長と共に撮っていきたいと思います。

審査員コメント

手を後ろに組んで、体をやや傾けながら、熱心に電車を見ている男の子の後ろ姿、本当にかわいらしい。皆マスクを着け、乗客もまばらですが、電車を間近に見られて、なによりの1日だったことがよく表現されています。まさにテーマの「コロナ禍の小さな幸せ」ですね。
by JSTV
JSTV

キッズ部門入賞

「手作りお菓子でちょっぴり幸せ」 橋本 衿香(えりか)さん(12歳・英国)

「手作りお菓子でちょっぴり幸せ」 橋本 衿香(えりか)さん(12歳)

賞をいただけると聞いて、とても喜んでいます。私はお菓子作りが趣味で、出来上がったお菓子を携帯電話のカメラで毎回記録しています。この日は天気が良かったので、焼いて丸めたばかりのラングドシャを庭で撮影することにしました。庭の緑を背景に、お菓子に夕日があたっているところが気に入っています。

審査員コメント

コロナ禍で在宅時間が増え、いつもと違う自宅での楽しみ方を見つけた方は多いですが、もともと好きなお菓子作りの腕もさぞ上がったことでしょう。自分の作ったお菓子を早く食べたい気持ちを抑えて撮ってくれた写真に感動しました。
by SAKAI Transeuro Ltd.
SAKAI Transeuro LTD.

審査員総評

今年も素晴らしい作品が勢ぞろいし、大変審査の難しいコンテストでした。コロナ禍にあって、例年より家族を題材にした作品が多く集まったのが今回の特徴ではないでしょうか。また、携帯電話のカメラの性能が向上したことも実感しました。瞬間を捉えるチャンスが増え、今後「写真」というイメージはますます進化していくのでしょう。

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英国 マチュア部門 次点作品

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