Sat, 04 May 2024

英国ニュースダイジェスト
創刊30周年を迎えて

「英国ニュースダイジェスト」は、2015年9月18日を以て、創刊30周年を迎えます。改めまして、広告主の皆様と読者の方々のご支援に心より感謝申し上げます。

この機会に、弊誌の少しユニークな歴史について、簡単にご紹介させていただきます。

弊誌は、スコットランドにあるスターリング大学の日本語研究室で創刊されました。初代編集長の名は、ブライアン・ケイ。広島で3年にわたり技術者として働いた経験を持ち、当時は同大学における日本語研究室のコンサルタントを務めていました。

そのころ、正式な文書を執筆するために一般的に使われていた道具はワープロ。しかも英国では日本語のタイピングができるワープロは希少という時代でしたが、とある日系メーカーより最新鋭のワープロを2台ご寄贈いただき、日本語情報誌 の発行が可能になったと聞いています。やがてロンドンにオフィスを移転し、姉妹誌となるフランスニュースダイジェスト、ドイツニュースダイジェストを創刊。ケイ氏が2000年に死去した後は経営母体が何度か入れ替わり、2005年より森美江が発行人を務めさせていただいています。また現在、弊社が手掛ける業務は英国ニュースダイジェストの発行にとどまらず、ウェブサイトやSNSの運営、さらにはウェブサイト・デザイン制作や印刷手配、翻訳とその内容を多様化させてきました。

現在の弊社には、創刊当時の社員は誰一人残っていません。弊社社員よりも長く英国ニュースダイジェストとお付き合い いただいている広告主及び読者の方々から、その歴史を教えていただくこともしばしばです。9月18日を創刊30周年の節目として迎えるに当たり、現在お世話になっている方々だけでなく、これまで弊社にかかわってくださったすべての皆様へ感謝とお礼の気持ちを示したいとの思いから、弊誌の歴史について簡単に触れさせていただきました。

引き続き英国ニュースダイジェストの発行を中心とする様々なサービスを提供することで、少しでも皆様のご恩に報いることができるよう、社員一同取り組んで参ります。

今後とも、英国ニュースダイジェストをよろしくお願い申し上げます。

英国ニュースダイジェスト
編集長 長野雅俊

30年を振り返る

1985年の創刊から30年。その間、時代は流れ、英国ニュースダイジェストもその形を変え続けてきました。創刊号から最新号まで、一面(表紙)を5年ごとに振り返ることで、その移り変わりをまとめてみました。
1985年9月18日発行 創刊号
記念すべき英国ニュースダイジェストの創刊号。見た目はかわら版のよう
1985年9月18日発行
1990年9月19日発行
「発行所」の欄には、既にロンドンに移転したオフィスの住所が記載
1990年9月19日発行
1995年10月5日発行
紙質が上質に。欧州連合の統一通貨名が「ユーロ」となったニュースがトップ
1995年10月5日発行
2000年10月19日発行
初代編集長にして後に社長となったブライアン・ケイ死去のニュースが
2000年10月19日発行
2005年9月22日発行
全ページがカラー印刷に。この年に号数は1000号を超えた
2005年9月22日発行
2010年9月23日発行
記事がすべて横書きになり、右綴じから左綴じに変わる
2010年9月23日発行
2015年9月17日発行
最新号。今後も時代の趨勢(すうせい)を見つめながら変わり続けていきます
2015年9月17日発行
 

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