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Sun, 17 November 2019

ロンドンで自家焙煎するカフェ

こだわり出すと実は奥が相当深いコーヒーの世界。本当においしくコーヒーを飲むためには、炒りたて・挽きたて・淹れたての「3たて」がそろわなければならないとされる。このうち「挽きたて」そして「淹れたて」は大抵のカフェで飲むことができるが、肝心の「炒りたて」を出すための焙煎機を備えた店はそう多くはない。そこでコーヒーにこだわりを持つ人々を引きつけて止まない、ロンドンで自家焙煎を行うカフェを紹介する。(大久保詩子、本誌編集部)

ロンドンのトレンド最先端に立つ人気店
Caravan

近年、大規模な再開発計画が進められているセント・パンクラス駅付近にオープンしたばかりの多目的施設グラナリー・スクエア内に、巨大カフェ「キャラバン」が出現した。店内は平日の午前中から若者でいっぱいで、週末ともなると入店に際して順番待ちとなることも珍しくない大人気店。まるで打楽器を演奏するかのように噴射のリズムを奏でる噴水近くのテラス席も良いが、来店客たちの楽しげな会話がこだまする開放感たっぷりの店内席も捨てがたい。そして店の奥まで足を延ばせば、無造作に積み重ねられたコーヒー豆入りの麻袋と大型の焙煎機が置かれた作業場のような空間に行き着く。常に2種類以上を用意しているという日替わりのフィルター・コーヒーを飲むのであれば、一つ聞けば十以上教えてくれる店員にお勧めを尋ねるのが一番。取材時に複数の店員に尋ねたところ、一番人気はコスタリカ産の「ブラック・パール」だった。ブラックで飲んでもクリーミーさとフルーティーさを知覚できる異色のコーヒーだ。

Caravan

Caravan
店名 Caravan
住所 1 Granary Square, London N1C 4AA
TEL 020 7101 7661
最寄り駅 King's Cross / St. Pancras駅から徒歩5分
Website www.caravankingscross.co.uk
オープン 月・火 8:00-22:30、水・木 8:00-23:00
金 8:00-0:00、土 10:00-0:00
日 10:00-16:00
*Exmouth Marketに姉妹店あり
 

客席よりも作業場の方が大きい本格派
Nude Espresso Roastery

あらかじめその場所を知らなければ辿り着くのは困難と思われる、まさに隠れ家的な存在のコーヒー焙煎所。旧オールド・トルーマン・ビール蒸留所の向かい側にある、トラック1台がやっと通過できるほどの狭い門がその目印だ。この門をくぐり、小道を通り抜けると行き着く駐車場の隅でその焙煎所はひっそりと営まれている。敷地内の大部分は焙煎作業用のスペースであり、カフェはあくまで「おまけ」といったような扱い。急ごしらえをしただけといった印象を与えるカウンターで注文すると、店の外に統一感の全くないテーブルを置いただけの席でコーヒーを飲むことができる。優雅な雰囲気など望むべくもないが、コーヒーに関する店員の知識とこだわりは別格。天気が良い日には、十数時間を費やして熱湯ではなく冷水で淹れたという世にも珍しい「コールド・ブリュー」を試したい。アイス・コーヒーというとミルクと砂糖をたくさん入れて飲みたくなるが、ここでは濃密なコーヒーそのものの味を冷たくさっぱり味わってみたい。

Nude Espresso Roastery

Nude Espresso Roastery
店名 Nude Espresso Roastery
住所 The Cooperage Yard, Old Truman Brewery,
91-95 Brick Lane, London E1 6QL
TEL 07756 303 537
最寄り駅 Liverpool Street駅から徒歩10分
Website www.nudeespresso.com
オープン 月~金 9:30-17:00
*Hanbury Street、Soho Squareに姉妹店あり
 

あらゆる方式でコーヒーを味わえる
Ozone Coffee Roasters

周辺の道路にまでコーヒーの香りを漂わせる店内に入った途端、カウンター越しに響く「コーヒー・イズ・アップ!」の声。来店客には笑顔を振りまきながらも、いざコーヒーを淹れるとなると真剣な眼差しに変わる店員の目の前には、コーヒーを淹れるためのあらゆる機器が並べられている。常に数種類用意しているというエスプレッソ・マシンによるコーヒーに加えて、ペーパー・ドリップ、エアロプレス、サイフォンなどお好みの方式で淹れてもらうことが可能。店のこだわりを感じたいのであれば、料金が若干割高で時間もかかる「ソフト・ブリュー」をお試しあれ。化学の実験で使うような機材で淹れたエチオピア産コーヒー「グジ・シャキソ」は、飲み口は爽やかなのに口の中で徐々に苦味が広がっていく。「コーヒーを味わうだけでなく、香りを嗅ぐ、豆をすくう音に耳を澄ませる。そうやって身体全身でコーヒーを体験できるのが自家焙煎所の醍醐味」という店員の言葉を信じて、焙煎機を忙しなく稼働させている地下ものぞいてみてほしい。

Ozone Coffee Roasters

Ozone Coffee Roasters
店名 Ozone Coffee Roasters
住所 11 Leonard Street, London EC2A 4AQ
TEL 020 7490 1039
最寄り駅 Old Street駅から徒歩3分
Website www.ozonecoffee.co.uk
オープン 月~金 7:30-17:00、土・日 9:00-16:00
 

ロンドンのショッピング街にある希少な焙煎店
Tap Coffee

2012年にオープンしたばかりの新店舗。大型チェーン店が乱立するロンドン中心部オックスフォード・ストリート近くで、こだわりのコーヒーを提供する希少な場所となっている。その特徴は、自家焙煎店としては珍しい機能性を兼ね備えたバランス感覚だ。入口近くのバー・エリアに並べられたサラダやサンドイッチを注文し、ナイフとフォークをつかんで着席するまでほんの数分。そんなファストフード店にも負けない簡易で迅速なサービスを提供しながらも、コーヒーの質では決して妥協しない。全部で20席前後しかない店内の突き当たりにある小部屋に置かれた焙煎機が、そのこだわりを物語っている。ジャム瓶に注がれる「ジャム・ジャー・アイス・ラテ」は、家庭的な見かけとは裏腹に、引き締まったシロップとミルクの甘味がコーヒーの苦みに溶け込む様がもはや職人芸。店内はリラックスした雰囲気が醸し出されており、Wifi環境も整っているので、ノート・パソコンを開いて仕事や勉強するにもぴったりだ。

Tap Coffee

Tap Coffee
店名 Tap Coffee
住所 193 Wardour Street, London W1F 8ZF
TEL 020 7580 2163
最寄り駅 Tottenham Court Road駅から徒歩3分
Website www.tapcoffee.co.uk
オープン 月~金 8:00-19:00、土 10:00-18:00
日 12:00-18:00
*Tottenham Court Road、Rathbone Placeに
姉妹店あり
 

初秋にフルーティーなコーヒーを
Workshop Coffee Co.

地下鉄バービカン駅とファーリンドン駅の間に位置するカフェ。黒いシンプルな外観の店舗に一歩足を踏み入れると、中は奥行きがあり、意外なほど広めの造りとなっている。中央にカウンターを構え、照明を暗くした店内はカフェというよりバーのような雰囲気。男女2、3人で集いミーティングをする姿や男性同士でコーヒーを楽しむ姿が目立つ。お勧めはエチオピア産のオーケ・ビレ。軽く焙煎した豆から淹れたコーヒーは色が薄く、一見紅茶であるかのような印象を受ける。カップに注ぐとほのかにオレンジの香りがし、コーヒー本来の香りと相まって心がほっと癒されるよう。飲んでみるとかすかに酸味があり、口当たりが爽やか。フルーティーな味わいのこのコーヒー豆は、生産者から直接買い付けたものだとか。合わせてフードを頼むならフォカッチャ。ボリュームのあるパン生地に新鮮であっさりとした味付けの赤ピーマンやキュウリを挟み、コーヒーの爽やかな風味を損なわない一皿となっている。店奥の巨大な焙煎機も一見の価値あり。

*このお店は閉店しました。ロンドン市内の他の支店は営業中です。詳細はウェブサイトをご確認ください。

Workshop Coffee Co.

Workshop Coffee Co.
店名 Workshop Coffee Co.
住所 27 Clerkenwell Road, Clerkenwell
London EC1M 5RN
TEL 020 7253 5754
最寄り駅 Barbican/Farringdon駅から徒歩10分
Website www.workshopcoffee.com
オープン 7:30-22:00(月は18:00まで)
土・日 8:00-18:00
 
 
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*本文および情報欄の情報は、掲載当時の情報です。

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