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Fri, 18 October 2019

佐藤琴乃さん
Violinist / SIREN Director


佐藤琴乃さん
肩書き
バイオリニスト、SIREN ダイレクター
経歴
桐朋学園高等学校音楽科で学んだ後、奨学生として英国王立音楽院に留学。BMus(学士課程、1st Class)とMMus(修士課程、Dip.RAM)を取得する。現在はロンドンを拠点として、クラシックからポップスまで幅広いジャンルをこなすバイオリニストとして活動。2006年に4人組のパフォーマンス集団「SIREN」を結成。08年には同メンバーとSIREN LIVE LTDを立ち上げ、現在は同社のダイレクターを兼任。「SIREN」の経営管理、スケジュール調整、出演交渉、PRなどを行う傍ら、様々なアーティストとの共演や録音参加に加えて、企業主催イベントなどに出演している。
www.kotonosato.com
www.sirenstringquartet.com

どんな仕事にも
対応できるだけの準備が必要

「SIREN」が結成された経緯を教えてください。

米デュオのナールズ・バークレーが2006年に行った欧州ツアーでストリング・カルテットとして結成されたのがきっかけです。ツアーを経てメンバー同士が意気投合し、その後はグループとしての演奏を行うようになりました。

普段はどのような活動を行っていますか。

現在はレパートリーにクラシックからポップスまであらゆるジャンルをそろえた演出により、アコースティック楽器に加えて緑色に統一した奇麗な電子楽器でも演奏する多彩なストリングス・アンサンブルとして活動しています。主な舞台となるのは企業イベント。バロック音楽を代表するビバルディの曲をビートを刻みながら演奏したり、英作曲家のカール・ジェンキンスの名曲「パラディオ」を披露したりといった具合です。昨年はラグビーのワールド・カップの決勝におけるホスピタリティー・イベントにメイン・アクトとして出演したほか、今年1月には今井美樹さんのロンドン公演で演奏させていただく機会に恵まれました。

また私個人の活動としては、昨年に英ロック・バンドのブラーがワイト島音楽フェスティバルに出演した際や、英歌手アデルのカムバック公演などに参加しました。そのほか、様々なアーティストによるスタジオ・レコーディングにも携わっています。

SIRENのメンバーはそろって名門音楽学校の出身だとうかがいました。

何ごとにおいても基礎を習得し、専門性を築いた上での応用力が問われるのだと思います。その意味で、英国王立音楽院で質の高い専門教育を受け、また素晴らしい音楽仲間に出会えたことは大きな収穫でした。また同校では驚くほど様々な音楽に触れ合う機会が用意されています。ジャズ科やミュージカル科の授業を聴講できたり、現代音楽学科が行う録音作業に参加したり、さらには他大学のオーケストラに助っ人として駆り出されたり。こうした様々な経験と基礎、厳しい訓練を重ねたメンバーだからこそ、幅広い活動が出来るのだと思います。

プロとして活動する上で大切なことは何ですか。

まず大学在学中は練習に集中できますが、プロとして活動するようになると出演交渉、PRに移動までありとあらゆることを自分でこなす必要があります。またロンドンには各種イベントなどを通じて音楽を演奏する機会が数多くありますが、それはつまり、様々な音楽的背景を持った人と共に演奏するよう求められるということを意味します。室内楽団の一員として演奏する際には何よりも音質にこだわらなければならない一方で、ロック・コンサートでは大音量の中で踊りながら演奏することを求められたりもするわけです。だから、どんな業界の方からお声を掛けていただいても対応できるだけの準備と柔軟な対応力が必要。どんなジャンルを要求されてもこなせるようにしようという意識は、実社会に出てからより強く持つようになったと思います。

シリアでのツアーの思い出
逆手のバイオリニスト

英国の覆面音楽プロジェクト「ゴリラズ」のワールド・ツアーにて内戦勃発前のシリアで行った公演に参加した際に、現地のオーケストラと一緒に演奏を行いました。オーケストラのメンバーは英語をほとんど解さなかったのですが、それでも楽譜を目の前に置くだけで演奏が共にできることに感動。またこのオーケストラのメンバーの中に、弦を左手に、本体を右手に持つ「逆手のバイオリニスト」を見つけたときは「こういうのもありなんだな」と不思議と納得したことを覚えています。
 
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