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Sun, 22 September 2019

ダンカン・バートレットさん
Duncan Bartlett
A Founder of Japan Story

ダンカン・バートレットさん
肩書き
ジャパン・ストーリー創業者
経歴
1967年3月16日生まれ、ロンドン出身。英公共放送BBC及び民放局ITNに22年にわたり勤務。BBCでは、経済やビジネスを中心とする日本関連の話題を世界各国の視聴者に伝える番組「World Business Report」の司会を務めていた。過去には「エコノミスト」誌、欧州商工会議所、日本の外務省が主催する講演会や会議に登壇。BBCを退職後、「ジャパン・ストーリー」を創業した。同事業において、国際的なチームで働く日本人向けにコミュニケーションの技術を指導することを目的としたワークショップを開催中。
http://japanstory.co.uk

上手く話すようになるには
まずよく聞くことが必要

「ジャパン・ストーリー」では主にどのような活動を行っていますか。

スピーチの技術を指導する日本人向けワークショップを開催しています。人前で話すというのは決して簡単な作業ではありません。しかし十分な準備を行い、実用的なアドバイスを得ることができれば、その負担をかなり軽減することができます。

なぜ日本人を主な対象としているのでしょうか。

BBCで働いていた時代に多くの日本人の方々と交流する機会に恵まれて日本を好きになったというのが一つ。もう一つは、スピーチの訓練を必要としている日本人の方々が思いのほか多くいることに気付いたからです。米国では幼いころから人前で話す練習をします。日本ではそのような訓練を受けることは稀でしょう。実際のところ、人前で話すと緊張してしまうとこぼす日本人は少なくありません。

ただし、人前で話すという恐怖は練習すれば克服することができます。私自身を例に挙げましょう。まだ小学生だったころ、同級生の前で詩を朗読する機会がありました。しかし、恐怖で足がすくんでしまった私は泣き出してしまい、朗読することができなかったのです。この一件があってから、私はある教室に通い、そこで詩や戯曲の朗読の仕方を練習しました。BBCに入社後はさらなる訓練を積み、また同僚などからのアドバイスも得られるという幸運に恵まれ、今では人前で話すことについて大きな自信を持っています。

スピーチ能力を向上させるためにはどんな努力をすれば良いのでしょうか。

他人の話を注意深く聞くことが何よりも大切です。とりわけ講演会などにおいては、基調講演を行う人の話に耳を傾けるようにしましょう。上手く話す人になりたいのであれば、まずはよく聞く人にならなければなりません。話し手の言葉に耳を傾け、表情や身振り・手振りに気を配り、話の主旨が何であるか理解することに努めます。そして話し手は聞き手にどのような行動を取ってほしいと思っているのだろうかと想像してみてください。その時考えたことは自身が話し手になった際に必ず役に立ちます。逆に自分が話し手になった際には、聞き手が誰で、彼らに何をして欲しいのかをきちんと考えることが必要です。

日本人による印象深いスピーチの例を挙げていただけますか。

良いスピーチの条件は「単純明快である」「覚えやすい」の2点につきます。安倍首相が掲げる「3本の矢」はまさにこれらの条件を満たしているのではないでしょうか。この表現を耳にすると、矢が前方へと放たれ、難敵に立ち向かっていく様子を思い浮かべることができます。さらには戦国大名である毛利元就が述べた「1本の矢では簡単に折れるが、3本にまとめるとなかなか折れない」という教えを連想する方々も多いでしょう。たとえこの「3本の矢」が象徴する「金融政策」「財政政策」「規制緩和を中心とした成長戦略」の内容を把握せずとも、「3本の矢」という表現はずっと聞き手の頭の中に残るのです。安倍首相は聞き手が誰であるか、そしてその聞き手に自分の話したいことをどう伝えれば良いのかをよく理解していると思います。

ジャパン・ストーリーについてご紹介

ジャパン・ストーリーではコミュニケーションの指導を行うワークショップを開催。またロンドンの日系企業の皆様に向けての研修コースも提供しています。
www.japanstory.co.uk

 
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