トム・クルーズに不意打ち強行離婚
「ミッション: インポッシブル」
女優ケイティ・ホームズ(33)が、結婚5年半、歳も実績もすべてが格上の夫、トム・クルーズ(50)の不意打ちを狙い離婚届を申請、わずか2週間足らずで和解に達した。さすが映画「ミッション: インポッシブル」で不可能を可能にするエージェント役の妻だけあった強行突破だ。
青春ドラマで人気を呼ぶアイドル女優が、部屋にポスターを貼っていた大ファンの芸能人と恋人同士になり、結婚、出産、ついには離婚に至るなんて、本人はつゆとも想像しなかっただろう。しかし世間は、7年前のあの「ソファ事件」——番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」に出演したクルーズがセットのソファに飛び乗ってホームズへの愛を告白する度肝アクション——から、今の状況を多少なりとも察していたのではなかろうか。
離婚に向けて争点となったのは、一粒種である娘スリちゃん(6)の親権で、ホームズは自身に有利なニューヨークで離婚を申し立てた。型通り「解決しがたい不和」を理由に、娘の単独親権、主要同居親権、及び適切な額の教育費と資産一部の請求を裁判所に提出。共同親権でないのは、クルーズの信奉するカルト教団、サイエントロジーに娘をこれ以上、深入りさせたくないという親心。なんでも、夫がスリちゃんの親元離れての教団寄宿を望んだというからおだやかではない。この間、ホームズがアイスランドで映画撮影中の夫を一瞬訪ねただけですぐ帰国、しかも本宅のあるロサンゼルスではなくニューヨークに滞在して、ひっきりなしに娘を連れ回す姿をパパラッチされたのも、離婚への用意周到な戦略だったといえまいか。
今回、格好の出物に飛びついたメディアだったが、離婚協議が超スピード合意となってしまって、完全な肩透かしに。それを尻目に、新作映画「モリー」でシングル・マザーを演じることが決まったホームズ。まさかの離婚便乗!?