10歳で歌手デビュー、旋風起こす
私の名前はウィロー・スミス。ミレニアム生まれの10歳よ。去年の9月に、「ホイップ・マイ・ヘアー」ってシングルで歌手デビューして、今世間からずいぶん騒がれているの。「ジェイ・Z」っていう、歌手ビヨンセのダンナさんでラップ界の大ボスがいて、このおじさんのレコード・レーベル「ロック・ネイション」から出したんだ。ほら、♪アイ・ホイップ・マイ・ヘアー・バック・アンド・フォース♪ってしつこいくらいリフレインして、歌舞伎の連獅子みたいに頭をぐるんぐるんまわしているミュージック・ビデオ、観たことない? かなりヒットしたのよ。
エッジーな髪型や、奇抜なファッションがトレードマークで、よく歌手リアーナのミニチュア版って言われる。名前の柳(ウィロー)みたいに細っこい身体と愛らしい笑顔もチャーム・ポイントだと思うんだけど……。どうやって発掘されたかって? あのね、私のパパは映画「メン・イン・ブラック」シリーズに出ていて、ラップの歌でグラミー賞をもらったことがある、コミカルなイケメン俳優、ウィル・スミス(42)。映画「アイ・アム・レジェンド」では親子役で共演したこともあるの。女優のママ(ジェイダ・ピンケット)とはオーディションで知り合って再婚、私たち兄妹が生まれたのよ。
お兄ちゃんのジェイデン(12)は、パパの映画「幸せのちから」で子役デビュー。最近ではリメイク版「ベスト・キッド」でカンフー・ヒーロー、ジャッキー・チェンと共演してる。要するに私、7光×3の21光。しかも、歌がけっこう上手いしかわいいから、あっという間にキッズ・スターになっちゃった。
学校の勉強? 九九? う〜ん、売れちゃえばこっちのもの。それより「個性」が大事でしょ。
ウィローちゃんの想像インタビューでした。