いないと困る「X」審査員
歌手選抜番組「Xファクター」の審査員の中で、ビジュアル的には一番インパクトの薄い「フツーの」男色オジサン、ルイ・ウォルシュ(58)。しかし、主役であるサイモン・カウェル(51)と一緒に、初回から7回目の今シリーズまで出演しているのは彼一人(一度、クビになりかけたが)。いないと困る名脇役といったところか。
2回目のシリーズで、審査員シャロン・オズボーン(58)から「うすのろ!」とコップに入った水をかけられるという洗礼を受けて以来(怒りのあまりスタジオを飛び出し、辞めるとゴネたが、後シャロンと親友に)、「おちょくり半分サイモンに噛み付く」「歯に衣着せない」、ときに「イヤミ」な「ルイ・スタイル」を確立した。特に今回は、シェリルが来年、米版「Xファクター」に行く可能性が濃厚になったからか、彼女に対する口撃が激しくなってきた。
放送中、「おおシェリル、これは君のためだけの番組じゃないんだから」と横ヤリを入れてきた彼女をバッサリ。タブロイドのインタビューでも、前後の文脈から言って彼女と取れる人物を指して、「誰かは言えないけど、本番中とそうでないときとの態度がガラッと違う人がいる」「スパイス・ガールズ人気で露出の激しいゴミみたいなドレスや嘘っぱちの日焼けと豊胸が流行になった。で、今度はワグたちが見本になって、世の中、脳みそよりいかに外見がよく見えるかに重きを置くようになってきた。ケリー・カトーナやジョーダン、パリス・ヒルトンを見てよ」と、止まらない。
これまでボーイゾーンを筆頭に、ウエストライフ、ガールズアラウド、最近ではJLS、ジェドワードら15組以上のマネージャーを務め、29曲を英シングル・チャート1位に送り込んだ音楽業界のベテラン。失うものは何もない!?