昨夏、女優ケイト・ボスワースと別れて以来、やたらと愛犬Sidiを連れた姿がタブロイド紙に載っているオーランド・ブルーム。まるで川島なおみだが、最近も雑誌「GQ」の「メン・オブ・ザ・イヤー」授賞式で、両人(匹?) ともビシッと光沢のあるグレー&ブラックの 色味でコーディネートしていた(犬は地毛だが)。ともかくこのグレーハウンドに似た猟犬サルーキは、オーランドを男臭く見せるのに一役買っているのは確かで、イメチェンの小道具かと穿ってしまう。
その点、エリザベス女王の犬好きには年季が入っている。即位してから55年の間に、30匹のコーギー犬(正式にはウェリッシュ・コー ギー・ペンベローク)を飼い、コーギーとダックスフントとをかけあわせた新種ドーギーを作り出し、ラブラドールやコッカー・スパニエルの繁殖、飼育を手掛けるいわば犬のエキスパート。映画「クィーン」でヘレン・ミレン演じる女王の足下に常時、4匹のコーギーがまとわりついていたが、歴代首相はこの犬たちとお近づきになることが女王と昵懇(じっこん)になる秘訣といえるかも。そういえば、アン王女のブルテリアが女王のコーギーに噛みつき、安楽死させたなんて話もあった。
ほかにも、愛犬2匹を自身の番組の看板犬で 登場させていた女装リリー・サベージことポール・オグレーディーや、別れた俳優オリビエ・マルティネスより彼の犬に未練たっぷりのカイリー・ミノーグ、犬の親権を争ったキルステン・ダンストとジェイク・ギレンホールら愛犬家セレブは無数。
パリス・ヒルトンというエセもいた。大きくなり過ぎたチワワを母に押しつけ、小さいのに交代。ならハムスターにしろって。