ドイツではヤオホ氏のように結婚せずに何年も一緒に暮らすカップルが多い。そこで気になるのは、なんといっても今結婚に踏み切った理由。結婚式も披露宴も、2人が住むベルリン・ ポツダム地区のサンスーシ庭園にある教会とオランジェリー宮殿という観光名所で行われたにもかかわらず、メディア関係者も完全にシャットアウト。話を聞き出すことは、無理そうだ。
このニュースに「多くのファンがいる有名人 なんだから、もう少しオープンにしてもいいの に」と不満の声が聞こえる一方「結婚は個人的なもの。プライベートの時間を大切にするのは当然」と支援する声も。わざわざサッカーW杯 期間中に結婚したのも、W杯関連ニュースの陰に隠れれば、との思惑があったのかもしれない。
W杯期間中といえばもう1人、大会組織委員長を務めたドイツ・サッカー界の大御所、フランツ・ベッケンバウアー氏(60)も、ドイツ 対スウェーデン戦の前日の6月23日、長年交際していた恋人ハイディ・ブルメスターさん (39)と電撃結婚。
ベッケンバウアー氏の場合は以前から、2番目の妻との離婚成立後、再々婚することをほのめかしていたが、その場合はもちろんW杯終了後だとばかり思っていただけに、周囲は驚きを隠せない。1日3試合観戦というハード・スケジュールの合間を縫って、誓いの言葉を交わしたことで、メディアの注目をある程度かわすことに成功したといえよう。ちなみにこの2人にも、2人の子供がいる。
そういえばW杯で活躍したドイツ代表主将、ミヒャエル・バラック選手も5歳を筆頭に3人の子供の父親。長年のパートナーで、子どもたちの母親ジモーネ・ラムベさんとは結婚はしていないが、ヤオホ、ベッケンバウアー両氏に続いて、ゴールインも間近かもしれない。
7月8日付「Die Welt」紙 "Alte Liebe, neues Gluck"
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